大会編
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そして、三戦目……。私が当たったのは、食満先輩だった。
食満先輩への作戦は……ズバリ、勝つことだ。
単純明快でありながら、一番難しい作戦。
鍛錬を怠っていたとはいえ、大会直前から学園に姿を見せなくなるほどの
大規模な鍛錬をしていた食満先輩の腕は不透明で、何の情報もない。
……倒せるのかな、私に。
いや、どんなことでもやってみなければ分からないんだ。
私は気を引き締めるため、また深呼吸をした。
・
・
・
「うらああああああああッ!」
開始の鐘が鳴った瞬間、思い切り突っ込んでくる食満先輩。
鉄双節棍は射程距離がよく分からない武器だけども、近付かないに越したことはない。
「……くっ」
スピード勝負は予想していたけど、走るにも避けるにも体力を使うのでこのままでは防戦一方だ。
たまに蹴りや殴りを入れたりしているが、良くてひらりと交わされ、悪いとカウンターをくらいかける。
攻撃のかわし方は大方分かってきたけども、攻撃のタイミングが掴めないままだ。
……まずい、どうすればいいんだ!?
息が上がってまともな思考が出来なくなっている自分に気付き、私はひとまず殴りかかると見せかけて煙玉を地面に叩きつけた。
「うぉ……!? ……そう来たか」
苦悩している私に対し、楽しげな様子に一瞬怒りを覚えてしまいそうだったが、
そうなっては食満先輩の思うがままだと思い直して、私は静かに右手に武器を装着した。
食満先輩への作戦は……ズバリ、勝つことだ。
単純明快でありながら、一番難しい作戦。
鍛錬を怠っていたとはいえ、大会直前から学園に姿を見せなくなるほどの
大規模な鍛錬をしていた食満先輩の腕は不透明で、何の情報もない。
……倒せるのかな、私に。
いや、どんなことでもやってみなければ分からないんだ。
私は気を引き締めるため、また深呼吸をした。
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「うらああああああああッ!」
開始の鐘が鳴った瞬間、思い切り突っ込んでくる食満先輩。
鉄双節棍は射程距離がよく分からない武器だけども、近付かないに越したことはない。
「……くっ」
スピード勝負は予想していたけど、走るにも避けるにも体力を使うのでこのままでは防戦一方だ。
たまに蹴りや殴りを入れたりしているが、良くてひらりと交わされ、悪いとカウンターをくらいかける。
攻撃のかわし方は大方分かってきたけども、攻撃のタイミングが掴めないままだ。
……まずい、どうすればいいんだ!?
息が上がってまともな思考が出来なくなっている自分に気付き、私はひとまず殴りかかると見せかけて煙玉を地面に叩きつけた。
「うぉ……!? ……そう来たか」
苦悩している私に対し、楽しげな様子に一瞬怒りを覚えてしまいそうだったが、
そうなっては食満先輩の思うがままだと思い直して、私は静かに右手に武器を装着した。