セラムン夢
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玲花はライブが終わり楽屋で休んでいた。
「HIKARIちゃーんおつかれ♪今日もよかったよー!」
と、マネージャーの女性が入ってくる。
「ありがとうございます」
「HIKARIちゃんが歌を始めてもう1ヶ月かぁ…どう?やってみて」
「とっても充実してますよ」
「そう!ならよかった♪」
マネージャーはそういうとなにやらもじもじしだした。
「あのね…ちょっと相談なんだけど…」
「はい?」
翌朝。
「で…なんで私が学校に行かないといけないんですか?」
玲花はリムジンに乗り、これから通う学校に向かっていた。
不機嫌そうにしている玲花。
「昨日説明したじゃない!HIKARIちゃんもまだ16歳なんだし、やっぱり高校は行くべきだと思うの!」
「そんなこといってるけど…社長に言われたんですよね?16歳なのに学校にいってないなんて世間からなに言われるかわからないからって」
「あ、ばれた?」
てへ、と頭をかくマネージャーにため息をつく玲花。
「あ、ついたわよ!」
「麻布…十番高校?」
「ここなら事務所からも近いし、なにがあっても安心ね♪」
リムジンを降り校舎を見上げる。
(ここが…高校…)
「さて、校長先生のところに挨拶にいかないと!」
「私1人でいけます」
「でも…」
「自分のことは自分でやります」
「そう?じゃあ学校終わったら連絡ちょうだいね」
そういうとマネージャーは車に戻り車は事務所の方向へ走って行く。
(これ以上迷惑もかけられないし…
というか私…こんなことしてていいのかな…)
数日前のことを思い出す。
戦ったあの日のことを…
あれからなにも進展していない今、呑気に学校なんていっていいのだろうか…
学校に入り校長室で挨拶を行うと、担任だという男の先生に教室を案内される。
「いやー芸能人がこんなにクラスに入るなんて思いもしなかったよ」
「…他にもいるんですか?」
「あぁ、昨日転校してきたんだよ。会えば誰だかわかると思うよ!」
「はぁ…」
そんなことを話している間にあっという間に教室に着く。
「じゃあ呼んだらはいってきてね」
先生は先に教室に入る。
なんだか急に緊張してくる…
「玲花さーん、どうぞ!」
「あ、は…はい!!」
慌てて教室の扉を開け、先生の隣まで行く。
「もうわかるね!HIKARIこと金野玲花さんです!」
「「おぉー!!」」
生徒が興奮している。
玲花はこういう空気が少し苦手だ。
「金野です…よろしくお願いします」
「金野はあの空いてる席に座ってくれ」
「はい」
先生の言われた通りの席につき一息していると…
「ねぇ」
「わひ!!!」
急に声をかけられ思わず立ち上がる。
「「……」」
クラス中の視線が玲花に向く。
「ん?なんだ金野」
「な、なんでもないです!!」
そういい着席する。
「なに今の声…」
「そっちこそ急に…あ!」
前から話しかけている男性はこの前収録前に挨拶に来た…なんか…
「変な人だ…」
「それって僕のこと?」
ちょっと怒った様子で返す銀髪の男性。
「夜天だよ、夜天光」
「や…てんさん?」
「さんはいいよ」
「じゃあ…夜天…くん」
「まぁ…それでいいか」
「なにか用ですか?」
「あぁ、いや…この前はその…ごめん」
(そのことか…
そういえばあの時…)
『フレア?!』
(私の変身した時の名を、この人は知っていた…
もしかして何か知ってるの?!)
「玲花?」
(でももしそうだったとしても私がフレアだって知られちゃいけないんじゃないかな…
こういうのって正体はバラさない方がいいような…
でもこの人わかってるのかな?
