先の未来は二人の秘密
名前変更
名前変更お話にて使用する、夢主(主人公)のお名前をお書きくださいませ。
【デフォルト名】
巫兎(みこと)
囚人番号:211
※囚人番号は固定となります。
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【おまけ】
ニコが行ってしまった13舎13房では今、ジューゴ、ウノ、ロックがハジメにお叱りを受けていた。
「てめーら、さっきも鍵開けて脱獄したばっかだろうが!!1日に何度脱獄する気だ!!」
ニコが薬を取りに行くとき、そして今の脱獄もハジメにバレていたらしく、ハジメの背後には怒りの炎が見えている。
「ハジメ、これは脱獄じゃないんだ」
「そうそう!」
「ニコが医務室に行っただけなんだって!」
「あのなぁ、囚人が看守に何も言わずに房から出たらそれは脱獄なんだよお!!」
その後もハジメのお説教は続き、何とか解放された時には3人とも畳に倒れ込んでしまった。
脱獄やお説教なんてのは何時ものことだが、今回は何時もとは訳が違う。
ニコを連れ戻そうとしたハジメをなんとか説得し、連れ戻すというのは無しになったが、二人はどうなったのだろうかと3人は心配する。
「ニコ、上手くいったかな」
「どうだろうな、俺が見た感じだと脈はなかったけどなー」
「巫兎さんって優しくて可愛いし、ニコが惚れるのもわかるぜ」
ロックの言葉に二人は激しく同意する。
だが、その人気に巫兎本人は気づいていない。
告白をされることはあるものの、全て断っているらしく、心に決めた人がいるんじゃないかという噂もあるほどだ。
「やっぱ好きな人いんのかな」
「どうだろうな」
「もしかすると、この刑務所の誰かだったりしてな!」
そんな話で盛り上がっていると、房の扉が開く音が聞こえ、3人の視線が扉へと向けられた。
そしてそこにはニコの姿があり、その表情からは結果を読み取ることはできない。
「ニコ、どうだったんだ?」
3人が、期待と心配をする中、ニコの口は開かれその結果を話始める。
その言葉に3人は驚きの表情を浮かべているが、とうの本人はニコリといつも通りの笑みを浮かべている。
先に進んだニコの未来は、一体どんな結果を導きだすのか、それはニコ次第だからだ。
《完》