セラムン夢
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玲花はいつもの散歩コースである十番公園に向かっていた。
今日は天気が良くてお散歩日和だ。
(そんなことよりなんか騒がしいような?
心なしか人の行き来が激しい気がするし…
イベントかな?)
あまり気にしないようにしようと公園に入ると、そこにはバスが何台が止まっているのが見えた。
「あ、もしかして撮影?」
ようやく合点があった。
なにかは分からないが、ロケらしい。
関係者スペースの近くに来てしまった玲花は引き返そうとしたら…
「すみません、ここは立ち入り禁止なんですよ」
と警備のお兄さんに声をかけられてしまった…
「あ…ごめんな…」
「あぁ!!!!」
入るつもりはなかったがとりあえず謝ろうとすると、今度はお兄さんが大声を出した。
呆気にとられる玲花。
「HIKARIさんですよね??!!歌手の!!!」
あぁ…ばれたか
普段変装はあまりしない玲花、案外バレないが今回は面と向かって話しているのでバレたみたいだ。
「ってことは挨拶に来たんですね?!」
「え…ちが…」
「わかりました!こちらへどうぞ!!」
「あ!!あの…」
勘違いされ、背中を押されロケバスの近くまで誘導される。
(しまったなぁ…差し入れも持って来てないし、というかなんの撮影かも誰がいるのかも分からないのに…)
「では俺はここで!!今ならアリスちゃんが休憩に入ってると思いますよ、では!!」
そういうとお兄さんは持ち場に戻っていく。
(そうか…アリスがいるのか。
そういえばドラマやるっていってたような)
アリスとは五木アリス、音楽番組の収録の時に話が合い仲良くなったのだ。
しかし手ぶらでは良くないと思いせめてジュースでも買いに行こうかと思った瞬間…
「きゃー!!!」
「なに?!この声は…アリス?」
玲花は悲鳴が聞こえた方向に走る。
人影が見えたと思ったら、アリスと…白いもこもこの衣装を着ている小さい女の人がいた。
「なに…これも撮影…?」
「あなたのスターシード…」
そういうと白い女の人は手を構える。
「頂戴!!」
腕のブレスレットが光り光球を放つ。
(あの光…私は知っている…?あの光は…)
その光はアリスに当たり、アリスが光りの柱に包まれる。
(星が消える光…)
「きゃー!!!」
悲鳴とともに、頭に黄色い花が咲きキラキラとした宝石のようなものが現れる。
「大変!!止めなきゃ…」
《お待ちなさい》
「…?!」
(だ…誰の声?)
辺りを見渡しても誰もいない。
《それは今は明かせません…》
(心の声が…聞こえるの?)
《はい…それより今のままのあなたではいっても無意味です》
(でも!!このままじゃアリスが…)
《力を…解放するのです》
(え…)
《あなたは覚えているはずです。
あの光を…
そして、あなたの本当の姿を…》
(私の本当の…私は…)
《さぁ、唱えて》
頭の中に言葉が流れ込む…
そして目の前に光りが現れる。
それを手に取り叫ぶ。
「フレアスターパワー!メイクアップ!」
そう言うと着ていた服が一瞬でオレンジがかった赤色のセーラー服へ変わる。
セーラー服といってもスカートは超ミニだし、袖がないしで露出度がたかいけど…
「これが…私?」
《さぁ、早くあの子を助けてください!彼女たちが過ちを犯す前に!》
「でも…どうやって…?というか、彼女たちって?」
アリスの方に目をやると、すでに白い女の人は消えアリスは化け物に変わっていた。
そして新しいセーラー服を着た人たたちが4人も現れていた。
1人は黄髪のお団子頭で、羽のついたセーラー服をきている。
もう3人は水着のような露出度。紫がかった黒い衣装で黒髪、茶髪、銀髪の3人組。
3人組の方が、化け物となったアリスに攻撃しトドメを刺そうとしていた。
「まって!!!」
考えるより体が先に動いていた。
フレアはアリスの前に立ちかばう。
「「「??!!」」」
3人はフレアをみて驚いているようだった。
「アリスを傷つけないで!!」
「あ…あなたは…」
銀髪の女性が呟く。
泣きそうな顔をしていた気がする。
「あなたは誰なの?」
黄髪の少女が聞く。
「私は…フレア」
答えてから、3人組の女性の方に向き直し、
「この子を攻撃することは私が許さないわ」
「分かっているはずよフレア!ファージ化した人間はもう元には戻らない」
「そう…あの方以外には…」
「でも…この子はアリスなの!」
(でも…どうしたら…)
《力を解放しなさい》
(力?)
《この子をどうしたいの?》
(もちろん、助けたい!!)
