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久しぶりに派手に転んだ。
いや、正確に言えば転んではない、つんのめったというか、慌ててたというか、足場が悪かったというか。
…実のところ、恥ずかしい事に何にもないところで…レイシフト先の硬い土壌の上で私はこけてしまった。
一歩後ろを歩いていたマシュが慌てて駆け寄ってくれる。
「先輩っ!大丈夫ですか!?」
「フハッ、おいおい〜大丈夫かよマスターっ」
一緒に来ていたプニキが、笑いを噛み締めつつ私の近くでしゃがみこんだ。
つい、このくらい平気だよっと、少しムキになって応えてしまう。
なんとか起き上がってその場に座り込み、痛む膝小僧を見やれば、右足のタイツが破けて血が滲んでいた。
あーあ…あの馴染み深い、白の魔術礼装で来たので、付着した土埃と泥が良く目立つ…
「あちゃー、こりゃやっちまったなー、痛そうだー…」
「先輩、平気ですか?」
「うん。まあ痛いけど…」
プニキとマシュが心配そうに覗き込んで、救急箱を持ってるはずのロビンさんを探そうとしてくれる。
丁度彼は罠を仕掛けに行ってくれてるから、今ならそこの森にでもいそうだが…
すると、2人の後ろの茂みから、マントを羽織ったロビンさんが現れた。ナイスタイミング。
「おや、どうかしたんですかオタクら…って、こりゃひでえな。」
「お?緑の弓兵か、丁度いいとこに。見ての通り、我らが大将がすっ転んでケガしてんだ。手当してやってくれ。」
へいへい、と言いつつ、ロビンさんは自身のマントからレイシフト先に持って行く為の簡易的な救急箱を取り出した。てってれー、なんて空耳が聞こえる気がする。
「ロビえもん…」
「いや、オレ別に未来から来てませんし、ネコ型ロボットでもありませんからね?…ほら、そこの石にでも腰掛けてください、手当てしますから。」
相変わらずの丁寧ながらも呆れた調子のツッコミを頂きつつ、言われた通り大人しく指定されたすぐ近くの石まで移動する。
よっこいせ、なんて座り込めば、ロビンさんはすぐさま私の前に膝をついた。
水筒の水で軽く傷口をすすがれ、染みる消毒液のツンとした痛みを通り越し、柔らかくガーゼで覆われた上に、念の為の包帯まで巻かれて、あの血と土の混じった私の膝小僧はすっぽり隠れてしまった。
「ほいよ、まあこんなとこか。」
「おおー!ありがとうロビンさん!!」
「いやいや、オレらの大事なマスターの為ですから?ケガの手当てくらいヨユーっすわ〜」
また軽薄な口を叩きつつも、自然に差し出された彼の左手を取れば、体がふわっと跳ねるような感覚で立ち上がれた。こういうところだよな、なんて思う。
よし、歩けるかちょっと不安だったけど全然平気みたいだ。
「よーし、じゃあ気を取り直して行くぞー!」
「はいよー」
少し先を行っていたマシュやプニキ達に追いつき、私はまた旅を続けるのだった。
いや、正確に言えば転んではない、つんのめったというか、慌ててたというか、足場が悪かったというか。
…実のところ、恥ずかしい事に何にもないところで…レイシフト先の硬い土壌の上で私はこけてしまった。
一歩後ろを歩いていたマシュが慌てて駆け寄ってくれる。
「先輩っ!大丈夫ですか!?」
「フハッ、おいおい〜大丈夫かよマスターっ」
一緒に来ていたプニキが、笑いを噛み締めつつ私の近くでしゃがみこんだ。
つい、このくらい平気だよっと、少しムキになって応えてしまう。
なんとか起き上がってその場に座り込み、痛む膝小僧を見やれば、右足のタイツが破けて血が滲んでいた。
あーあ…あの馴染み深い、白の魔術礼装で来たので、付着した土埃と泥が良く目立つ…
「あちゃー、こりゃやっちまったなー、痛そうだー…」
「先輩、平気ですか?」
「うん。まあ痛いけど…」
プニキとマシュが心配そうに覗き込んで、救急箱を持ってるはずのロビンさんを探そうとしてくれる。
丁度彼は罠を仕掛けに行ってくれてるから、今ならそこの森にでもいそうだが…
すると、2人の後ろの茂みから、マントを羽織ったロビンさんが現れた。ナイスタイミング。
「おや、どうかしたんですかオタクら…って、こりゃひでえな。」
「お?緑の弓兵か、丁度いいとこに。見ての通り、我らが大将がすっ転んでケガしてんだ。手当してやってくれ。」
へいへい、と言いつつ、ロビンさんは自身のマントからレイシフト先に持って行く為の簡易的な救急箱を取り出した。てってれー、なんて空耳が聞こえる気がする。
「ロビえもん…」
「いや、オレ別に未来から来てませんし、ネコ型ロボットでもありませんからね?…ほら、そこの石にでも腰掛けてください、手当てしますから。」
相変わらずの丁寧ながらも呆れた調子のツッコミを頂きつつ、言われた通り大人しく指定されたすぐ近くの石まで移動する。
よっこいせ、なんて座り込めば、ロビンさんはすぐさま私の前に膝をついた。
水筒の水で軽く傷口をすすがれ、染みる消毒液のツンとした痛みを通り越し、柔らかくガーゼで覆われた上に、念の為の包帯まで巻かれて、あの血と土の混じった私の膝小僧はすっぽり隠れてしまった。
「ほいよ、まあこんなとこか。」
「おおー!ありがとうロビンさん!!」
「いやいや、オレらの大事なマスターの為ですから?ケガの手当てくらいヨユーっすわ〜」
また軽薄な口を叩きつつも、自然に差し出された彼の左手を取れば、体がふわっと跳ねるような感覚で立ち上がれた。こういうところだよな、なんて思う。
よし、歩けるかちょっと不安だったけど全然平気みたいだ。
「よーし、じゃあ気を取り直して行くぞー!」
「はいよー」
少し先を行っていたマシュやプニキ達に追いつき、私はまた旅を続けるのだった。