ハート意思を継ぐもの
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「いたぞー!二億と三億!」
全くいつまで追いかけてくるんだ!
ストーカー並みにしつこすぎる
ドフラミンゴの狙いにまんまとハマってしまっているな。
だからといって攻撃もできない。
覚悟ー!と背後から攻撃が来る
『デズピア…!』
パチンっと指を鳴らし空間を作る
空間がねじた
「二億と三億、どこに消えやがった!」
そこにいるが微妙な空間のズレのせいで気づいていない
『これは少ししか持たないから早く行きましょ。海軍はもう少し先にいる。』
「わかってる。」
走りながら後ろを振り向く
未だ姿に気づかないドレスローザのひとたち
あと少しの間我慢してくれ
何とかしてやるから…
☆
「いたわよデリンジャー!」
双眼鏡を使いながらある方向を見ていた
「海軍が止められてる…!」
-------------------------------
「どうしてもどいてくれやせんかね?」
藤虎の言葉にフッと笑う男がいた。
サボである
リンはというと、サボの斜め後ろに立ちながら海軍を見ていた。
「そうだなぁ…海賊麦わらの一味及び…それに手助けする戦士たち、それらに危害を加えようとしている奴らを通すわけにはいけない」
サボや リンの後ろには若い海兵たちが何人も倒れていた
「革命軍の仕事ですかい?お二人さん」
「そうだな、革命軍の仕事…いや、間違えた。兄としてだ!」
「ほう、一体どちらのお兄ィさんでしょうねぇ」
「よせというのがわからんのか!なぜそいつに仕掛けた!そいつは自然系の能力者だ!」
いくら弾丸を放とうが身体を通り抜けて聞かない
「この男!指の力が異常だ!」
「爪だよ。」
バズーカの上に乗り爪でメキメキと鉄を壊していく
「女!女を取り押さえろ!」
『弱そうな方って考えやめて欲しいんだけど…』
高く飛び上がり蹴りをいれた
ケリを入れられた海兵は建物にのめり込む
『これでも一応革命軍なものでね。戦いははなれてるの…それに弟君の邪魔はさせない。兄さんの救出のためにも』
ふぅと息を吐き構える
「おや、こちらはどちらの妹さまでしょうね。」
『トラファルガーロー!私の兄、だから麦わらの一味への手出しはさせない。』
構える リン。
普通の構えと少し違う リンの構え…
華ノ国の構え!
確か…カンフーとか言ったか?
『はぁっー!』
今までの リンだとありえないような動きをしだした
いつ…覚えたんだあいつは…
「よそ見してる暇あんのかー!」
バスティーユがサボに向かって走ってくる
デカイ包丁を振り回す海軍中将を見ながら
サボは笑う、
「嵩取る権力を切り裂く“爪”!!」
みしっと包丁に亀裂が入った。
数秒後バキッと音を立て包丁は粉々になった。
「バスティーユ中将の“鮫切包丁”が!」
海軍兵士の叫びをよそに二人の戦闘は続く
「おんどれ!」
「人間の頭蓋骨くらい…卵みてぇに簡単に握りつぶせる!」
バスティーユの独特の仮面の上から手をかけ
メシメシと力を加える
すごい握力で
「バスティーユ中将ー!」
『貴方達も、あまり私から目をはなさないほうがよかったかもね』
は?という顔をしているうちにぱちんと指を鳴らした
リンの周りだけ空間ができる
『ソニック』
音速のスピードで海軍兵を襲う
どんなに海軍兵が必死に、 リンに食いつこうもしても追いつかない…
一通り一層した
『ごめんなさい…ちょっとはしゃぎ過ぎちゃった。』
なんか… リンが怖い…。
「なぁ… リン。」
『何?』
「ナギナギの実の実ってさ、音消すんじゃなかったけ?」
『ナギナギの実の能力を発揮してみたの。消した音を纏う?って言ったらいいのかな?』
「それまとえんのか」
『なんか頑張ったら出来たの。昔のコラさんだったら思いつかなかったと思う。あの人天性のどじっ子だったもの。だから、考えたの消した音を武器にできないかな?って』
ね?と顔をする リン
コラさんとかいう人をお前…好きだったんだろ
けなしてないか?
