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革命軍本部
「サボくん。仕事してる?」
「やってるよ。」
紙にハンコを押しているが面倒くさそうにしているサボ
「んじゃ、サボくん。これにも目を通しておいてね。」
「は!?」
なんか俺の増えてないか!っと声がしたが
聞こえないふりをするコアラ
「だって、私これからドレスローザの任務に行かないといけないんだもの。そこにある仕事やること。私が最初に色々調べてるからあとから来てね、」
「ん?ハックも行くのか?」
「いくわよ。だから、リンに迷惑かけないようにしてね。他の人たちにも。」
はーいっとだるそうに答えるサボ
それから数日後、コアラとハックは先に潜入捜査に向かうのであった
なんだ…この追いてかれた感
結構打撃が半端ない
心にくるって意味で…
『サボ、ボーッとしてるとドレスローザに行けないよ』
終わった書類の山をファイルに整理する
リンがいつの間にか部屋の中に入っていた
俺は気づかなかったのか?疲れてるのか?
まさかな
そっと髪を撫でられた気がした
『少し休みなよ。サボ。』
リンの声が遠くから聞こえる気がした…
意識が遠のいていく気がする
「…う…ん?…」
『お疲れ、サボ。ようやく起きた。』
ようやく起きた?
あ、そういえば俺は…。
ソファーの上に移動している・・・?
『部下に頼んで運んでもらったの。』
「あ・・・そういうことか…」
でも、ちょっとまて、なんでソファーのやわらかさじゃなくて
違うやわらかさが感じるんだ…!?
「膝枕・・・。」
『あぁ、サボ疲れているようだったからね。』
だからって、膝枕……っ!
いや、へんなこと考えてるんじゃない
ただあれなだけなんだよ
年頃の若いのが普通に男に膝をかしてもいいのかという
話なんだよ
「悪かったな。その…膝かりちゃってて。」
さっと起きて机に向かった
「あれ…。書類が…。」
『終らせといたよ、あと少しだったから。』
だったら俺はどのくらい寝てたことのなるんだ?
少しだったとはいえ書類は山になってたはず
『小一時間程度だから。その程度寝てたって問題はないでしょう。』
「すまない。助かった。」
椅子に座ると何もない机を見る
『私たちも急いでドレスローザに向かいましょう』
船が全速力でドレスローザに向かう
「リンさん、すごい嵐です!」
『あわてないで!全員中にはいって。』
この程度の嵐なら抜けられる
『サボ、帆をたたんで。急いでここを走り抜ける!』
「わかった!」
ここを抜ければドレスローザ
ドフラミンゴ…。待っていなさい
私は貴方を許さない、私は貴方に必ず復讐する
貴方があの日…私に地獄を与えたように
今度は私が与える番
大切な人を…。殺したんだ。
私の・・・大切な人を・・・
絶対に許さないんだから
「リンさん、抜けました!」
『東の方角、20°に前進。』
あの時はただの小娘だったけど
もうあの時の私じゃない
もう強くなったんだから
「リン、どうかしたか?」
『大丈夫…何でもないから…』
まさか…感情が表に出てないよね
兄さん…。私はどうしたらいい
貴方はもう…そこにいるの?
戦うの?あの悪魔と…
多分私がどんなに頑張っても…あいつには勝てない。それは迷いがあるから…。
リン、お前は一体何に悩んでいる?
お前が俺を助けてくれたように
俺もお前を今度は助けたい
それはいつになるかわかないけれど
助けを求められたら助ける
ルフィのように
「リンさん、ドレスローザが見えました!」
『わかった。サボ、上陸するよ。貴方達、船番任せました。』
「あぁ。いってくる。」
お気をつけて!っと声も共に上陸した。
『ねぇ、サボ。今日の新聞を見てどう思った?』
「ルフィと、トラファルガーローの同盟か?」
『海賊同盟は裏切りがつきもの…なぜ組んだのか…』
「多分、トラファルガーの方が何か考えがあったからだろう。ルフィは何も考えないやつだ。」
『そして、一番の問題がドフラミンゴの記事』
「あいつが、七武海をやめ国王をやめる…ビッグニュースばかり続いている。絶対これには裏があるな。」
『あと、気になるのが…』
サボに見せるかのように…
リンの一言で周りを一緒に見る
おもちゃたちが街中を普通に歩いている光景
何なんだいったい
「コアラに連絡して、一回落ち合うことにしよう。」
…………
「どうだ?」
サングラス姿の三人は
レストランで落ち合っていた
客を装いコアラの情報を聞いていた
「何度か貿易船見るんだけど、多分あれには乗っていない。私たちの探しているのは…」
「そう簡単に見つかるようなとこにないだろうな。」
注文した商品を待ちながら答えるサボ、
ギコギコと歩いてくるコックであろう
おもちゃ
「ご注文の品です!」
「あぁ、すまない…」
コアラとの会話中、品が届いたので
そちらを向くと
ぴょーんと、おもちゃの目が飛び出た
「うわぁあああ!」
いきなりのことで驚くサボ
おもちゃは飛びでた目を戻し厨房に戻っていった
「では、ごゆっくり…」
クスクスと隣で笑うリン
「俺のこと見て笑ったろ!」
『さぁ?』
「…」
少しムスッとした顔をするサボ
なんか…グラサン越しだけど…可愛いっ!
