大会編
あなたの名前はなんですか?(夢小説機能)
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
試合が終わり、一人では歩けない状態の先輩に肩を貸して保険委員会のもとへ連れていく。
「……俺、鍛錬がしたい……」
先輩は自分の腕が落ちたことを自覚し正気に戻ったらしく、先程と打って変わって大人しくなっていた。
「ダメですよ、この状態で鍛錬をしたってなんの意味もないですから。
鍛錬は疲れをとってからやりましょう」
「まぁ、それも、そうか……」
・
・
・
連れていったそこには保健委員でない下級生も沢山いた。
今日はみんな授業も委員会もなくなったから、唯一多忙そうな保健委員の手伝いをしてるらしい。
「ごめん、今日は手伝い出来なくて」
現在の保健委員会の最高学年としてみんなをまとめている数馬に声をかけると、数馬はにこりと笑った。
「大丈夫ですよ! みんな手伝ってくれていますし……。
頑張ってくださいね。次の相手、伊作先輩でしょう?」
「……そうだね。必ず正気に戻して、君たちの元に帰って来てもらうよ」
数馬は忙しそうではあるものの、その瞳は輝いていて伊作先輩と同じ瞳をしていた。
彼も医療にやりがいを感じて、何より伊作先輩を尊敬しているんだろう。
……こんないい後輩を放っておくなんて、許せないなぁ。
私は次の試合に勝つべく、深い深呼吸をした。
「……俺、鍛錬がしたい……」
先輩は自分の腕が落ちたことを自覚し正気に戻ったらしく、先程と打って変わって大人しくなっていた。
「ダメですよ、この状態で鍛錬をしたってなんの意味もないですから。
鍛錬は疲れをとってからやりましょう」
「まぁ、それも、そうか……」
・
・
・
連れていったそこには保健委員でない下級生も沢山いた。
今日はみんな授業も委員会もなくなったから、唯一多忙そうな保健委員の手伝いをしてるらしい。
「ごめん、今日は手伝い出来なくて」
現在の保健委員会の最高学年としてみんなをまとめている数馬に声をかけると、数馬はにこりと笑った。
「大丈夫ですよ! みんな手伝ってくれていますし……。
頑張ってくださいね。次の相手、伊作先輩でしょう?」
「……そうだね。必ず正気に戻して、君たちの元に帰って来てもらうよ」
数馬は忙しそうではあるものの、その瞳は輝いていて伊作先輩と同じ瞳をしていた。
彼も医療にやりがいを感じて、何より伊作先輩を尊敬しているんだろう。
……こんないい後輩を放っておくなんて、許せないなぁ。
私は次の試合に勝つべく、深い深呼吸をした。