大丈夫か?
「弱りやしたねぇ」
藤虎の言葉にイナズマが走った
「鳥かごが邪魔をして…うちの隕石が切れちまっていやせんか?」
すごいスピードで隕石がこちらに飛んでくる
「 リンは、少しでも遠くに!逃げ遅れた人を先に!」
『サボは!?』
「俺はあとでいく…それに俺は炎。それも自然系だ。だから、先にいけ」
その言葉が少し不安だった。
サボのことだから大丈夫だけど
なんか怖かった。
近くの家を見ながら逃げ遅れた人はいないか見る
急がないと…!
多分ここらへんには人はいないと思うけれど
声は…
グスッ…どこ…グスッ…
誰か泣いてる…
子供?
急いでそちらの方へ向かうとうずくまって泣いていた女の子がいた。
年は10歳そこそこって言ったところだと思う
『誰かとはぐれたの?』
「お兄ちゃんとさっきまで一緒にいたのに!いなぐなっじゃっだー!」
この子…なんとなく私に似てる
昔の…
『お兄ちゃん探してあげる。特徴を教えて?』
「うんとね、黒のシャツを着てね、白のズボンで、眼鏡かけてるの。髪の色は私と同じブラウン。」
『ありがとう。一緒に探しましょ?えっと…名前なんて言うの?』
「マリっていうの、お兄ちゃんはロンっていうの。お姉さんは?」
『私は リンよろしくね、マリちゃん』
「お兄ちゃんー!」
マリが叫ぶが声は届かない
そのたびに、地響きが鳴る
気のせいだろうか?鳥かごが若干近くなってきてるような気がする
手を引っ張るようにロンという少年を探す
「う…ぅぅ…」
『どうしたの?』
「怖いよ…」
こんな悪夢のようなところにいればそうなるか
ぱちんと指を鳴らした
サイレント…
「音が…聞こえない…?」
『怖いものが聞こえなくなる術』
昔のコラさんに言われたような言葉をマリに言う
いつも怖がってた私に内緒で優しくしてくれたコラさん。
「お姉さんは、魔法使い?」
『うーん、どうかな?でも、ひとつだけ言えるとしたらこの戦争を止めに来た。』
「お姉さん一人?」
『仲間がたくさんいる。一人は今戦ってるし、もう一人は調べ物。あとはもとリク王様の護衛をしてる人もいる。他の人たちも各場所で頑張ってる』
「ねぇ、ドフラミンゴ様って悪い人なの?」
これを言わされるのか
子供に柔らかく…伝えないと
『ドフラミンゴはね、いろんな国の戦争をするための武器を色んな国にだしてたの。それに、10年前にこれと似たことが起こってるんだけど、それを起こしたのはドフラミンゴなの』
「じゃぁ、この鳥かごみたいなのも?」
『そう、本当に国民を大切にしてるならこんなことはしないからね。国王様ってそういう人よ。』
歩きながらあたりを見渡す
音が聞こえないため自分の目だけが確かな情報
気配がする…
行ってみましょっとマリに話しかけ
気配の方へ走る
14歳ほどの男の子だった
ブラウンの髪
白のズボンに黒のシャツにメガネ
多分あの子がこの子のお兄さん。
ぱちんと指を鳴らした
ーサイレント解除ー
「お兄ちゃんっー!」
「っ!マリっ!探したんだぞ!」
「うぅー!…ヒクッ…」
「あぁー、もうなくな。」
優しくなでられるマリ
兄の優しさがとても見える
「貴女がマリを?」
『えぇ、会えてよかったわね。ロンくんだったけ?』
「はい。」
『街の中央に向かって行って。この鳥かごはとても危ない。ここに長くいるとそのうち…』
次の言葉が…でてこない
やっぱ私は怖いんだ
この状況が
「わかりました。兎に角、中央に向います。マリがお世話になりました。」
『気をつけて。』
「お姉さんはこれからどうするの?」
『ほかに逃げ遅れた人がいないかさがしにいく。』
兄妹の姿が見えなくなるまでみていた
お兄ちゃんか
兄さんな無事だよね?
