Form of love
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翌日になり、ミナたち4人と生徒会一同はラクスの宣言通り海で遊んでいる。
「ミナ、水着似合ってるな!」
「ディア先輩…あ、ありがとうございます…」
さすがに水着姿を見られるのが恥ずかしく赤面するミナ。
今回は今しか着れないと思って薄ピンクのビキニを選んだが、少し張り切りすぎただろうか。
「写真撮ってもいいか?…っ…いでぇ!!」
「いいわけないだろう!!!」
一体どこに隠していたのか分からないが、ディアッカはさっとカメラを取り出し構えるとすぐにイザークが鉄槌を下す。
「ミナ、これを着ていろ。」
イザークはバサッと着ていた白い上着をミナに投げる。
「いいんですか?」
「かまわん。焼けると困るだろう?」
「え…は、はい…」
日焼け止めは充分塗ってきているのだが、ここでノーとは言えない。
そもそもこれは命令だし、断ったらだめだとイザークの顔に書いてある。
(あぁ、こんなところでも命令を使われるなんて……)
学園のことを思い出し旅行気分が台無しだが、せっかくきたのだ。
遊ばないと勿体無い!!
「カガリー!ラクスー!ビーチバレーしようっ!」
「いいですわよー!キラも入ってくださいな?」
「よし、負けないぞ!!」
ラクスはアスランと話しているキラを連れてこちらへやってくる。
先ほどまで仲良さげに話していたアスランとキラを見ると、やはり2人に蟠りはなかったようで…
(本当に形式だけの婚約だったんだなぁ)
そんなアスランは今自分を愛しているという。
アスランはどうするつもりなのだろう?
カガリとの婚約は?自分とはどういう関係になりたい?
それはアスランだけではない、イザークも同じだろう。
彼には婚約の話は今はないようだがいずれは婚約話が舞い込んでくるのだろう。
その時はどうする?
というか……
(私はどうなの?なんで2人のことで悩んでるの?もし、2人から付き合おうと言われたらどうしたらいい?命令には従わなくてはならないし、その時は付き合うの?)
ぼーっと考え事をしているミナの顔にボールは命中した。
「ったーい!!」
「「ミナ!!」」
遠くにいたはずのアスランとイザークがいつの間にかミナの体を支えていた。
「大丈夫か!?怪我は!?」
「目眩は!?脳震盪ではないか!!?」
「あの…2人とも大丈夫ですから…!」
少々顔が痛むがボールも硬いものではないし、鼻血もない。
なのに2人とも大袈裟だ。
後ろにいるカガリ達が引くぐらい…
でも……なんだか嬉しかった。
結局過保護な2人によって、私はパラソルの下で休むことになった。
ラクスとキラは海に入り仲良く談笑していて、イザーク、ディアッカ、ニコルはボールで何やら対決しているみたいだ。
アスランとカガリは2人で海を見ながら話していた。
「カガリ…?」
なんで2人で話しているのだろうと疑問に思ったが、2人は形式上とは言え婚約者だし話すこともあるのだろう。
でもなんだろうか…このモヤっとする感じは…?
そしてカガリが俯くとアスランは頭に手を置いて撫でている。
モヤモヤがさらに強くなり、具合でも悪くなったのかと思ったミナは水分を取り横になった。
それでもこのモヤモヤは消えてくれない。
一体どうしてしまったのだろう?
