海外アニメ中心短編集
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「うーん、つい報酬金に目がくらんで作ったは良いが…こんなモノ作らせてどうするつもりだ…依頼してきた奴は…」
海底実験室にて、ジャイロ博士はは小型の蓄音機のような物を前にして唸る。
と、そこへ珍しくドヤドヤと騒がしい声が響いた。
「やぁギアルース博士!」
「暇だから遊びに来たよ」
「ん?3つ子と…○○?」
『コーヒーをお持ちしようとしたらついて来て…』
「ねぇソレなに?新しい発明品?」
デューイが好奇心でキラキラとした瞳で尋ねた。
「これか?これは光線を浴びた人間の脳神経に作用して、一定時間特定の反応を可視化する装置だ。」
「「「は?」」」
「…好意を見えるようにする装置だ!」
『好意…好きな気持ちって事ですか?』
「そうだ、光線を浴びた人から好意を抱いている対象に向かってハートが飛ぶようになる。」
「変なの。」
と、ルーイはパーカーのポケットへ手を突っ込む。
「珍しいね、ジャイロがそういうの作るの。」
少し期待外れだとでも言いたげにデューイがこぼす。
「別の部署からの依頼で仕方なく作ったんだよ!」
ため息混じりなジャイロの言葉に、デューイが閃くように顔を上げた。
「ねぇ、それちょっと貸して!」
「ダメだ!遊び道具じゃないんだぞ!!…多分」
「ねえ良いでしょ!!ちょっとだけだよ!!!」
「あっ!おいコラ離せ!!やめろ!!」
「いいじゃーん!!」
「ダメったらダメだ!」
言い合い押し合い圧し合い、2人が喧嘩を始めてしまった。
『ちょ、ちょっと2人とも落ち着いて…』
「やめなってば!装置が壊れちゃうよ!!」
「あーもう!こんな事ならついてこなけりゃ良かった!」
「あっ!!」
「しまった!落ちる──!」
2人の手から滑り落ちた装置は、無残にも床に叩きつけられた。
ドカーン!
「うわあ?!」
「ゲホッゲホッ!なんだこれ?!」
『まさか、装置が壊れて…!』
「そんな…!!」
「それで……煙は収まったけど………」
「はぁ…恐らくだが、装置が爆破した事によりここに居る全員が装置の効果を受けてしまったようだな…」
「そうみたい…」
『え、よく分かりますね?』
「だって…ねえ?」
『?』
「○○…気付いてないの?」
『え?なに、が…!?』
「わぁ、分かりやすい…」
『い、いつの間にこんなに沢山ハートが私に…わあ!髪にも背中にも付いてる!?』
慌てて、クルクルと自身の全身を見渡す○○。
「…こっちも大概なんだけど……」
『え、ルーイく…うわぁっ!?』
ふと目をやれば、ルーイの頭や肩、果てはパーカーのフードにまでハートが振り積もっている。
「わあ、凄い数のハートだね…」
「しかもドンドン増える。」
「ん?という事は…この中に○○と緑くんに好意を持つ人が居るという事か?」
「えっ」
ジャイロの発言に、一瞬場が凍る。
「ところで博士、あの装置が検知する『好意』って、どのレベルの好意なの?友情的か恋愛的かで話は変わってくると思うけど…」
恐る恐るにヒューイが問うと、博士は顎に手を当てた。
「うむ、依頼主の注文は後者だったよ…全く、何に使うんだか…」
そんな会話の折、○○がとある事に気が付いた。
『あれ、よく見たらこのハート、色んな色が付いてる……』
「ホント?ボクは1色だけだよ?」
『変ね…?』
すかさずジャイロが答えた。
「人によって飛ばすハートの色が違ってくるんだ、つまり○○は…色の数にもよるが複数人に好意を抱かれてる可能性がある」
『えええっ?!』
「(待てよ……だとしたら、ボクにハートを飛ばしてるのって…確実に……)」
『どうしたの、ルーイくん?考え込んじゃって…』
「えっ?!いや別に…!?(近い…!)」
思わず、ルーイはさっと顔を背けた。
すると、ヒューイが目を見開いた。
「ん…?!ちょ、ちょっと2人とも!ストップ!!」
『え?!』
「はぁ?!なんで!!?」
「良いから!ほらもうちょっと近付いて!!」
『えっ!?えっ!?!』
「な、なんのつもりだよ、ヒューイ!!」
「文句は後で聞くよ!……うん、やっぱりだ!!」
『な、なにが…?』
「お互いをよく見なよ!」
『み、見るって………』
「そう言われても………あっ」
『え、な、なに?なに??何かあった???』
「ハートが……」
『え?………あっ…』
「ん?」
『いや、その…ルーイくんからハートが出てて…』
「そ、そんな事言ったら○○だって…!!」
慌てふためく2人を、ジャイロとヒューイは納得した様子で見守る。
「……なるほど、やはりな。」
「そういう事!」
「なるほどー!……え、なに?どういう事?」
自体に追いつけていないのはデューイ。ヒューイが小さく咳払いをして、デューイに耳打ちする。