…今はそんなことじゃない
この状況を何とかしないと
周りの音を聞くように…
物の崩れる音
少し怖くなる
だから音を消したくなる
だけど逃げちゃダメ…
一方その頃サボは…?
「中将殿~!」
海軍兵が叫ぶ
「ちょうどその“メラメラの実”の先代頂上戦争で死んだ“火拳のエース”も“麦わら”の義兄弟と公表されていやしたがお前さんがそうだとも?」
わかりきった口で言う藤虎
「三人で杯を交わした…俺達には切っても切れない“絆”がある!」
「ハタ迷惑な3兄弟もいるもんだ…」
その言葉に驚く海兵たち
「どんな兄弟だよ!“麦わら”の兄弟は白ヒゲんとこの“隊長”と革命軍No.2!?」
どよめきが収まることがない
「覚えとけ!ルフィがオレに助けを求めたら ーたとえ世界のどこにいても俺は立場を押して駆けつける!!もう二度と……」
【うわぁあああー!】
【サボ君ッ!!】
【サボ!!!】
エースの死亡報道を見た時…失われてた記憶は
なくなってたパズルのピースのごとく全てハマった感じがした。
あんな思いは……。
「…。」
答えない藤虎
「これ以上の質問はヤボな様だ。」
「ーどうせ興味はないんだろ?」
「その肴にあう酒もねぇもんで…!!」
二人は構え戦闘を開始する…!!
戦いは止むことを知らない
どちらも信じるものが違うから
戦いは終わらない
「この国じゃ…あんたら海軍は敵になっちまうんなんて…大変だな。」
「いらない心配をありがとうございやす!」
サボの茶化しに刀を振るう
その頃
コアラはサボの方角に向かっていた。
リンはというと…
取り残された人たちを救出し
できるだけ安全な場所を見つけにがしていた
ピーカの石像の方へ知らず知らずのうちに近づいていっていた
再会をしたくなかった人たちとの再会を果たす。
数分後…。
その事をまだ リンは知るよしもない
「「うわぁあああー!」」
「「とても“麦わら”達を追えねぇ!!」」
海兵たちの叫びがドレスローザ「アカシア」で未だ行われている
「おかしな人だ…あんたの目的は海軍を止めることでしょう…?」
「はぁ…はぁ…いつまでシラを切るつもりだ!」
炎が燃え盛る中長物を構えるサボ
「…参ったな…!…ヘヘ…あっしゃあ盲目ですよ。少しは同情くらいして貰わねぇと」
刀を握りしめたままの藤虎
「俺は“差別”はしねぇんだ!」
「怖ぇえなぁ[革命軍]の“No.2”はだてじゃねぇ様で…!あっしにも立場ってもんがござんす…どうかご理解を… 」
刀を抜き地面に叩きつける
「重力刀-ぐらびとう-!!“猛虎”!!!」
メキメキと音がする
その力は炎が消し飛ぶほどの威力を持つ
真横に重力!?
サボもたつのがやっとみたいなところだったが
食いしばり立ち向かう
「そうだな、それくらいやってもらわねぇと!」
コイツ…何を企んでる…!!
藤虎の動きに不信を持ちながらを戦いに挑むサボ
「ぬぅ!」
ドォンっー!
