Season1
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とある日の中休み
2時限目と3時限目の間にある20分間の休み時間。
『(おーいお茶が売り切れなのは中々テンション下がる....』←大のお茶好き
喉が乾き、好物の飲み物を買いに購買に行ったが目当ての飲み物が売り切れで落ち込みながら教室へ戻っていると...
芦戸「女子集合~!」
芦戸の声が廊下にまで響いた。
『(何故女子限定?)』
教室では葉隠、芦戸、耳郎が耳郎の席の近くで話していた時突如芦戸が女子に招集をかけた。
芦戸「風舞いないじゃん!」
葉隠「莉紗ちゃん、どこ行ったんだろー?1番気になるのに〜」
耳郎「莉紗ならさっき財布持って出てったよ」
麗日「莉紗ちゃん、買い物行ったんかなー?」
『(気になるって、何)』
様子を見て落ち着いてから入ろうと思ったがめちゃくちゃ自分の噂をされているため致し方なく教室の中に入っていった。
八百万「風舞さんが戻ってきましたわ」
蛙吹「莉紗ちゃん、ちょうど良かったわ」
葉隠「ナイス登場♪︎」
『なんか用だった?』
不思議そうにそう問いかけながら耳郎の席の近くに立つと...
葉隠「恋バナしよ!恋バナ!」
『は?』
芦戸「JKと言えば..?」
芦葉麗「「「恋バナー!!」」」
『いや...』
葉隠「莉紗ちゃん、どんな人がタイプ?」
芦戸「風舞彼氏いたことあるー?」
麗日「莉紗ちゃん可愛いし、モテそうやし、いっぱいおるんちゃう?」
『いや、待って。何で私限定で質問攻めなの?』
「「「だって1番ネタ多そう」」」
『何で』
芦戸「風舞媚びないし、サバサバしてるからミーハーじゃない男子からウケ良さそう」
葉隠「何より莉紗ちゃん可愛いし!」
麗日「スタイルも健康的で女の子らしいし」
『....これホントに恋バナ大会?尋問の間違いじゃ』
「「「もちろん、恋バナ!」」」
蛙吹「みんな、莉紗ちゃんの恋の遍歴気になるのよ」
八百万「私もその手の事に疎いのでお聞きしたいですわ?」
芦戸「ほらほら!んで?!彼氏いたことは?」
『....ない、ことは無いけど』
葉隠「何ー?その含みのある言い方」
『えーっと....』
ある日突然、小金井くんという男子に呼ばれ、告白された。
ちなみに今まで話したことは無い。
「風舞!付き合ってくれ、好きなんだ!」
『え、あ..いや。話したこともないし、私好きとかないからごめん』
「付き合って見て分かることもあると思うんだ!」
『うん、でも今その気なくて』
「なら友達からでいいから付き合ってくれ!」
『え、まあ友達からなら...』
「本当か?!ありがとう!」
2人の解釈の違いが始まった。
翌日、何故か風舞と小金井が付き合うことになったという噂が出回ってしまった。もちろん、出どころは小金井本人。莉紗は彼の言い草からまずは友達になったつもりでいたが当の本人はすっかり付き合った気でいて放課後も一緒に帰ろうと半ばストーカーのようについて回られる。
これはウソでも付き合わないとしばらく付きまとわれると思い、とりあえず建前上お付き合いをすることにしたが案の定自分は全くその気にならず様子を見て改めてお断りを入れ周りの協力もあって何とか解決に至った。
『という事があって、一応建前上は付き合ったことにはなるから無いと言えば無いし、あると言えばある』
麗日「うわ~、モテる人は大変やね」
『さっきからみんな勘違いしてるみたいだけど私別にモテないよ』
葉隠「えー、ウソだよ!」
『ホントに。どっちかというと私男子から、女子だと思われないタイプだったから』
蛙吹「莉紗ちゃん媚びないからかしら?」
上鳴「そこがまた男にウケるかもしんねーぜ?」
芦戸「ちょっとー、女子トーク入ってこないでよ」
上鳴「いいだろ、別に」
耳郎「あんた入ってくるとロクな話しにならなそうだからあっち行って」
上鳴「耳郎!テメー!」
切島「あ、そうそう。俺思ってたんだけどよ。轟、風舞」
轟「『......?』」
切島「お前ら付き合ってんの?」
轟「『は?』」
上鳴「あ、それ俺も思った」
瀬呂「2人で話してるところちょいちょい見るし、一緒に帰ってることもあったよな?」
麗日「この前一緒にご飯食べてたねー」
葉隠「確かに仲良さそうだよねー!2人」
芦戸「付き合ってんの??」
『一緒に帰ったんじゃなくてたまたま帰り道に遭遇しただけ。ご飯も、あの日たまたま同じ列並んでて成り行きで
(気まずいんだからそういう冷やかしマジやめて欲しい...)』
なんとか納得はしてもらったがみんな中々引いてくれず、幼なじみというのを伏せて説明するの骨が折れた。
っていう、そんなお話。
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