花房くんと私
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私は今日からこの聖マリー学園に通う。昔からお菓子は好きだった。…食べること専門だったのだけれど。そんな私がパティシエールを目指している理由は簡単。両親共にパティシエなのだ。だからって娘がパティシエになりたいと思っていると思わないで欲しい。つまり私は両親の薦めでこの学校に入学した。入試に受かった時は何かの間違いじゃないかと私自身驚いた。それにしても大きな学校だと思う。入学式の前に教室に集まるんだっけ。教室を探してキョロキョロしていると人だかりを見つけた。
『うわぁ、すごい…』
1人の男の子に複数の女の子が群がってる。男の子は俗に言うイケメンという部類。とても、綺麗な男の子。ぽーっとその子を見ていると一瞬ぱちっと目が合う。はっ、見惚れている場合じゃない。側を通り抜けた後、無事に教室を見つけ黒板に記してあった自分の席に着く。1-A、これが私のクラス。友達出来るかな。そわそわしながら俯いていたら隣からガタッ、と椅子を引く音がした。顔をあげるとさっきの男の子。
『あ…、』
「初めまして、ボクは花房五月。よろしくね」
そう言って彼は綺麗に笑った。
それが花房くんと私の出逢いでした。
『わ、私、名字名前です。よろしくお願いします』