火災編&竹谷編
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「良かった……じゃあ、千鶴はまだ生きてるんですね」
「ああ。だから、安心して明日から授業に参加するようにね」
「はい……では、失礼します」
涙声の三郎に、安心させるような声色の伊作先輩。
障子が閉じる音……三郎は部屋から出ていったらしい。
「……本当に、千鶴の治癒能力には驚かされてばかりだな。
仮死状態にあったのに、ものの数時間もしないうちに意識を取り戻すなんて」
さすが先輩、私の狸寝入りに気づいていたようだ。
起きようと体を起こそうとするが、皮膚が完全に焼かれているようで起き上がれなかった。
……私自身は痛いと感じはしないのだけど、おそらく体が悲鳴を上げているんだな。
そう思って、私は体を起こすことを諦めた。
「今回君がやったことは大変立派なことかもしれない。実際赤子は奇跡的に生還した。
でも、それで君が死んでいたら元も子もないだろう。
……どうして君は、そんな捨て身な真似が出来るんだ」
死なない体と言ったところで、先輩は信じないのだろう。
そう思って、私はただ笑って返すことしか出来なかった。
「ああ。だから、安心して明日から授業に参加するようにね」
「はい……では、失礼します」
涙声の三郎に、安心させるような声色の伊作先輩。
障子が閉じる音……三郎は部屋から出ていったらしい。
「……本当に、千鶴の治癒能力には驚かされてばかりだな。
仮死状態にあったのに、ものの数時間もしないうちに意識を取り戻すなんて」
さすが先輩、私の狸寝入りに気づいていたようだ。
起きようと体を起こそうとするが、皮膚が完全に焼かれているようで起き上がれなかった。
……私自身は痛いと感じはしないのだけど、おそらく体が悲鳴を上げているんだな。
そう思って、私は体を起こすことを諦めた。
「今回君がやったことは大変立派なことかもしれない。実際赤子は奇跡的に生還した。
でも、それで君が死んでいたら元も子もないだろう。
……どうして君は、そんな捨て身な真似が出来るんだ」
死なない体と言ったところで、先輩は信じないのだろう。
そう思って、私はただ笑って返すことしか出来なかった。