うーん…)
「ねぇ!玲花!」
「わひゃっ!!」
またしても立ち上がる玲花。
「いい加減にしろ金野!夜天もだぞ!」
「「はーい…」」
(怒られたぁ…なんなのこの人…)
1時限目は終わったが、先ほど怒られたことで少しすねていた玲花は席から動かずむすっとしていた。
そこに…
「あのーちょっといいですか?!」
目を輝かせながら話しかけてくる、黄髪のお団子頭の女の子。
「なんですか…?」
「うわぁ本物だぁ!!憧れのHIKARIちゃんだぁ!!」
「…?」
「あぁ、ごめんなさい!HIKARIちゃんの歌が大好きでずっと聞いてたから…嬉しくなっちゃって♪」
「あ、ありがとう…」
「よかったらお友達になろうよ!」
「え?!」
まさか友達になろうと言われるとは思っていなくて戸惑っていた。しかし…
「…友達に…なってくれるの?」
「もちろん!!あたし月野うさぎ、仲よくしてね♪」
そういって右手を差し出すうさぎ。
それに習って手を出し握手をする。
(友達…か)
実は玲花には友達と呼べる人がいない。
仕事でアリスのように話すことはあっても友達とまでは発展しない。
だから密かに友達になろうといってくれたことが嬉しかった。
「あとであたしのお友達紹介するね!」
「う、うん。よろしくね月野さん」
変な人はいるけど……こうしてお友達ができるのなら、学校に来て良かった。そう思う玲花だった。
「HIKARIちゃーんおつかれ♪今日もよかったよー!」
と、マネージャーの女性が入ってくる。
「ありがとうございます」
「HIKARIちゃんが歌を始めてもう1ヶ月かぁ…どう?やってみて」
「とっても充実してますよ」
「そう!ならよかった♪」
マネージャーはそういうとなにやらもじもじしだした。
「あのね…ちょっと相談なんだけど…」
「はい?」
翌朝。
「で…なんで私が学校に行かないといけないんですか?」
玲花はリムジンに乗り、これから通う学校に向かっていた。
不機嫌そうにしている玲花。
「昨日説明したじゃない!HIKARIちゃんもまだ16歳なんだし、やっぱり高校は行くべきだと思うの!」
「そんなこといってるけど…社長に言われたんですよね?16歳なのに学校にいってないなんて世間からなに言われるかわからないからって」
「あ、ばれた?」
てへ、と頭をかくマネージャーにため息をつく玲花。
「あ、ついたわよ!」
「麻布…十番高校?」
「ここなら事務所からも近いし、なにがあっても安心ね♪」
リムジンを降り校舎を見上げる。
(ここが…高校…)
「さて、校長先生のところに挨拶にいかないと!」
「私1人でいけます」
「でも…」
「自分のことは自分でやります」
「そう?じゃあ学校終わったら連絡ちょうだいね」
そういうとマネージャーは車に戻り車は事務所の方向へ走って行く。
(これ以上迷惑もかけられないし…
というか私…こんなことしてていいのかな…)
数日前のことを思い出す。
戦ったあの日のことを…
あれからなにも進展していない今、呑気に学校なんていっていいのだろうか…
学校に入り校長室で挨拶を行うと、担任だという男の先生に教室を案内される。
「いやー芸能人がこんなにクラスに入るなんて思いもしなかったよ」
「…他にもいるんですか?」
「あぁ、昨日転校してきたんだよ。会えば誰だかわかると思うよ!」
「はぁ…」
そんなことを話している間にあっという間に教室に着く。
「じゃあ呼んだらはいってきてね」
先生は先に教室に入る。
なんだか急に緊張してくる…
「玲花さーん、どうぞ!」
「あ、は…はい!!」
慌てて教室の扉を開け、先生の隣まで行く。
「もうわかるね!HIKARIこと金野玲花さんです!」
「「おぉー!!」」
生徒が興奮している。
玲花はこういう空気が少し苦手だ。
「金野です…よろしくお願いします」
「金野はあの空いてる席に座ってくれ」
「はい」
先生の言われた通りの席につき一息していると…
「ねぇ」
「わひ!!!」
急に声をかけられ思わず立ち上がる。
「「……」」
クラス中の視線が玲花に向く。
「ん?なんだ金野」
「な、なんでもないです!!」
そういい着席する。
「なに今の声…」
「そっちこそ急に…あ!」
前から話しかけている男性はこの前収録前に挨拶に来た…なんか…
「変な人だ…」
「それって僕のこと?」
ちょっと怒った様子で返す銀髪の男性。
「夜天だよ、夜天光」
「や…てんさん?」
「さんはいいよ」
「じゃあ…夜天…くん」
「まぁ…それでいいか」
「なにか用ですか?」
「あぁ、いや…この前はその…ごめん」
(そのことか…
そういえばあの時…)
『フレア?!』
(私の変身した時の名を、この人は知っていた…
もしかして何か知ってるの?!)
「玲花?」
(でももしそうだったとしても私がフレアだって知られちゃいけないんじゃないかな…
こういうのって正体はバラさない方がいいような…
でもこの人わかってるのかな?
うーん…)
「ねぇ!玲花!」
「わひゃっ!!」
またしても立ち上がる玲花。
「いい加減にしろ金野!夜天もだぞ!」
「「はーい…」」
(怒られたぁ…なんなのこの人…)
1時限目は終わったが、先ほど怒られたことで少しすねていた玲花は席から動かずむすっとしていた。
そこに…
「あのーちょっといいですか?!」
目を輝かせながら話しかけてくる、黄髪のお団子頭の女の子。
「なんですか…?」
「うわぁ本物だぁ!!憧れのHIKARIちゃんだぁ!!」
「…?」
「あぁ、ごめんなさい!HIKARIちゃんの歌が大好きでずっと聞いてたから…嬉しくなっちゃって♪」
「あ、ありがとう…」
「よかったらお友達になろうよ!」
「え?!」
まさか友達になろうと言われるとは思っていなくて戸惑っていた。しかし…
「…友達に…なってくれるの?」
「もちろん!!あたし月野うさぎ、仲よくしてね♪」
そういって右手を差し出すうさぎ。
それに習って手を出し握手をする。
(友達…か)
実は玲花には友達と呼べる人がいない。
仕事でアリスのように話すことはあっても友達とまでは発展しない。
だから密かに友達になろうといってくれたことが嬉しかった。
「あとであたしのお友達紹介するね!」
「う、うん。よろしくね月野さん」
変な人はいるけど……こうしてお友達ができるのなら、学校に来て良かった。そう思う玲花だった。