はじまりと趣味編
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首に刃は刺さっているはずだ。
……が、わざと抵抗して刃を食い込ませようとしても、何故か全く痛みを感じなかった。
そんなとき、前方から手裏剣が飛んできて山賊の耳に掠った。
「何ッ……!? 忍者だと! どこにいやがるっ、出て来やがれっ!」
すると、木から見知らぬ忍者が素早く舞い降りてきた。
「お、お前は……っ!?」
「まずい、逃げるぞッ!」
山賊は颯爽と森を去っていった。
「こ、こら。何をしてるんだ、君は」
そっと少し刃が刺さっていた首を触ろうとすると少し焦った様子で、
忍者の人に手首を掴まれ阻止されてしまった。
「……はぁ、君はくノ一教室三年生の志摩千鶴だよね?」
「……そうですけど、どちら様で?」
思い切り警戒してみせると、その人は目をぱちくりさせた。
「はははっ、こりゃ新鮮だ。私はこれでもフリーの売れっ子忍者でね。利吉って言うんだ」
この世界の有名人だったのか。でもなんでそんな人が私を助けてくれたんだろう……?
「ああ、私は学園と縁があってね。もう暗いだろう?
山賊も増えているし、危険だから君を連れ戻すように言われたんだ」
確かにもう空は暗くなっていた。
山賊を見つけようと必死だったせいで、結構深い森に入って来てしまったようだ。
「それにしても、傷を直ぐに触るのは良くない……って、大丈夫かい!?
これは直ぐにでも止血しなければ……」
血が溢れ出てきてるね、そう言われてみれば痛くはないがなんだか意識が遠のいてきた。
……が、わざと抵抗して刃を食い込ませようとしても、何故か全く痛みを感じなかった。
そんなとき、前方から手裏剣が飛んできて山賊の耳に掠った。
「何ッ……!? 忍者だと! どこにいやがるっ、出て来やがれっ!」
すると、木から見知らぬ忍者が素早く舞い降りてきた。
「お、お前は……っ!?」
「まずい、逃げるぞッ!」
山賊は颯爽と森を去っていった。
「こ、こら。何をしてるんだ、君は」
そっと少し刃が刺さっていた首を触ろうとすると少し焦った様子で、
忍者の人に手首を掴まれ阻止されてしまった。
「……はぁ、君はくノ一教室三年生の志摩千鶴だよね?」
「……そうですけど、どちら様で?」
思い切り警戒してみせると、その人は目をぱちくりさせた。
「はははっ、こりゃ新鮮だ。私はこれでもフリーの売れっ子忍者でね。利吉って言うんだ」
この世界の有名人だったのか。でもなんでそんな人が私を助けてくれたんだろう……?
「ああ、私は学園と縁があってね。もう暗いだろう?
山賊も増えているし、危険だから君を連れ戻すように言われたんだ」
確かにもう空は暗くなっていた。
山賊を見つけようと必死だったせいで、結構深い森に入って来てしまったようだ。
「それにしても、傷を直ぐに触るのは良くない……って、大丈夫かい!?
これは直ぐにでも止血しなければ……」
血が溢れ出てきてるね、そう言われてみれば痛くはないがなんだか意識が遠のいてきた。
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