海外アニメ中心短編集
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深夜、というより日付けを跨ぐ直前。
あとはもう寝るだけ、なのだが…
自室に戻る途中のリビングのソファーに違和感。
テレビの電源がつけたままになっている。まさか…と思って覗き込めば、スマホを持ったままでルーイくんが寝落ちしていた。
仕方ないなぁ、3つ子達の部屋まで遠いのに…ちょっと大変だがこのままソファーで寝かせておく訳にも行くまい、なんとか抱きかかえてルーイくんのベッドまで運ぼう。
もうとっくに消灯してある三段ベッドの据えられた部屋にそぉっと忍び込む。
一番下の段にこれまた起こさないようそっと潜り込む形でルーイくんから手を離す……これでよし…と離れようとしたその時だ
「ママ…」
「…!」
小さく吐き出されたその声は、すぐ近くに居た私には嫌でもはっきり届いた。
パジャマの袖を掴んだその手は離れようとはしない。
「……大丈夫、大丈夫だよ」
少し震えてしまった声で、囁きながら頭を撫でる。
そう、大丈夫
だから安心して寝てね…
そっと抱き締めて、ついそのまま眠りについた。
朝の眩しい光が部屋を包む。
「んん……」
目覚ましもまだなのに、モゾモゾと音を立てながら1番に起きたのは、珍しくルーイだ。
目が覚めた理由は単純、異様な暑苦しさが目覚めを早めたのだ。
「んう……なんか………暑…………うわあああっっ!?!?○○!!?な、なにして…!?」
「……ぅ、あ…ルーイくん…おはよう…よく眠れた?」
ぼーっとした顔のまま、○○は呑気そうに挨拶をする。どういう状況か分かっていないのか!?
「え、いや、それより、その…なんで…!?」
「ふふ、大丈夫、大丈夫だよ……」
不意に優しく頭に触れられた温かい手が、夢の中での事を蘇らせる。
「○○…?」
思わず名前を零せば、んー?と、これまた気の抜けた返事とも言えない返事を投げ返される。
「…ハァ、ほら、暑いから離れてよ、ボクもう起きるよ」
我ながら素直じゃないな、と思いつつ、引っ付かれていた腕を離す。
『あー、ごめんごめん……』
相変わらず寝起きは最悪みたいで、まだぐずぐずしている○○を避けて、なんとか布団から這い出る。
「………ありがとね」
聞こえないように呟いてから、部屋を後にした。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
SpecialThanks
原案者→小桃(komomo6☆)さん
https://plus.fm-p.jp/u/komomo6/history#
素晴らしい夢小説書きさんです!
ありがとうございました!
あとはもう寝るだけ、なのだが…
自室に戻る途中のリビングのソファーに違和感。
テレビの電源がつけたままになっている。まさか…と思って覗き込めば、スマホを持ったままでルーイくんが寝落ちしていた。
仕方ないなぁ、3つ子達の部屋まで遠いのに…ちょっと大変だがこのままソファーで寝かせておく訳にも行くまい、なんとか抱きかかえてルーイくんのベッドまで運ぼう。
もうとっくに消灯してある三段ベッドの据えられた部屋にそぉっと忍び込む。
一番下の段にこれまた起こさないようそっと潜り込む形でルーイくんから手を離す……これでよし…と離れようとしたその時だ
「ママ…」
「…!」
小さく吐き出されたその声は、すぐ近くに居た私には嫌でもはっきり届いた。
パジャマの袖を掴んだその手は離れようとはしない。
「……大丈夫、大丈夫だよ」
少し震えてしまった声で、囁きながら頭を撫でる。
そう、大丈夫
だから安心して寝てね…
そっと抱き締めて、ついそのまま眠りについた。
朝の眩しい光が部屋を包む。
「んん……」
目覚ましもまだなのに、モゾモゾと音を立てながら1番に起きたのは、珍しくルーイだ。
目が覚めた理由は単純、異様な暑苦しさが目覚めを早めたのだ。
「んう……なんか………暑…………うわあああっっ!?!?○○!!?な、なにして…!?」
「……ぅ、あ…ルーイくん…おはよう…よく眠れた?」
ぼーっとした顔のまま、○○は呑気そうに挨拶をする。どういう状況か分かっていないのか!?
「え、いや、それより、その…なんで…!?」
「ふふ、大丈夫、大丈夫だよ……」
不意に優しく頭に触れられた温かい手が、夢の中での事を蘇らせる。
「○○…?」
思わず名前を零せば、んー?と、これまた気の抜けた返事とも言えない返事を投げ返される。
「…ハァ、ほら、暑いから離れてよ、ボクもう起きるよ」
我ながら素直じゃないな、と思いつつ、引っ付かれていた腕を離す。
『あー、ごめんごめん……』
相変わらず寝起きは最悪みたいで、まだぐずぐずしている○○を避けて、なんとか布団から這い出る。
「………ありがとね」
聞こえないように呟いてから、部屋を後にした。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
SpecialThanks
原案者→小桃(komomo6☆)さん
https://plus.fm-p.jp/u/komomo6/history#
素晴らしい夢小説書きさんです!
ありがとうございました!