カタカナ推奨
Hello my world
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『と、とうとう、今日だ…』
人生で初めて 大きな挑戦をする
出来損ないでだめな私
変わりたい一心で必死に頑張った
少し前の話をするね。
いや、まず自己紹介かな!?
カスミ= ルーウェル、18歳
物心着いた時からママとパパはいなかったの。
流星街が私の母なる大地だった。
保護者にあたる人は神父様。
流星街の廃墟の中、バスケットに眠っていた私を神父様が拾ってくださったの。
バスケットには手紙が残されていてね
それは今でもちゃんと私が肌身離さずお守りとして持っている。
その手紙の内容はこんなだった。
親愛なるカスミ= ルーウェル
パパとママの判断をどうか許して。
あなたをその場所に置いて言ってしまったことは本当に許しがたいことだけど、あなたのためだったことをわかってちょうだい。
あなたの成長を見れないのが本当に悔しい。
あなたを撫でたいしキスもしたい。
親としてちゃんと育ててあげたかったのに、私たちにはそれが出来ない。
あなたはきっと、素敵なお友達を作り、大切な恋人も出来るでしょう。
ママとパパがいない分、あなたはきっと出会った人を大切にできる強い子に育つはず。
あなたが大人になった時、私達はあなたに出会えるかしら。
もし出会えたら、素敵なお友達や恋人を見せてちょうだいね。
パパとママはあなたをずっと愛しています。
サミュエル=ルーウェル &トウコ= ルーウェル
つまりは捨てられた。が、愛されてたんだなぁとは思う。
手紙の他に写真が1枚入っていた。
あいにく両親の顔写真はないが、私だと思われる赤ちゃんの写真が、裏にはbirthdayと書かれていた。
今わかるのは本名と誕生日と両親の名前だけ。
戸籍情報はそれだけでは成立できないため、やはり私は親がいない流星街出身のものだと考えて良い。
そんな所を神父様に拾われ、孤児として育ったのだった。
しかし、所詮は流星街の教会
孤児を全員拾ってそだてては、神父様も死んじゃうのだ。
だからそこの神父様は赤ちゃんしか拾わない。
その教会のルールで、4歳からは1人で自立しなければならない。
むしろ、3歳まではご飯と寝床が提供されるのは甘いほうなのだ。
私は4歳まで教会で過ごした。
教会を卒業してからがつらかった。
生きるためには盗む殺す…
人間としてやっちゃだめなことをやってきたと思う。
それは今になって思うことで、
当時は罪の意識なんてこれっぽっちもなかったんだ。
お金の概念も知らないし、言葉も少ししかわからなかった。
…そういえばむかし、流星街で両親からの手紙を読んで意味を教えてくれたお兄さんがいたな。
近くの子供がいくらか集まってグループみたいなのつくって盗んだり殺したりしてたけど…
お兄さんやお姉さんにたまぁについて行って遊んだり特訓したりしてたけど、
ほんとにそんな頻繁に会ってたわけじゃないんだよねぇ。
ある日お別れだって言われちゃってばいばいしたなぁ
げんきかなぁ。名前、なんだっけ。
とにかく、生きるために必死で、そのお兄さんたちもだけど、とにかく誰でも利用したしひっついていった。
これが私の過去。