ナデシコ
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最近ジェイドが楽しそうだ。
いや、陸に上がってからいつも楽しそうにキノコの世話をしていたが、最近は特に植物園に行くことを楽しみにしているように見える。あんな土臭いところよく毎日通えるよな。片割れの凝り性に若干呆れつつ、楽しそうにしているならまぁいいかと思っていたが、どうも原因はキノコだけじゃないようだ。
「おもしれぇおもちゃ見つけたんならオレにも教えてくれればいーのに」
ジェイドの後をこっそりつけると、一時期学園内で話題になったふわふわ浮いてる女のゴーストとジェイドが楽しそうにキノコの世話をしていたのだ。キノコを見る表情はまぁいつもの通りではあるが。時折ゴーストの彼女をチラッと見てはキノコをみる表情とはまた違う、愛おしそうな表情になるのだった。
「あんなジェイドの顔初めてみたぁ。アハッ、おもしれ」
ルンルンとした気持ちで寮に帰り、いつものようにジェイドの部屋で彼の帰りを待つ。帰ってきた彼は開口一番にこう言った。
「フロイド。貴方、今日僕の後をつけていたでしょう」
「バレちったー?ねぇねぇ、ジェイド。あのゴースト新しいおもちゃ?」
「違いますよ。彼女には手を出さないでくださいね」
「ふーん、わかったぁ♡」
そう言われて大人しくするフロイドではない。ジェイドの不安の通り彼女にちょっかいをかけ、ジェイドに怒られるだが、それはまた別の話。
「クリオネちゃん、ジェイドのお気に入りになっちゃって。ふふっ、かぁわいそー」
まぁでも、片割れの番がゴーストってのもおもしれーからアリかな。そんなことを思っていつもと違う様子の片割れを眺め見るのだった。