そのいち
あなたの名前はなんですか?(夢小説機能)
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【久々知兵助】
ふいに名前を呼ばれてそちらを向くと、頬が兵助の手に包まれて、自然とキスをされてしまった。
これが恋人ならまだ分かるけれど、私達は友達同士だ。
……なぜ、これを今。
そういう問題じゃないけど、そんな雰囲気ではなかったはずだ。
「ごめん、見てたら……なんか、したくなったんだ」
兵助の言葉に、それなら仕方ないか、なんて思う私はちょっと甘すぎるのかな。
ーーー
【尾浜勘右衛門】
交友関係を築くのはとても難しいが、壊れるのは一瞬だ。
勘ちゃんだって今日この瞬間までは友達だったはずのに、マウストゥーマウスですべてきえていったんだ。
女慣れしてて、それでも女として見られた節がなく、私には興味が無いと思っていたのに。
……ああ、嬉しいだなんて。
なんで私は気付かなかったんだろう。
やけくそで二文字の魔法を呟けば、二人の声が重なった。
ーーー
【竹谷八左ヱ門】
「あれは、事故だ」
そう弁解した彼を見て私はがっかりした。
確かにそうだけど。
別にファーストじゃないけど、私にとっては特別なキスだった。
……その後から私を見る度動揺するのは、期待してもいいのかな。
友達だって思いたいならそれでもいいけど、やっぱり君にも想われたいの。
ーーー
【鉢屋三郎】
私は異を唱えることも出来ぬまま、憎き好敵手に唇を奪われてしまった。
何か言えよと奴の声が聞こえてやっと我に返ることが出来た。
いくらなんでもこの悪戯は悪質すぎる。
そう言うと鉢屋三郎は不破雷蔵の目を瞬かせてから、顔を真っ赤にして色々言い出した。
何を言ってるのかよく分からないが、その様子が面白かったので良しとした。
ーーー
【不破雷蔵】
僕の好きは、こういう好きだから。
迷いなく一直線にとんだ先は、私の口の端だった。
……どうやら私の幼なじみは、思っていたより大人だったらしい。
でも真ん中にいかないあたりが雷蔵っぽくて、やはり可愛い。
なんとかそんな部分を探して平静なフリをする。
……お子さまの私には、まだ早かったかもしれない。
そう思うほどに、雷蔵の告白は大胆だった。
ふいに名前を呼ばれてそちらを向くと、頬が兵助の手に包まれて、自然とキスをされてしまった。
これが恋人ならまだ分かるけれど、私達は友達同士だ。
……なぜ、これを今。
そういう問題じゃないけど、そんな雰囲気ではなかったはずだ。
「ごめん、見てたら……なんか、したくなったんだ」
兵助の言葉に、それなら仕方ないか、なんて思う私はちょっと甘すぎるのかな。
ーーー
【尾浜勘右衛門】
交友関係を築くのはとても難しいが、壊れるのは一瞬だ。
勘ちゃんだって今日この瞬間までは友達だったはずのに、マウストゥーマウスですべてきえていったんだ。
女慣れしてて、それでも女として見られた節がなく、私には興味が無いと思っていたのに。
……ああ、嬉しいだなんて。
なんで私は気付かなかったんだろう。
やけくそで二文字の魔法を呟けば、二人の声が重なった。
ーーー
【竹谷八左ヱ門】
「あれは、事故だ」
そう弁解した彼を見て私はがっかりした。
確かにそうだけど。
別にファーストじゃないけど、私にとっては特別なキスだった。
……その後から私を見る度動揺するのは、期待してもいいのかな。
友達だって思いたいならそれでもいいけど、やっぱり君にも想われたいの。
ーーー
【鉢屋三郎】
私は異を唱えることも出来ぬまま、憎き好敵手に唇を奪われてしまった。
何か言えよと奴の声が聞こえてやっと我に返ることが出来た。
いくらなんでもこの悪戯は悪質すぎる。
そう言うと鉢屋三郎は不破雷蔵の目を瞬かせてから、顔を真っ赤にして色々言い出した。
何を言ってるのかよく分からないが、その様子が面白かったので良しとした。
ーーー
【不破雷蔵】
僕の好きは、こういう好きだから。
迷いなく一直線にとんだ先は、私の口の端だった。
……どうやら私の幼なじみは、思っていたより大人だったらしい。
でも真ん中にいかないあたりが雷蔵っぽくて、やはり可愛い。
なんとかそんな部分を探して平静なフリをする。
……お子さまの私には、まだ早かったかもしれない。
そう思うほどに、雷蔵の告白は大胆だった。