Form of love
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「ミナにふさわしいのは俺だと言っているだろう!!!」
「そうか?ミナは俺といる時の方が楽しそうだぞ?」
「そんなわけあるかァ!!!」
(まだやってる…)
ミナはあれから2人のことはシャットダウンして、黙々と資料作りを行いなんとか原本を完成させた。
時刻は7時とだいぶ遅くなってしまった。
あとはアスランに確認してもらうだけなのだが、当の本人はイザークとの言い合いに夢中でとても言える状況ではない。
「だいたい半ば強引に抱いたくせにそんなこと言えるのか貴様は!!」
「お前だって人のこと言えないだろうが!!」
全くもってその通りである。
どちらも人のこと言えない…
もう後日にしようかとその場を去ろうとしたところで…
「よぉし…そこまでいうなら勝負だアスラン!!!」
「は?」
「ミナにはこの学園内で逃げてもらう。それを俺たちで捕まえるんだ。捕まえた方が勝ち…どうだアスラン」
「え!?ちょっと待ってください!!そんなの…」
いきなり名前を呼ばれたかと思ったら、思い切り巻き込まれていた。
止めようと思ったら…
「面白い、やってやるよ」
「へ?」
「さぁ、早く逃げろミナ」
状況が掴めない。
ミナが困惑していると…
「なんだ…逃げないのか?まぁこの中で鬼ごっこも楽しいだろうが…」
不気味に笑うイザークに後ずさる。
これは逃げた方が良さそうだ。
「3分待ってやる。そのうちに逃げるなり隠れるなりすればいい」
その言葉を聞き、走り出すミナ。
エレベーターの中に入り、どの階に行くか迷う。
(1年のところは私がよく行くからバレやすそうだし…
3年生のところはアスランさんたちがよく知っているところだからすぐ見つかりそう…
じゃあ…)
ミナは2年生のフロアを押す。
ポン
エレベーターが開き、走り出す。
来たことがないフロアだったが、とりあえず隠れる場所を探す。
あちらこちらに教室があるが、とりあえず真ん中あたりの教室に隠れる。
といっても隠れるのは机の下しかない…
息を殺し、じっとする。
(とりあえず隠れたけど…これからどうすればいいんだろ…)
このままいては見つかってしまうだろうか?
というか捕まること前提なのだろうか。
悩んでいると…
カツカツカツ…
「…!!」
足音が聞こえてきた。
だがまだ遠い…
(今のうちに遠くに逃げる…? )
→☆
(それとも…このまま隠れてた方がいいかな?)
→★