「ルーイと○○、お互いにハートを送りあってたんだよ…つまり、両思いって事!」
「あー!なるほどー!!」
海底実験室にて、ジャイロ博士はは小型の蓄音機のような物を前にして唸る。
と、そこへ珍しくドヤドヤと騒がしい声が響いた。
「やぁギアルース博士!」
「暇だから遊びに来たよ」
「ん?3つ子と…○○?」
『コーヒーをお持ちしようとしたらついて来て…』
「ねぇソレなに?新しい発明品?」
デューイが好奇心でキラキラとした瞳で尋ねた。
「これか?これは光線を浴びた人間の脳神経に作用して、一定時間特定の反応を可視化する装置だ。」
「「「は?」」」
「…好意を見えるようにする装置だ!」
『好意…好きな気持ちって事ですか?』
「そうだ、光線を浴びた人から好意を抱いている対象に向かってハートが飛ぶようになる。」
「変なの。」
と、ルーイはパーカーのポケットへ手を突っ込む。
「珍しいね、ジャイロがそういうの作るの。」
少し期待外れだとでも言いたげにデューイがこぼす。
「別の部署からの依頼で仕方なく作ったんだよ!」
ため息混じりなジャイロの言葉に、デューイが閃くように顔を上げた。
「ねぇ、それちょっと貸して!」
「ダメだ!遊び道具じゃないんだぞ!!…多分」
「ねえ良いでしょ!!ちょっとだけだよ!!!」
「あっ!おいコラ離せ!!やめろ!!」
「いいじゃーん!!」
「ダメったらダメだ!」
言い合い押し合い圧し合い、2人が喧嘩を始めてしまった。
『ちょ、ちょっと2人とも落ち着いて…』
「やめなってば!装置が壊れちゃうよ!!」
「あーもう!こんな事ならついてこなけりゃ良かった!」
「あっ!!」
「しまった!落ちる──!」
2人の手から滑り落ちた装置は、無残にも床に叩きつけられた。
ドカーン!
「うわあ?!」
「ゲホッゲホッ!なんだこれ?!」
『まさか、装置が壊れて…!』
「そんな…!!」
「それで……煙は収まったけど………」
「はぁ…恐らくだが、装置が爆破した事によりここに居る全員が装置の効果を受けてしまったようだな…」
「そうみたい…」
『え、よく分かりますね?』
「だって…ねえ?」
『?』
「○○…気付いてないの?」
『え?なに、が…!?』
「わぁ、分かりやすい…」
『い、いつの間にこんなに沢山ハートが私に…わあ!髪にも背中にも付いてる!?』
慌てて、クルクルと自身の全身を見渡す○○。
「…こっちも大概なんだけど……」
『え、ルーイく…うわぁっ!?』
ふと目をやれば、ルーイの頭や肩、果てはパーカーのフードにまでハートが振り積もっている。
「わあ、凄い数のハートだね…」
「しかもドンドン増える。」
「ん?という事は…この中に○○と緑くんに好意を持つ人が居るという事か?」
「えっ」
ジャイロの発言に、一瞬場が凍る。
「ところで博士、あの装置が検知する『好意』って、どのレベルの好意なの?友情的か恋愛的かで話は変わってくると思うけど…」
恐る恐るにヒューイが問うと、博士は顎に手を当てた。
「うむ、依頼主の注文は後者だったよ…全く、何に使うんだか…」
そんな会話の折、○○がとある事に気が付いた。
『あれ、よく見たらこのハート、色んな色が付いてる……』
「ホント?ボクは1色だけだよ?」
『変ね…?』
すかさずジャイロが答えた。
「人によって飛ばすハートの色が違ってくるんだ、つまり○○は…色の数にもよるが複数人に好意を抱かれてる可能性がある」
『えええっ?!』
「(待てよ……だとしたら、ボクにハートを飛ばしてるのって…確実に……)」
『どうしたの、ルーイくん?考え込んじゃって…』
「えっ?!いや別に…!?(近い…!)」
思わず、ルーイはさっと顔を背けた。
すると、ヒューイが目を見開いた。
「ん…?!ちょ、ちょっと2人とも!ストップ!!」
『え?!』
「はぁ?!なんで!!?」
「良いから!ほらもうちょっと近付いて!!」
『えっ!?えっ!?!』
「な、なんのつもりだよ、ヒューイ!!」
「文句は後で聞くよ!……うん、やっぱりだ!!」
『な、なにが…?』
「お互いをよく見なよ!」
『み、見るって………』
「そう言われても………あっ」
『え、な、なに?なに??何かあった???』
「ハートが……」
『え?………あっ…』
「ん?」
『いや、その…ルーイくんからハートが出てて…』
「そ、そんな事言ったら○○だって…!!」
慌てふためく2人を、ジャイロとヒューイは納得した様子で見守る。
「……なるほど、やはりな。」
「そういう事!」
「なるほどー!……え、なに?どういう事?」
自体に追いつけていないのはデューイ。ヒューイが小さく咳払いをして、デューイに耳打ちする。
「ルーイと○○、お互いにハートを送りあってたんだよ…つまり、両思いって事!」
「あー!なるほどー!!」