《ならわかっているはずです》
アリスの方を振り返る。
「プリー?」
「アリス…今戻してあげるわ」
そういうとフレアはアリスに掌を向け目を瞑る。
その手からオレンジの光を放ち、アリスはたくさんの蝶に包まれる。
ファージの姿だったアリスは元の姿に戻り、宝石のようなものが黄色い花の中に戻り消えアリスは倒れる。
「良かった…あれ?」
黄髪の少女がつぶやき周りを見ると、先程いたセーラー戦士たちはいなくなっていた。
「何者なの?」
「ちょっと!!離してよ!!」
アリスを元に戻した後、フレアは銀髪の女性に手を引かれ少し離れたところに連れていかれた。
「ねぇ、痛いんだけど…!!」
「あ、ごめん!フレア」
我に返った銀髪の女性は足を止め手を離す。
「あそこで話すわけにはいきませんでしたからね」
「そんなことより、久しぶりね!また会えると思わなかったわ!」
「ちょっとファイター!あたしのセリフよ!」
黒髪の女性と銀髪の女性が言い合いを始める。
黒髪の女性はファイターっていうみたい。
「あのー…」
「なに?!フレア」
「私…あなたたちと会ったことあるの?」
「「「…え」」」
3人が黙ってしまう。
そして怪訝そうな顔でこちらを見つめる。
「あ…ごめんなさい…実は私、状況が掴めてなくて…」
「もしかして…何も覚えてないの?」
銀髪の女性が聞き、私は静かに頷いた。
「そんな…」
その返答にがっくりと肩を落としていた。
「何も思い出せないの…さっきは無我夢中だったけど…いきなりのことでもう頭がついていけないの」
ごめんなさいね、と謝りその場を離れようとすると…
「ヒーラー!」
「…え?」
銀髪の女性が叫ぶ。
「名前!あたしの!」
「あたしはファイターよ」
「メイカーと申します」
「ヒーラー……ファイター…メイカー…」
なんだか懐かしいような…
「覚えておくわ」
とりあえずこの場は去ろう。
フレアは3人から離れ見えなくなったところで変身を解き玲花に戻る。
手には蝶の形をした宝石がついたブローチがあった。
「これで変身しろってことなのかな…」
(私って…なんなんだろう…)
フレアが離れ3人も変身を解き、星野・大気・夜天の姿に戻る。
「やっぱりフレアはこの星にきていた…生きていたんだ…」
「でも記憶がないときたか…どうしたもんかな」
「無理に記憶を取り戻すのもよくありません。様子を見るしかないでしょう」
(記憶があってもなくても…今度こそ必ず守ってみせる)
夜天はそう決意した。
今日は天気が良くてお散歩日和だ。
(そんなことよりなんか騒がしいような?
心なしか人の行き来が激しい気がするし…
イベントかな?)
あまり気にしないようにしようと公園に入ると、そこにはバスが何台が止まっているのが見えた。
「あ、もしかして撮影?」
ようやく合点があった。
なにかは分からないが、ロケらしい。
関係者スペースの近くに来てしまった玲花は引き返そうとしたら…
「すみません、ここは立ち入り禁止なんですよ」
と警備のお兄さんに声をかけられてしまった…
「あ…ごめんな…」
「あぁ!!!!」
入るつもりはなかったがとりあえず謝ろうとすると、今度はお兄さんが大声を出した。
呆気にとられる玲花。
「HIKARIさんですよね??!!歌手の!!!」
あぁ…ばれたか
普段変装はあまりしない玲花、案外バレないが今回は面と向かって話しているのでバレたみたいだ。
「ってことは挨拶に来たんですね?!」
「え…ちが…」
「わかりました!こちらへどうぞ!!」
「あ!!あの…」
勘違いされ、背中を押されロケバスの近くまで誘導される。
(しまったなぁ…差し入れも持って来てないし、というかなんの撮影かも誰がいるのかも分からないのに…)
「では俺はここで!!今ならアリスちゃんが休憩に入ってると思いますよ、では!!」
そういうとお兄さんは持ち場に戻っていく。
(そうか…アリスがいるのか。
そういえばドラマやるっていってたような)
アリスとは五木アリス、音楽番組の収録の時に話が合い仲良くなったのだ。
しかし手ぶらでは良くないと思いせめてジュースでも買いに行こうかと思った瞬間…
「きゃー!!!」
「なに?!この声は…アリス?」
玲花は悲鳴が聞こえた方向に走る。
人影が見えたと思ったら、アリスと…白いもこもこの衣装を着ている小さい女の人がいた。
「なに…これも撮影…?」
「あなたのスターシード…」
そういうと白い女の人は手を構える。
「頂戴!!」
腕のブレスレットが光り光球を放つ。
(あの光…私は知っている…?あの光は…)
その光はアリスに当たり、アリスが光りの柱に包まれる。
(星が消える光…)
「きゃー!!!」
悲鳴とともに、頭に黄色い花が咲きキラキラとした宝石のようなものが現れる。
「大変!!止めなきゃ…」
《お待ちなさい》
「…?!」
(だ…誰の声?)