「調子はどうだ?」
「…イザーク先輩?」
目をつぶり考えていたが、目を開けるとイザークが顔を覗き込んでいた。
「大丈夫ですよ。というか最初から大丈夫ですって!」
「あんな大声でいたいと叫んだら誰だって心配するだろう?」
「私、そんな大きい声出してました…?」
「あぁ」
イザークは悪い顔をしている。
少し恥ずかしい思いになり、ミナは赤面する。
「ご心配をおかけしました…」
「気にするな。」
そう言いイザークはミナの頭を撫でた。
その感覚が心地よかったのか、先程まで感じていたモヤモヤが一気に取れた気がした。
「あ、言い忘れましたが、上着ありがとうございます!」
「いや、いいんだ。それにどちらかというと俺のためだ。お前の肌が人に見られると思うと正気でいられなくなる。」
「え!?」
「ミナ、元気なら少し浜辺を散歩しないか?」
「…えぇ、いいですけど…」
ミナはさっきの物騒な台詞は聞かなかったことにしようと決めた。
イザークの差し出す手を取り、他愛のない会話をしながら浜辺を歩く。
どこまで続くのかわからないほど広い。
これを全て貸し切ったとは……クライン家の凄さを思い知った。
後ろを振り向くと、近くにいた友や生徒会達はアリのように小さくなっていた。
相当歩いてきたのがわかる。
「岩場があるな、あそこで少し休むか。」
「は、はい。」
ゴツゴツとした岩場に座ると足が海水に浸かり気持ちいい。
「楽しいか?」
「はい!私、海に来たのって初めてで…だからみんなと海での思い出が作れて嬉しいです!」
「そうか……なら、別の思い出も作るか?」
「え……」
何を言っているのだろうと思ったが、イザークが口付けてきたことで把握した。
イザークはここでするつもりなのだ。
確かにここなら岩が壁となり彼らからこちらは見えないが…
「んんっ……はっ……待ってください!!ここでしたらみんな来ちゃいます……!!」
「それでもいいだろう。見せつけてやれば…」
「でも……んあっ……!」
イザークは有無を言わさず、水着越しから胸を撫でてきた。
その快感で思わず声が出たがここは外だ。
もう声は出すまいと手を口に当てる。
「我慢するのか?心配せずともそう簡単に聞こえない。あいつらの声も聞こえないだろう?」
そうは言ってもここからじゃ周りが見えない分誰がどこで聞いててもおかしくはない。
ミナは口から手を離すことなく、快感から出る声を必死に我慢していた。
水着越しだった手は容易に中に侵入し、胸の中心をキュッとつまんだ。
「…っ…ぁ…」
「ふっ、強情なやつだ。」
そんな状況が面白いのか、愛撫の手は止まるどころか激しくなってくる。
イザークは水着をずらと、今度は舌で舐め始める。
ミナは声を出さない代わりに体をくねらせた。
体制がきつくなってくるのを案じ、イザークはミナを岩場に横たわらせた。
そして水着の紐を取り、ミナの秘部は簡単に露わになる。
「イザーク先輩!!だめです…!!」
「いいから、黙っていろ。」
「……っ……」
ミナのナカに指はいとも簡単に侵入した。
そしてイザークはわざとぴちゃぴちゃと水音を立て、ミナのナカを掻き回す。
こんな状況で濡れてしまう自分に嫌悪感を抱く……
「……んんっ……っ……ぁ……」
ミナは腕を噛んで声を必死に我慢した。
だがイザークは指を1本から2本に増やし、一番敏感なところを突き始める。
「ひゃあっ!……ああんっ……!」
ミナはその快感で全身の力が抜け始め、噛んで抑えていた口はだらしなく開き、声の我慢が効かなくなった。
気を良くしたイザークは指を更に早く動かし、ミナは敢え無く逝ってしまう。
「……はぁ……はぁ……」
「まだ終わりではないぞ?」
「いいや、終わりだ。」
「……!?……アスランさんっ!!」
ミナはアスランが現れ、イザークの視線が外れた隙に水着を取りイザークから距離をとった。
「なんだもう来たのか。もう少しあの婚約者と話していればいいものを……」
「お前といるのが分かっているのに、いつまでも放っておくわけないだろ!?」
2人が言い合いをしている間に水着を着て、その場を離れる。
後ろを振り返るが、しばらく終わりそうになかったので無視してラクスやカガリ達の元に戻ることにした。
「でも、アスランさんが来てくれて助かった……」
外で行為をするのはやっぱり気が気じゃない。
いや、室内ならいいという問題でもないのだが……
いつ襲われるかもしれない状況が、後数日続くと思うと気が重くなるミナなのであった。