FGO夢詰め
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「あ、以蔵さん!」
賑やかな食堂で1人、うどんを啜るサーヴァントを見つけ、私は声をかけた。
「おう、なんじゃおまんか」
「さっきはバトルありがとうね〜」
先のクエストでのお礼を言いつつ、隣の席に座らせてもらう。
「…別に、なんちゃあない。おまんのサーヴァントとして、やる事やっただけじゃきに」
ふん、と鼻を鳴らして以蔵はまたうどんを食べ進める。
添え付けのネギには手をつけていないようだ。
「あ、ダメだよ以蔵さん、好き嫌いしちゃ」
「うるさいな、そんなん別にわしの勝手じゃろ!」
「いやいや、そんなんじゃ強くなれないよ〜?」
「わしはもう充分強いからえい」
「いや、それはそうかもだけど、食べ物を残すのは良くないからね?」
そんな話で少し盛り上がっていると、不意に後ろから声が降ってきた。
「なんだ?イゾーはネギも食べられないのか?」
凛としたこの声はラーマくんだ。
「ああん?なんじゃ小僧、わしを馬鹿にしゆうがか?」
「バカになんてしてないぞ、ただ余は疑問を口にしただけだ。それに余は小僧ではない。そっちこそバカにするのはよして欲しいな。」
何故か一触即発のムードである。
私は、慌てて2人を止めに入った。
「まあまあまあ!食べ物を残すより、喧嘩する方が良くないから!!」
しかし両者は睨み合って動かない。いや、手は腰の剣に伸びている。これはいけない、なんとか宥める方法を見つけないと…!
「あ、そうだ!2人ともクラスは違うけど、剣を使うのは一緒だよね!!どうかな?お互いに自分の剣について語らうとか…!?」
「なるほど…剣で語り合うか…」
「はっ、そりゃ面白いのぅ…」
ダメだ、これはもう手が付けられない感じだ。
「…喧嘩するなら修練場でお願いね……?」
「それもそうだな、こんな所で雌雄を決するなど、一国の王子としてあってはならない。」
「わしはどこでもええんじゃが…まあますたぁがそう言うなら仕方ないか…」
かくして、唐突ながらラーマVS岡田以蔵の夢の(?)対決の火蓋が切って落とされた。
隙を見てラーマくんの懐に飛び込む以蔵さん、しかし持ち前の足腰でラーマくんはすぐに飛び退き、上から大きく剣を振るう。
しかし以蔵さんも負けてはいない、またこちらも素早く攻撃をかわしたかと思えば、着地するラーマくんの足元を狙って薙ぎ払うように斬り掛かる。
私はなんて戦いを目の当たりにしてるのだろうか…!なんて感動も、互いが宝具を打つ瞬間に焦りと不安に変わった。
「ちょっと、流石に宝具は…!!」
「羅刹王すら屈した不滅の刃…その身で受けてみよ…!!」
「お初にお目にかかります…じゃあ…!!」
必死の静止も虚しく、2人は互いに睨み合い、武器を輝かせる。もう間に合わない…!
「くらえ!!」
「死ね!!」
ドカーンッ!と、マンガならそんな擬音が紙面いっぱいに書かれただろう。耳を塞ぎたくなるような大きな爆発音と、その衝撃波によって土煙が舞い、辺りは一瞬にして煙に覆われた。
「うわっゲホッ、ちょっと2人とも大丈夫!?」
気休めに目の前の土煙を手で払いながら、互いに宝具をぶつけ合った英霊の姿を探す。
暫くしてようやく引いた煙の中から、グッタリと座り込むラーマくんと以蔵さんが出てきた。
どうやら、宝具同士が上手いことぶつかり合って互いの力を相殺したようで、魔力を使い切って座り込んでいたようだった。
「おまん…セイバーならセイバーらしく斬りかかってこんかい…!なんじゃ…あの宝具…!」
「も、元々アレは矢でな…セイバーの方が…かっこいいと思って…改造したんだが…投げないと威力が出ん…!」
「なんじゃそりゃ…!!結局ブン投げたら…改造した意味ないぜよ!」
「はははっそうだよなあ!まあでも、イゾーの剣技も見事だったぞ…アサシンにしておくには勿体ない…」
「わしゃ天才じゃき、なんでもできるからなあ、多分その内セイバーとしても現界するぜよ!!」
「それは良い!!」
はっはっはっはっはっ!!!なんて高らかな笑い声が響き渡る。
「なんか…仲良くなれたっぽい…?」