二人のぶつかる音…
「一がてるか八がでるか、この首一つに賭ける覚悟だ…!…転がすサイコロを失っちゃぁツボ振る前からお釈迦でござんす!」
「!?」
何を言ってるんだ…コイツは…
_____
そして…
「ねぇサボくん聞いてる?てか、 リンは!?一緒にいなかったの!?」
「 リンは、逃げ遅れた奴いないか探しに行った!」
「それはわかったけれど!話を聞いてるの!?」
「聞いてるよ!」
話を全然聞いていないサボにコアラの怒りは増す
「君には“立場”があるんだよ!?一人の感情で[海軍大将]なんかとたたかわないで!革命軍に戦争をさせるつもり!?」
「弟の危機だ!関係ねぇ!」
頬を両手で引っ張られるサボ
「あ・る・!!!」
「ニェッ!!ほえにあいふは……」
【同じムジナなんだ[海軍]はこの国じゃ英雄にはなれねぇんですよ…筋違いだ…】
藤虎の言葉が頭によぎる…
【そんな考えが誰かにバレたら…】
【ーいえあっしはアンタにはばまれただけだ…】
【まるで博打だな。】
【ヘヘ…運はいいほうで】
「わかった!?聞いてた!?」
「…ん!?」
「もぅ!君の身勝手でいつも怒られるのは私とハックと リンなんだからね!」
リンが…怒られるのはあまり気に食わないが…だが俺にもやることがある
いつも悪いとは思うが…
そう思っていると
私、まだ確かめたいことあるから先行くけど
リンと合流すること!
わかった?
ときこえたような気がした
ドレスローザ ピーカ付近
ゾロとピーカの交戦は未だ終わらないと同時に
サイとベビー5も…
しかし不思議なことが起こっていた
「わかったわ喜んで死ぬわ!あなたがそれを望むなら!」
「おい女ー!」
っと、サイの叫びが響く
っ!どこからか聞こえる叫び声
男の声と女の嬉しそうな…
でもこの女の声
なんとなく聞いたことあるような…
いや、聞いたことがある!
声の方へ向かう リン
っ!!!!
やっぱり…ベビー5だ
見つからないように…行きたいところだけれど…
なんとなく嫌な予感がする。
☆
「つまらなぇことしてんじゃねぇー!」
ベビー5の行動に怒り…サイは、殴った
「きゃあっ!」
ベビー5がサイに殴られ少し空中浮く…
そして…地面にたたきつけられるように
落ちる
それと同時に リンも地に降りた
そして目が合う
「っ! リン…やっぱり…ディアマンテ様の言うとおりだったわ。」
『そう…お久しぶりねベビー姉さん』
「えぇ…あなたは何しに来たのかしら?この国に、まさかローと同じとか言わないわよね?」
無理やり起き上がり リンと向き合う
『似てるかもしれないけど…私は私の仕事をするだけ…ごめんなさい…ベビー姉さん』
「 リン、まだ遅くはないわよ?戻って来なさい。若はあんたのこと…必要としているわ!」
『若が…いえ、ドフラミンコが必要としてたのは航海技術であって私じゃない!それにコラさんを…!私の大切なコラさんを!』
「 リン!」
姉さん、悪いけどあなたの
あの性格ならうまくつかえばこっち側につくことだけは確かだから口論程度で済ませたいけれど
雑兵が増えてきてるから本当にごめんなさい
「あいつは、★2つの革命軍〇〇だ!」
ほんとめんどくさい…
『だとしたら何?』
「殺すまでだ!」
雑兵に何ができるというのだ
ただふっとばされるしか何もないのに
「あんたたち! リンに近づいては…」
ザッと雑兵の頬が切れた
顔が青ざめる雑兵
「その子は…拳銃と短剣使いなの!それに加えて何故か音もなく攻撃が来る。貴方達じゃ相手にならないわ。」
『そうね。姉さん、だから私は手加減しない。この狂った世界を正すために!』
「 リン…。 」
本気で憎めない リンと戦うことは悲しいことだがやらなきゃならないならやるしかない
『それに…雑兵ども…。★一つで一億?こんなくだらないゲームに混ぜられて、見たくもない鳥カゴ見せられて…何海賊じゃない私達まで海賊扱いしやがって…死になさい!』
-ソニック-
リンの速さが尋常じゃない!
何あの速さ…
なんの実よ!?
音が消える実? それとも音を操る実?
どちらにせよ…
戦うしかない!