辺りを見渡しても誰もいない。
《それは今は明かせません…》
(心の声が…聞こえるの?)
《はい…それより今のままのあなたではいっても無意味です》
(でも!!このままじゃアリスが…)
《力を…解放するのです》
(え…)
《あなたは覚えているはずです。
あの光を…
そして、あなたの本当の姿を…》
(私の本当の…私は…)
《さぁ、唱えて》
頭の中に言葉が流れ込む…
そして目の前に光りが現れる。
それを手に取り叫ぶ。
「フレアスターパワー!メイクアップ!」
そう言うと着ていた服が一瞬でオレンジがかった赤色のセーラー服へ変わる。
セーラー服といってもスカートは超ミニだし、袖がないしで露出度がたかいけど…
「これが…私?」
《さぁ、早くあの子を助けてください!彼女たちが過ちを犯す前に!》
「でも…どうやって…?というか、彼女たちって?」
アリスの方に目をやると、すでに白い女の人は消えアリスは化け物に変わっていた。
そして新しいセーラー服を着た人たたちが4人も現れていた。
1人は黄髪のお団子頭で、羽のついたセーラー服をきている。
もう3人は水着のような露出度。紫がかった黒い衣装で黒髪、茶髪、銀髪の3人組。
3人組の方が、化け物となったアリスに攻撃しトドメを刺そうとしていた。
「まって!!!」
考えるより体が先に動いていた。
フレアはアリスの前に立ちかばう。
「「「??!!」」」
3人はフレアをみて驚いているようだった。
「アリスを傷つけないで!!」
「あ…あなたは…」
銀髪の女性が呟く。
泣きそうな顔をしていた気がする。
「あなたは誰なの?」
黄髪の少女が聞く。
「私は…フレア」
答えてから、3人組の女性の方に向き直し、
「この子を攻撃することは私が許さないわ」
「分かっているはずよフレア!ファージ化した人間はもう元には戻らない」
「そう…あの方以外には…」
「でも…この子はアリスなの!」
(でも…どうしたら…)
《力を解放しなさい》
(力?)
《この子をどうしたいの?》
(もちろん、助けたい!!)
《ならわかっているはずです》
アリスの方を振り返る。
「プリー?」
「アリス…今戻してあげるわ」
そういうとフレアはアリスに掌を向け目を瞑る。
その手からオレンジの光を放ち、アリスはたくさんの蝶に包まれる。
ファージの姿だったアリスは元の姿に戻り、宝石のようなものが黄色い花の中に戻り消えアリスは倒れる。
「良かった…あれ?」
黄髪の少女がつぶやき周りを見ると、先程いたセーラー戦士たちはいなくなっていた。
「何者なの?」
「ちょっと!!離してよ!!」
アリスを元に戻した後、フレアは銀髪の女性に手を引かれ少し離れたところに連れていかれた。
「ねぇ、痛いんだけど…!!」
「あ、ごめん!フレア」
我に返った銀髪の女性は足を止め手を離す。
「あそこで話すわけにはいきませんでしたからね」
「そんなことより、久しぶりね!また会えると思わなかったわ!」
「ちょっとファイター!あたしのセリフよ!」
黒髪の女性と銀髪の女性が言い合いを始める。
黒髪の女性はファイターっていうみたい。
「あのー…」
「なに?!フレア」
「私…あなたたちと会ったことあるの?」
「「「…え」」」
3人が黙ってしまう。
そして怪訝そうな顔でこちらを見つめる。
「あ…ごめんなさい…実は私、状況が掴めてなくて…」
「もしかして…何も覚えてないの?」
銀髪の女性が聞き、私は静かに頷いた。
「そんな…」
その返答にがっくりと肩を落としていた。
「何も思い出せないの…さっきは無我夢中だったけど…いきなりのことでもう頭がついていけないの」
ごめんなさいね、と謝りその場を離れようとすると…
「ヒーラー!」
「…え?」
銀髪の女性が叫ぶ。
「名前!あたしの!」
「あたしはファイターよ」
「メイカーと申します」
「ヒーラー……ファイター…メイカー…」
なんだか懐かしいような…
「覚えておくわ」
とりあえずこの場は去ろう。
フレアは3人から離れ見えなくなったところで変身を解き玲花に戻る。
手には蝶の形をした宝石がついたブローチがあった。
「これで変身しろってことなのかな…」
(私って…なんなんだろう…)
フレアが離れ3人も変身を解き、星野・大気・夜天の姿に戻る。
「やっぱりフレアはこの星にきていた…生きていたんだ…」
「でも記憶がないときたか…どうしたもんかな」
「無理に記憶を取り戻すのもよくありません。様子を見るしかないでしょう」
(記憶があってもなくても…今度こそ必ず守ってみせる)
夜天はそう決意した。