お酒に火がつく 前編
名前変更
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【デフォルト名】
笹枝 立花(ささえだ りつ)
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ライ&バーボン‐side‐
時間は夜8時。
ターゲットはバーにいるらしく、今日組む相手をライは迎えに来ていた。
今日組む相手は立花とバーボン。
立花が車に乗ると目的の場所に車を走らせる。
「ジンから話は聞いたけど、貴方がスコッチを殺すなんて私は思えない」
「だが事実だ。バーボンにも見られているからな」
やはりライがスコッチを殺ったことは立花の耳にも入っていたようだ。
しばらくして目的地であるバーに着くと、バーボンの姿が見える。
二人が車から降りバーボンに近付いていくと、バーボンがにこやかに立花に声をかけた。
だがその一瞬、ライに向いたバーボンの鋭い視線、それは殺気だ。
「それでは、早速中に入りましょうか」
バーボンの言葉で店の中に入ったのは、立花とバーボンの2人。
今日ここですることは、とある女性から情報を聞き出すことだ。
勿論その女性に声をかけるのはバーボン。
そしてライは、外での見張り。
立花は2階からバーボンを監視する役目だ。
1階でターゲットが現れるのを待っていると、ようやく現れた女性にバーボンは声をかけた。
今回の仕事内容は、この女性から情報を聞くことだが、それだけならライは必要ない。
立花はバーボンの監視役のため関係ないが、ライも一緒にというのには意味がある。
それは、この女性が裏切るのではないかとジンが疑っているからだ。
黒の組織としてはいいことだが、もしバーボンがノックだとしたら、油断できないと相手となるだろう。
そんなことを考えていると、バーボンが外に出た。
どうやら情報を聞き出せたらしい。
立花も外に出ようと立ち上がったその時、お酒を飲みすぎたのか体がよろけてしまうと、誰かにぶつかってしまった。
「すみません」
「いえ、それよりも大丈夫ですか?良ければご自宅までお送り致しますよ」
親切な男性に、外で一緒に来た方を待たせているのでと伝えると、それは残念ですと言う男性の言葉が遠退いていく。
目を覚ますと、立花の両手は縛られ床に転がっていた。
それも、先程までいたバーではなく何処かの建物のようだ。
「お目覚めのようね」
声の聞こえた方に視線を向けるとそこには、バーでバーボンと話していた女性が立花を見下ろしている。
そしてその横には、立花がぶつかった男性の姿。
どうやら全て気付かれていたようだ。
黒の組織が女性の持つ情報を狙っていることに。
「私から情報を聞き出そうとした様だけど残念だったわね。あの坊やに話したことは全て嘘よ」
この身動きが取れない状態ではかなり危険な状況といえる。
何とかしてここから逃げ出してライとバーボンに連絡をとりたいところだが、簡単に逃げられそうにない。
それにしても、人から見下ろされるというのは不快なものだ。
「私を捕まえてどうするつもり」
「そうねぇ。貴女の口でも封じたら面白いんじゃないかしら。そして、貴女達の組織に嘘の情報が流れる」
女はニヤリと笑みを浮かべると、銃口を立花に向ける。
さようならと女が口にし引き金を引こうとしたそのとき、女の手に握られていた拳銃が弾き飛び床へ落ちた。
何が起きたのかわからずにいると、扉が開かれある人物が姿を表した。
「我々に嘘の情報が通用すると思いましたか?」
「バーボン!?」
「はい、助けに来ましたよ」
女に銃口を向けたまま、バーボンはニコリと立花に笑みを浮かべる。
すると、バーボンは女に近付いていき改めて情報を聞き始める。
《完》