身構えるベビー5にたいして、 リンは口を開いた
『姉さん。コラさんのこと覚えてる?』
「えぇ。私たちのこと嫌ってたもの」
『違う!コラさんは…!!』
---------------------------------
「あいつは… リンか…。」
サイがさっきの騒ぎのほうを見ると女が一人増えていた
革命軍の リンだ
何しにきたんだ。 あいつは・・・。
あいつがあそこまで感情てきになるなんて…。
5年前…。
革命軍が花ノ国に来たときがあった
そのとき リンにあった
あの時はただのおとなしいやつだと思ったが
あいつにいったい何があったんだ。
「おい、 リン。そいつは俺の獲物だ…。」
リンに近づくサイ
『サイ…。だけど…』
「気にするな…。」
「ねぇ…私の旦那盗らないでくれる?」
自分のだと主張するベビー5。
「だれが旦那だ!」
付き合ってもいないのに旦那といわれたのが本日何度目だ?という顔のサイ
「私のこと必要なんでしょ?!あなたの役に立とうとしたのに!!」
「それを否定させる場所で生きてきたのか…」
何かを察したサイの言葉。
ベビー5をどうするかでサイとチンジャオは、喧嘩をし、サイがチンジャオに勝利した。
折れた頭の先を触り涙ぐむチンジャオ
自分がやったのか信じられないサイ
よくぞへし折ったと言うチンジャオ
「…ついに力が覚醒したのだ…!!血と汗と涙の修行が今実を結んだのだ!!八衝拳の奥義は伝承された!!
その武脚に錐龍錐釘の名を授けよう…!!もはやその脚は氷の大陸をも打ち砕くだろう…!!」
「許婚の話も破棄にする。私も歳だ…だから嬉しい…!!己がこうして…」
いまだ涙を流すチンジャオに横から突進してきたラオGがチンジャオを吹き飛ばす
「Gの刻印!!ー」
「ジジイ~!!!」
『チンジャオさん!』
いきなりのことで同様する3人
究極の秘技、戦闘保拳で上半身ムキムキになっているラオG
「病やケガまたは老いてしまった時の為に!!若い頃より筋力を積み立て保管しておく気功術!!」
技は熟練、力は全盛期になったラオGがサイに突っ込んでいく
「花ノ国の猿!!ベビー5とて渡さんぞ!!必要とされるだけで命をも捨てる!!こんな便利な女が他におるか!?」
涙がこぼれるベビー5
「(便利…!?)」
そうだ…姉さんはいつもこうだった
便利と言われたら、命すら投げ出す
ラオG、姉さんを殺さないで
誰も殺さないで。もうやめて。
「じゃあよ…勝ったらおれが妻に貰うぞ!!」
ズキュン♡とくるベビー5
「え!?」
姉さん?!!っと リンが同様がする中
同時に技が炸裂する
力の押し合い
そして勝ったのはサイだった
顔面に錐龍錐釘を喰らい吹き飛び落ちていくラオG
「若…すまぬ… くそ バカ猿GA~!!のG~…!!!」
サイ「首領(ドン)と呼べやい」
勝者 サイ
敗者 ラオG
婚約者 ベビー5
私は…。何しに来たんだろ
別にいらなかったじゃない
姉さんは本当の幸せをつかめたんだ
『ねぇ…姉さん。貴女もドフラミンゴの裏切り者になるわよ』
「わかってるわ。私は八人も婚約者を殺されてる。もうなれたことよ」
『そう…。』
正直、何がしたいかわからなくなってた
『サボのところに戻る…。』
スタっと跳びその場から消えた
「 リン…。」
ベビー5の心配の声
「どうしたんだ。」
「 リンってね。私たちの仲間だったんだ。昔ね。」
「だったら、なぜ革命軍に?」
「あの子…。ローと一緒に逃げたの。それを手伝ったのが、若の実の弟だった。」
ドフラミンゴの弟がいたことは驚きだが
それよりもあいつがドフラミンゴファミリーだったとは…。
「その人を殺したのは若なんだけど。致命傷を与えてたのは海軍。
その人はね、何をやってもドジふんでたんだけど、それでも私たちをドフラミンゴファミリーから逃がそうとしてたんだと、今わかったんだ。その人ね、海軍のスパイだったんだけど、海軍にも裏切られて、若たちにも裏切られて…。おかげで、たぶん海賊は大丈夫だと思うけど、海軍のことは嫌ってると思う。あの子の闇は…海軍への恨みがなくならない限り、消えない。」
ベビー5の言葉を黙って聞いてるしかなかった。
☆
「大丈夫か?」
半壊した家の近くに母親らしき人と女の子がいた
サボはそれを見つた
「喉乾いてるだろ。」
懐から水筒を取り出し入れ物を近くから見つけ
ホコリを払い
二人に与えた。
「ありがとうございます!」
母親からの感謝の言葉が聞こえる
「気にするな。それから、ここはまだ危ない。もう少し行ったところに島の人たちがあつまってたところがある。そこに行けばいい。」
「お兄ちゃんありがとう!」
気をつけろよ!と別れた。
さてと、 リンはどうしてるだろうか
ドフラミンゴファミリーにあってなきゃいいんだけどな
リンに鳥かごへの恐怖はかなりだった
今は少し落ち着いていたが
一人にしてしまった。
海軍というものが邪魔して…
鳥かカゴ…俺の島を思い出させて嫌になる
リンはどこだろう?
