Form of love
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アスランと、イザークとほぼ毎日のように体を重ね、気づけば今日は夏休み前日。
規則や門限が厳しいこの学園だが、夏休みは特に拘束されることもなく自由に動ける。
ほとんどの学生はほぼ親の仕事に付き添うことになるのだが…
ミナは養父であるラウに夏休みは自由に過ごしていいと言われていたので特に用事がなかった。
「どうしようかなー…夏休み」
「ミナ、暇なの?」
「うん、みんなはご両親と一緒でしょ?」
キラ、ラクス、カガリはそれぞれ頷く。
「だよねぇ…まぁ寮でのんびり本でも読んでようかな?」
「あ、でも祝日はみんな休みでしょ?」
「そうですわね」
「あぁ」
「今年は1週間も祝日続くし…みんなで海にでも旅行いかない?」
みんなの顔が明るくなる。
ずっとみんなで遊びたいと言っていてもなかなか予定が合わず4人で遊ぶことはあまりなかった。
「よし、じゃあ決まりだね!じゃあ詳しいこと決めよう!」
「そうだね!」
何もないと思って憂鬱だった夏休みが、楽しみになったミナだった。
その夜…
ミナはアスランと生徒会室で身体を重ねていた。
情事が終わり、ミナが服を整えているとアスランが話しかけてくる。
「明日から夏休みだな」
「そうですね…アスランさんはお父様に付き添われますよね?」
「そうだな…ミナは予定はあるのか?」
「はい、祝日にキラくんたちと旅行に…」
「なに!?」
「…!!」
めずらしくアスランが大声を出した為、ミナは驚いてボタンをとめる手を止めた。
「な、何か問題ありました…?」
「いや…ないが………2人か?」
「いえ、ラクスさんとカガリさんも一緒で…」
「カガリも!?どこの海だ!?」
「えと…近くの…」
「どこに泊まるんだ!!!」
「ええっと……」
食い気味でくる質問に1つずつ答えていく。
なんでこんなに取り乱しているのかミナには分からなかった。
その帰りにも…
「ミナ」
「イザーク先輩!どうしたんですか?…スーツケース?」
イザークはミナの部屋の前に立っていた。
横にはスーツケース、おそらくイザークのものだ。
「お出かけですか?」
「あぁ、今から母上の元へ行くことになってな。その前にミナの顔を見にきた。」
「え…」
その言葉に顔を赤くするミナ。
「祝日に入ればこちらに戻れそうだ。寮にいるのか?」
「あ、いえ…その日は…」
その後、先程のアスランのように取り乱し質問攻めにされるミナ。
イザーグが去ったと思ったら、部屋でトランプをしにきたディアッカ、ニコルにも同様の反応をされ、ますます意味のわからないミナであった。