鉢屋&不破&尾浜編
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「じゃあ俺、買いに行ってくるよ」
彼によって恋人繋ぎにされていた手を放され、その言葉の意味を考える。
……待って、もしかして私に奢ろうとしてるの?
それは申し訳なさすぎる。
そう思って彼についてくると、彼は私に気付いたようでなんでついてきてるの、といった。
「もしかして奢ろうとか考えてるんじゃないかと思って」
「ん? 最初からそのつもりだったけど」
女子に金を払わせるとかありえないよ、と付け足す尾浜。
そんな当然だろ、みたいな顔をされてもなんだか申し訳ないという気持ちは消えない。
「……奢らせてよ、さっきからかっこ悪いとこばかり見せてるし?」
「え……かっこ悪いところなんてあった?」
あぁ、また言ってるよ……みたいな目で見つめられて、ハッと気付いた。
今のは意図した訳ではなく、単純に思ったことを伝えただけだった。
……彼の言うかっこ悪いって私に振り回されるってこと?
「そういうことか。別に、可愛いからいいよ」
「君の方が可愛いけどね」
君も君で罪があると思うよ。このたらしめ。
きっと数多の女子を泣かせるプレイボーイに成長するんだ……。
もうすでに片鱗を見せつつあるんだから間違いない。
私は渋々尾浜に奢ってもらい、尾浜に今度なにかお返しをすると約束を取り付けておいた。
彼によって恋人繋ぎにされていた手を放され、その言葉の意味を考える。
……待って、もしかして私に奢ろうとしてるの?
それは申し訳なさすぎる。
そう思って彼についてくると、彼は私に気付いたようでなんでついてきてるの、といった。
「もしかして奢ろうとか考えてるんじゃないかと思って」
「ん? 最初からそのつもりだったけど」
女子に金を払わせるとかありえないよ、と付け足す尾浜。
そんな当然だろ、みたいな顔をされてもなんだか申し訳ないという気持ちは消えない。
「……奢らせてよ、さっきからかっこ悪いとこばかり見せてるし?」
「え……かっこ悪いところなんてあった?」
あぁ、また言ってるよ……みたいな目で見つめられて、ハッと気付いた。
今のは意図した訳ではなく、単純に思ったことを伝えただけだった。
……彼の言うかっこ悪いって私に振り回されるってこと?
「そういうことか。別に、可愛いからいいよ」
「君の方が可愛いけどね」
君も君で罪があると思うよ。このたらしめ。
きっと数多の女子を泣かせるプレイボーイに成長するんだ……。
もうすでに片鱗を見せつつあるんだから間違いない。
私は渋々尾浜に奢ってもらい、尾浜に今度なにかお返しをすると約束を取り付けておいた。
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