心配だ
また変なところに落ちてなきゃいいんだが
ぼぅとすると意識手放すときあるからな リンは
思い出したくなくてズーッとぼぅってしてるんだと思った
そして遡ること数十分前
ローとルフィはゾロと合流していた。
「なぁトラ男」
「何だ。」
「さっきお前の妹って言う奴にあったぞ!」
「俺の妹だ?」
いたが…死んだはずだ
あの白い町で…
「確か…名前が リンって名前だった!」
リン…?
生きてたのか…
「思い出したくないもん見せられて辛いだろうな。」
「トラ男?」
「ドフラミンゴの鳥かごだ。あいつが一番嫌いなものだ。」
今だ海楼石が外れないローはため息まじりにいった
「まぁ良かったんじゃねぇの?何年ぶりなんだ?生きてるってわかったの。」
ゾロが会話の中に入ってきた
「13年ぶりだ。」
「ニシシ!俺の兄ちゃんのところの部下だっぞ!」
「お前の兄?白ひげ海賊団のところのじゃなくてか?」
「俺の兄ちゃんはもうひとりいるんだよ!トラ男と同じ義兄弟だけどな!サボってんだ。」
サボ…どこかで聞いたことがある
「お前の兄のいるところって…」
「革命軍だぞ!」
…革命軍!
思い出した、
革命軍参謀総長サボ
革命軍の№2
の部下だ?
リン…お前は…面白いとこに入ったもんだ
あぁそうか俺が任せたところは革命軍だったのか。
コラさんしか見てなかったお前がねぇ…
「…?どうしたんだよトラ男」
「いや…それより俺の手錠を何とかしなければいけないだろ」
「まぁそうなるよな」
ビブルカードを頼りに リンの方へ向かう
ビルを跳んでいた リンを探す
「少し心配だな…」
急ぐか…
少しスピードを上げる
一方 リンも
ビルを跳んでいた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あの時の言葉がまだ頭に残ってる
『違う!コラさんは…私達を守っててくれたのよ?悪に染まらないよう…』
「…。そんなの信じると思ってるの!?」
『私ね、コラさんが殺されたあと本当に人生終わったなって思った。ソレに貴方達には反逆者として殺されるに違いない…。』
「そうね。殺しに行くでしょうね。でも、助けともらうなら海軍でもいたでしょ?」
『海軍は…コラさんが仲間だったにも関わらず…裏切った…許さない…海軍なんか…』
… リン
「おい! リン、ソイツは俺の獲物だ!」
旦那が止めに入るまで多分、この会話は永遠と続いただろう
そして言い返せなくなったと思う
☆
先ほどのことがずっと頭をよぎる
リンを守れるのは俺だけだ。
俺の心配は以外にも当たるんだよな
スタッとサボは動くのをやめた
「そろそろ来るな」
ビブルカードが激しく揺れていた…
『ッ!サボ!』
リンの声が響いた