それから、たまに2人で修練場に行っては腕を競い合う以蔵さんとラーマくんを見かけるようになった。
賑やかな食堂で1人、うどんを啜るサーヴァントを見つけ、私は声をかけた。
「おう、なんじゃおまんか」
「さっきはバトルありがとうね〜」
先のクエストでのお礼を言いつつ、隣の席に座らせてもらう。
「…別に、なんちゃあない。おまんのサーヴァントとして、やる事やっただけじゃきに」
ふん、と鼻を鳴らして以蔵はまたうどんを食べ進める。
添え付けのネギには手をつけていないようだ。
「あ、ダメだよ以蔵さん、好き嫌いしちゃ」
「うるさいな、そんなん別にわしの勝手じゃろ!」
「いやいや、そんなんじゃ強くなれないよ〜?」
「わしはもう充分強いからえい」
「いや、それはそうかもだけど、食べ物を残すのは良くないからね?」
そんな話で少し盛り上がっていると、不意に後ろから声が降ってきた。
「なんだ?イゾーはネギも食べられないのか?」
凛としたこの声はラーマくんだ。
「ああん?なんじゃ小僧、わしを馬鹿にしゆうがか?」
「バカになんてしてないぞ、ただ余は疑問を口にしただけだ。それに余は小僧ではない。そっちこそバカにするのはよして欲しいな。」
何故か一触即発のムードである。
私は、慌てて2人を止めに入った。
「まあまあまあ!食べ物を残すより、喧嘩する方が良くないから!!」
しかし両者は睨み合って動かない。いや、手は腰の剣に伸びている。これはいけない、なんとか宥める方法を見つけないと…!
「あ、そうだ!2人ともクラスは違うけど、剣を使うのは一緒だよね!!どうかな?お互いに自分の剣について語らうとか…!?」
「なるほど…剣で語り合うか…」
「はっ、そりゃ面白いのぅ…」
ダメだ、これはもう手が付けられない感じだ。
「…喧嘩するなら修練場でお願いね……?」
「それもそうだな、こんな所で雌雄を決するなど、一国の王子としてあってはならない。」
「わしはどこでもええんじゃが…まあますたぁがそう言うなら仕方ないか…」
かくして、唐突ながらラーマVS岡田以蔵の夢の(?)対決の火蓋が切って落とされた。
隙を見てラーマくんの懐に飛び込む以蔵さん、しかし持ち前の足腰でラーマくんはすぐに飛び退き、上から大きく剣を振るう。
しかし以蔵さんも負けてはいない、またこちらも素早く攻撃をかわしたかと思えば、着地するラーマくんの足元を狙って薙ぎ払うように斬り掛かる。
私はなんて戦いを目の当たりにしてるのだろうか…!なんて感動も、互いが宝具を打つ瞬間に焦りと不安に変わった。
「ちょっと、流石に宝具は…!!」
「羅刹王すら屈した不滅の刃…その身で受けてみよ…!!」
「お初にお目にかかります…じゃあ…!!」
必死の静止も虚しく、2人は互いに睨み合い、武器を輝かせる。もう間に合わない…!
「くらえ!!」
「死ね!!」
ドカーンッ!と、マンガならそんな擬音が紙面いっぱいに書かれただろう。耳を塞ぎたくなるような大きな爆発音と、その衝撃波によって土煙が舞い、辺りは一瞬にして煙に覆われた。
「うわっゲホッ、ちょっと2人とも大丈夫!?」
気休めに目の前の土煙を手で払いながら、互いに宝具をぶつけ合った英霊の姿を探す。
暫くしてようやく引いた煙の中から、グッタリと座り込むラーマくんと以蔵さんが出てきた。
どうやら、宝具同士が上手いことぶつかり合って互いの力を相殺したようで、魔力を使い切って座り込んでいたようだった。
「おまん…セイバーならセイバーらしく斬りかかってこんかい…!なんじゃ…あの宝具…!」
「も、元々アレは矢でな…セイバーの方が…かっこいいと思って…改造したんだが…投げないと威力が出ん…!」
「なんじゃそりゃ…!!結局ブン投げたら…改造した意味ないぜよ!」
「はははっそうだよなあ!まあでも、イゾーの剣技も見事だったぞ…アサシンにしておくには勿体ない…」
「わしゃ天才じゃき、なんでもできるからなあ、多分その内セイバーとしても現界するぜよ!!」
「それは良い!!」
はっはっはっはっはっ!!!なんて高らかな笑い声が響き渡る。
「なんか…仲良くなれたっぽい…?」
それから、たまに2人で修練場に行っては腕を競い合う以蔵さんとラーマくんを見かけるようになった。