禁断の恋をアナタと
名前変更
名前変更お話にて使用する、夢主(主人公)のお名前をお書きくださいませ。
【デフォルト名】
巫兎(みこと)
囚人番号:211
※囚人番号は固定となります。
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【おまけ】
一時間だけの自由時間、最近99番はその時間を巫兎と過ごす時間にしていたのだが、今日はウノに誘われたため娯楽室へとやって来ていた。
皆の付き添いとして、ハジメのかわりに巫兎が来ていたのだが、特にすることもなくボーッとしていると、娯楽室に5舎の囚人もやって来た。
5舎囚人の付き添いには、5舎主任の悟空 猿門が来ており、巫兎の横へと座る。
「今日はハジメじゃねーんだな」
本当はハジメが来るはずだったのだが、99番と居たいが為に、巫兎が引き受けたなんて言えるはずもない。
「猿門さんも大変ですね、わざわざ5舎から13舎まで」
「全くだ!猪里に任せようとしたんだが、アイツどっかに逃げやがったからな」
「猪里さんは相変わらずですね」
クスクスと笑みを浮かべながら話していると、不意に99番と視線が合ったが、すぐに逸らされてしまい首を傾げる。
そして、一時間なんて時間は遊んでいる彼らにはあっという間であり、すぐに房へと帰る時刻となった。
先ずは13房の囚人を房へと戻し、最後に99番を房へ戻すのだが、先程からどうも様子が可笑しい。
「どうかしたの?」
「え!?な、ななな、何がだ?」
あからさまに動揺しており、何かあるなら話してと言うと、99番は躊躇いながら口を開く。
「……5舎の看守と楽しそうだったなと思ってさ」
目を逸らしながら言う99番は拗ねているように見え、つい口が緩む。
「妬きもち?」
「こんな感情初めてだからわからないけど、多分そう……」
頬を掻きながら言う99番を、巫兎はぎゅッと抱き締め、房に戻ったら少し話そっかなんて声をかけると、99番の顔にパッと花が咲く。
そんな99番が可愛くて笑みを溢すと、99番は顔を赤くし、早くいこうと巫兎の腕を引き歩きだす。
囚人と看守の恋だとしても、巫兎は掴まれたこの手を振りほどけるわけもなく、房へと戻ると会話より先に唇が重なった。
《完》