Season2
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2人が大差なく進み、最終関門にたどりついた。
マイク「さあ、早くも最終関門!かくしてその実態は...一面地雷原!!地雷の位置はよく見りゃわかるようになってんぞー!!目と足酷使しろぉ!!
ちなみに地雷は競技用で威力は大したことねぇが音と見た目は派手だから失禁必至だぜぇ!!」
相澤「人によるだろ」
轟は迷う事なくさっさと地雷ゾーンの中を進んでいった。
『(なるほどね..これは一気に畳み掛けられる)』
莉紗は地雷ゾーンには入らずライバルたちが進んでいくのを眺め始めた。
轟「(なるほどな、先頭ほど不利な障害だ。エンターテイメントしやがる...
!!)」
轟の背後に爆豪が迫った。
爆豪「へっ!俺は関係ねぇえ!!」
爆破の威力であっという間に轟を追い越した爆豪。
爆豪「テメェ!!宣戦布告する相手を間違えてんじゃねぇよ!!」
そう怒鳴りながら爆豪は轟に向かって手のひらをかざし爆破をさせた。
マイク「ここで先頭が変わったー!!!!喜べ、マスメディア!!お前ら好みの展開だぁ!!!
さぁさぁさぁ!後続もスパートかけてきたぁ!!だが、引っ張り合いながら、先頭はリードか?!」
莉紗は轟や爆豪、他の生徒達が進むのを眺めていた。
ある程度の人数が地雷ゾーンに入っていったのを見届け..
『(そろそろいいか....)』
莉紗は自分が今出せる最大限の竜巻を出して、先頭の轟、爆豪に向かって飛ばした。
竜巻は進路内にある地雷を爆破させながら通過していき近くを進んでいた生徒たちは地雷で飛ばされる者、竜巻に巻き込まれ吹き飛ばされるものなど前を進んでいた生徒達を確実に巻き込んでいた。そして、先頭で出し抜き合っている爆豪と轟も猛スピードで迫ってくる竜巻に気づき竜巻を避けるために横に移動し歩みを止めてしまった。竜巻は地雷ゾーンを抜けゴールの方まで続いて行った。
莉紗は竜巻が地雷を爆破させることにより自分の進路を確保しつつ、他プレイヤ―への妨害も同時に行った。そして、地雷がなくなったスペースをフルパワーのダッシュウィンドで加速し、一気に轟と爆豪を追い抜いた。
『2人とも出し抜き合いに夢中だなんて余裕だね!早くしないと後続も私の作ったセーフティーゾーン駆けてくるよ!』
マイク「おーっと!!元2位の風舞!傍観して動かねぇと思ったら、自分の出した竜巻で地雷を爆破させライバルたちの進行を妨害しつつ自分の進路も確保!!そして一気に先頭を追い越しちまったぁ!!!こりゃクレイジー!!ホントにこの前まで中学生だったのかぁ?!見事な作戦だぁ!!」
相澤「個性を使って1位キープも可能だった中で、無理に轟を越さずに後ろについていたのもその後のレース展開への備え..つまり温存だ。その場の状況への対処だけじゃなく、数歩先の展開への事前戦略の組み立てが際立ったな」
『(この後の競技にも備えなきゃならないし....いいところベスト3には入っておきたいな...ゴールまでの道のり、轟・爆豪コンビがどこまで追い上げてくるか見て決めるか...)』
そんなことを1人思っていると後方で大爆発が起こり、全ての選手が何事かと足を止めて振り返った。
大爆発の煙の中から出てきたのは.....
マイク「A組緑谷!!!爆風で猛追ー!!!
つーか抜いたー!!」
第1関門のロボインフェルノの部品に捕まり爆風に飛ばされ大ジャンプした緑谷。
轟と爆豪の頭上をあっという間に超えていった。
爆豪「デク!!俺の前を行くんじゃねぇー!!」
爆豪が緑谷を追った。
轟「(後続に道作っちまうが...莉紗も追わなきゃならねぇからな。後ろ気にしてる場合じゃねぇ!)」
マイク「元先頭の2人が足の引っ張り合いをやめ、緑谷を追う!!」
緑谷は失速し、そのまま地面に向かって落ちて行った。そこを爆豪と轟が緑谷を越そうとしたその時....
