火災編&竹谷編
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仕方なく横にいる竹谷の腕に、顔を近付けて匂いを嗅いでみた。
いきなりだったから驚いたのか「おほっ」と上から変な声が聞こえたが気にせず嗅いだ。
うん……なんていうか。
「漢の匂いって感じだね」
「……要するに汗臭いってことだな」
まあ率直に言ってしまえばそうなんだけど、せっかくオブラートに包んだのに竹谷自ら破っちゃったよ。
「ていうか千鶴、いい匂いだな」
「えっ、すけべ。何で匂い嗅いでるの?」
「は、はあ? うるさい、お前人の事いえないだろ!」
私たちのやり取りをじっと見ていた兵助が、口を出した。
「……そのいい匂いだったジュンコの匂いは竹谷は嗅いだのか?」
あ、これはまずいかもしれない。
「もしかして、千鶴が犯人なのか!?」
「あ、あははっ……」
苦し紛れにそうだよと笑ってみせた。
「……なんでそうなったのか教えてもらおうか?」
まるで警察の取り調べのように指を組んで口元に持っていく竹谷。
……隣だから威圧感はほとんどないけどね。
そして、ことの顛末を話すことになり――
「なるほど……そんなことがあったのか。
うちの後輩とジュンコが迷惑をかけてすまない……」
「い、いえいえ?」
なぜ私が謝られているんだろう。元はと言えば、私が怒られていたはずじゃ……?
……まあ、いいか。
めでたしめでたし……。
いきなりだったから驚いたのか「おほっ」と上から変な声が聞こえたが気にせず嗅いだ。
うん……なんていうか。
「漢の匂いって感じだね」
「……要するに汗臭いってことだな」
まあ率直に言ってしまえばそうなんだけど、せっかくオブラートに包んだのに竹谷自ら破っちゃったよ。
「ていうか千鶴、いい匂いだな」
「えっ、すけべ。何で匂い嗅いでるの?」
「は、はあ? うるさい、お前人の事いえないだろ!」
私たちのやり取りをじっと見ていた兵助が、口を出した。
「……そのいい匂いだったジュンコの匂いは竹谷は嗅いだのか?」
あ、これはまずいかもしれない。
「もしかして、千鶴が犯人なのか!?」
「あ、あははっ……」
苦し紛れにそうだよと笑ってみせた。
「……なんでそうなったのか教えてもらおうか?」
まるで警察の取り調べのように指を組んで口元に持っていく竹谷。
……隣だから威圧感はほとんどないけどね。
そして、ことの顛末を話すことになり――
「なるほど……そんなことがあったのか。
うちの後輩とジュンコが迷惑をかけてすまない……」
「い、いえいえ?」
なぜ私が謝られているんだろう。元はと言えば、私が怒られていたはずじゃ……?
……まあ、いいか。
めでたしめでたし……。
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