レオナルドバーンズの場合
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「大隊長〜」
「誰だ?アンジュに酒を飲ませたのは…」
「じ…自分で飲んでました」
バーンズの低い声に周りが怯みアンジュの手に持っていた酒を没収する
「あぁ…」
「飲みすぎだ…ノエルはどこだ?」
「あっちで寝ちゃってますよ。」
カリムの言う方に目をやると酒を飲んで寝てしまっている
「わかった…」
アンジュを抱き上げ、ノエルの方へと向かう
両手に花…っとみな声を出さずに静かに言葉を飲み込む
「ノエル…起きなさい」
「ん〜」
「仕方ない…」
っと呟くとノエルも抱き上げ寮の方へと歩いていく。
「大隊長…扉を…」
「構わない…開けられる」
たかだか女二人の体重だ…なんの問題もない
…
ノエルを他所に人の目も気にせず抱きついてくるアンジュ
「アンジュ…見られたらどうする…明日困るのは君だぞ。」
「…大隊長どうやったら私を見てくれるの?」
「見てる…ちゃんとな」
「…?」
酒を飲んで頭の思考回路が回らずに?マークが散りばめられるアンジュの頭の中はバーンズへの愛をどう伝えたらいいのか回らない頭で考えていた
「ん〜紅ぃ…」
「…?」
一瞬…ノエルの口から名前らしき…愛称のようなものが聞こえ足を止め、ノエルを見るもやはり寝ている
「大隊長…?」
アンジュの声で一瞬我に返りまた歩き出す
ベニ…?
友達か?
それとも…彼氏でもできたのか…
まだ何も言われていない…
隠しているのか…?
そう考えていると部屋の前へと着く
部屋の共通キーをポケットから取りだし部屋の中へとはいる。
電気をつけ、先にノエルを布団の上にのせ、片手で布団をかける。
ん…和風の髪飾り…?
ノエルの机の上に置かれていた
アンジュとよく浅草に遊びに言ってるの知っているがそこで買ったものか…。
昔は私以外と外に出ることは無かったんだがな……
仲のいい人とめぐりあえたのはいいことか
さて、こっちをどうするか
「さぁ君もベッドに寝なさい」
「…なんでですか…?もっと一緒にいたい」
「アンジュ…ノエルも寝てるんだ」
「隣の部屋…行こ…レオ…」
全くこの子は…どうして私をここまで…
キスしただけで子供が出来ると思うような子だ
まだまだ聖女としていてもらいたいが
私がいつまで持つか…
部屋の外を見る
私の部屋の方まで来るものは基本的にはいない
彼女たちの部屋とは隣の部屋だ。
彼女たちの部屋の隣からシスターたちの部屋になる
シスターたちはもう寝ている
あまり大きな音は立てられない
他の女隊員たちも数名まだ飲酒していた…
このこの望みは叶えたい
いつもはこんなにも甘えては来ない
全て忘れてくれたらいいが
そうもいかないのがこの子なのだ
いつも自分で誘った来た挙句、記憶が吹き飛ばなかったのか、しっかりと記憶が残っている
嫁に行けないと言うが…私以外に誰が貰うというのか
いや…この考えは捨てるべきだ
彼女を聖女のままで居させたいのであれば…
「アンジュ…」
「なぁに?」
絡みつくように甘えてくる想い人に対し少しため息を着く
「君はどうして私を狂わすのか…」
「…?」
「全く…これだけは許しておくれよ」
そして…キスだけじゃ子どもは出来ないよ…
「んぅ…ぁっ」
バーンズの舌がアンジュの口の中へと入っていく
激しく舌が絡め合い、息をする暇さえ与えないアンジュの方が若いが若いだけだ
体力はバーンズの方がはるかに上
体格差もかなりありこれで本当に営みなどしたら次の日の祈りなどできるはずなどない
「れぉ…」
舌が唇から離れた瞬間アンジュのか細い声が聞こえる
「君を純粋無垢なる天使で…聖女で居させたいんだがな…」
「もっと…」
「君はどこでそんな言葉を覚えているんだ?」
フォイェンに内容チェックさせてから読ませているはずだが…最近のは表現の仕方が低年齢でも上がってきてると聞く、最近の本を甘く見すぎたか
そして優しく影を重ね
角度を変えながら舌を絡めあった
…
「アンジュ…君にはひとつ言っておきたいことがある」
「…?」
「キスでは子どもは出来ないよ」
その一言で完全にアンジュの酔いは覚めた
「…え…?でも…本で…」
「子どもにつく嘘の一つだ」
「え…っじゃぁ…どうやって…」
「それはまた後で…今すぐ知ってしまえば本当に後戻り出来なくなる。こんなキスだけでとろけてしまう君がもう少し慣れなければね」
「…わかった…。」
「いい子だ。」
優しく頭を撫でられ、部屋の外を見る。
誰もいないことを確認し、部屋の前で軽くキスをした
「おやすみ…良い夢を」
「おやすみなさい…」
END
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