緑谷は爆豪と轟の間で手にしていた破片を地面に叩きつけた。地雷が爆発し緑谷は更に吹き飛ばされ先に進んだ。
その爆風で轟と爆豪は左右に吹き飛ばれそうになったが、すぐに氷結と爆破で態勢を立て直し走りだした。
轟「チィッ!」
爆豪「クソっ!!」
そして緑谷は今度は莉紗に猛追していった。
再び近くで爆音が聞こえたと思い後ろを振り返った莉紗の横を緑谷がものすごい速さで追い越していき目を見開いた。
『はっ?!』
驚いた莉紗はダッシュウィンドで加速し緑谷になんとか追いついたが、地面に体勢不利なまま落ちそうな緑谷が今度は莉紗の背中に捕まり莉紗の体を横の方に放り投げた。そして、莉紗が自分の背後に出していた追い風を利用し着地点を伸ばし、後続が追いつくまでの時間を稼いだ。
マイク「緑谷ー!間髪入れず後続妨害したうえ、追いついた風舞を妨害し風舞の個性を利用しリードを進めたぞ!!」
なんとか着地し、2、3度転がると体制を立て直しラストスパートを走り出した緑谷。
一方放り投げられた莉紗は、風を使って受け身を取り体勢を立て直し走り出したが、その時間ロスで轟と爆豪も追いついていた。
マイク「イレイザーヘッド!お前のクラスすげぇな!!どういう教育してんだぁあ!!」
相澤「俺は何もしてねぇよ。奴らが勝手に、火つけ合ってんだろ」
普通に走って逃げ切る緑谷を、莉紗、轟、爆豪は個性を駆使して緑谷を追った。
マイク「今、スタジアムに戻ってきたその男..もしくは女は?!
緑谷出久だぁ!!!」
最終的に、莉紗はこの後の競技に向けダッシュウィンドは最低限だけ使用した。
そのため、頻発し個性駆使した轟爆豪にタッチの差で追い抜かれてしまった。
そして、他の選手も続々とゴールし、第一種目の障害物競争は幕を閉じた。
ミッドナイト「それじゃあ結果をごらんなさい!!」
1位 A組 緑谷出久
2位 A組 轟焦凍
3位 A組 爆豪勝己
4位 A組 風舞莉紗
5位 B組 塩崎茨
6位 B組 骨抜柔造
7位 A組 飯田天哉
8位 A組 常闇踏影
9位 A組 瀬呂範太
10位 A組 切島鋭児郎
そして鉄哲、尾白、泡瀬、蛙吹、砂藤、障子、麗日、八百万、峰田、...以下略
ミッドナイト「予選通過は上位42名、残念ながら落ちちゃった子も安心なさーい?まだ見せ場は用意されているわぁ?そして、次からいよいよ本戦よ。ここからは取材陣も白熱してくるよ!気張りなさい!」
『(42名...やっぱり温存しておいてよかった)』
ミッドナイト「さあて第2種目よ。私はもう知ってるけど、何かしら...なにかしらぁ..?
言ってる側から!これよ!」
第2種目:騎馬戦
上鳴「騎馬戦!?俺ダメな奴だ...」
ミッドナイト「説明するわ、参加者は2人~4人のチームを自由に組んで騎馬を作ってもらうわ。基本は普通の騎馬戦と同じルールだけど1つ違うのが、先ほどの結果に従い各自にポイントが振り分けられること!」
麗日「つまり、組み合わせによって騎馬のポイントが違ってくるってこと..」
芦戸「あー!」
ミッドナイト「あんたたち!私がしゃべってんのにすぐ言うね!!!」
麗・芦「.....;」
ミッドナイト「ええ、そうよ。そして、与えられるポイントは下から5ずつ。42位が5ポイント、41位が10ポイントと言った具合よ。そして、1位に与えられるポイントは...1000万!!!!」
緑谷「........?
い.....1000まん?!?!」
『(ホンっトに良かった...温存作戦にしといて...)』
ミッドナイト「そう、上位の奴ほど狙われる下剋上サバイバルよ!!」
波乱の予感しかない騎馬戦が間もなく始まる。
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