見てて飽きない……あの人みたいに……。
少し何かがおかしいリンであった
「サボくん、聞いてる?」
むっと顔していたサボだったが
「聞いているさ」
「ドレスローザの10年前の事件わかるわよね。」
「あぁ、王が暴徒かし、その後ドフラミンゴが国王になった。だが、あの時は武器の密輸なんて話なかったし、少なくともされてはなかったな。」
『奴が関係してますね。』
あまり記憶には残ってないが…
トテトテっとまたコックのおもちゃが歩いてきた
「はい、ローズイカのイカスミパスタです!」
びょーんと今度は鼻が伸びてきた
うわぁああとまた驚くサボにクスクス笑うリン
「お前わざとやってんだろ!」
それをちらりと見るだけのコアラ
「それから幹部たちのことなんだけど…」
『幹部は三人…ヒラヒラの実のディアマンテ。イシイシの実のピーカ。ベタベタの実のトレーボル…』
そして、あの人もいた…
「リン、なんでそれ?」
コアラの問いかけに
『あ、ごめんなさい。ちょっと…聞いた話だから。』
少し苦笑いしながらごまかすリン
「あとそれから厄介なのがホビホビの実の能力者シュガー」
「なるほど、おもちゃは人間だったわけか」
きゃー!人間病よ!っと声がする方を見る
ロボットが子供の手を掴み引っ張りながら
お父さんだよっといっていた
まさか、記憶までなくなるの!?
そしてそのおもちゃは警備員に連行されていった
「ドレスローザは一見明るく見えるが闇があったな」
「それで…いまハックがコロシアムの中に潜入しているの」
さっき届いたばかりの品をかぶりついているサボ、
その真隣で一緒に食べているリン
プルルルルプルルルル…
デンデン虫がなっていた
「あ、噂をすれば!」
雑誌を読んでいたコアラはそれを膝におき
受話器を取る
「はい、こちらコアラ。」
電話の相手はもちろんハック
先にコロシアムに潜入していたのだった。
「驚くなよ、コロシアムの優勝賞品がっ!」
慌てるような声のハック
「ははっ、そんなに慌ててるってことは10億くらいもらえるのか?」
「その声はサボか!?ということはリンもいるのか?」
『います。』
「10億どころじゃないぞ!その商品は!」
カタンっとグラスが床に落ちた
その時の時間がゆっくりに感じるほどに
「メラメラの実だと…」
「あぁ、欲しいんだろ。サボ」
「エースの形見だ。誰にも渡したくない」
「分かったその件は私が預かった。」
「後でコロシアムに向かう」
「わかった。後でな」
メラメラの実、ルフィは欲しがるだろうな
だけど悪いが俺がもらうぞルフィ
エースの意思は俺が継ぐ
ガタッと立ち上がり席を立つ
『私払っときますね。』
たたっと奥に入っていった
「サボくん~あぁいう女は離しちゃいけないような子だよ?わかった?それから、聞き出せるならなんで幹部のこと知ってたのか聞き出して、もしもの時もあるから…」
「え?あぁうん。」
適当に答えるもなんの意味だかわからなかった
今はまだ…
だが、リンは優しい
裏切る輩ではない
『お待たせ、行きましょ』
歩きながら三人は作戦会議をしていた
「それじゃぁ。コロシアムに潜入するけど、私は中に港がないか調べてくるから、サボくんとリンは二人で中を調べてきてハックは試合に出るから多分少ししか見れないと思うから、手分けして見てね」
『わかった。コアラも気をつけてね。なんかあのおもちゃ達から嫌な空気がずっと流れてて怖いの、なんだか、闇が見えそうな感じだった』
また何かを感じ取ってしまったのね…
「えぇもちろん気をつける。リンは、サボくんが暴走しないように見張っててね。」
コロシアム前にて最後の作戦会議…
コロシアム前に着いた三人は
コロシアムの観戦上に入っていた
「サボくん、目立たないこと、いい?あなた、前を見て行動しないから。」
なんだよそれ!っと聞こえたが聞こえないふり
☆
コアラとわかれて二人は
フードマントを着て中に潜入を開始した
『ねぇ、サボ…』
「なんだ?」
『ハックはBブロックだったっけ?』
「確か、そうだったはず」
『ハックにあっていきましょ。ハックなら何か知ってるかもしれない』
闘技場の選手控室に潜り込んだ二人はハックを探す
「いたぞ」
シュッシュッと速い拳をふっているハックがいた
『ハック!!』
「ん?おぉお前らか。」
「潜入してきたぜ。」
ハックと落ち合うことができた。
おぉ!という声と共に走り回っている老人がいた
「場違いな奴もいるな」
っとサボは笑っていたが[#dn=2#]は黙って見てるだけだった
『何かあるかもしれない…彼から年を感じないもの』
確かに老人には元気が良すぎる…
『ハック、健闘を祈ってるね。』
そして、Aブロックの試合が始まった。
『この国は…他にもなにかありそうだと思う』
なんだか…武器の密輸だけじゃないような
「なんかあるのは確実だろうな」
____________________________________
控え室をあとにし、コロシアムの客室付近。
「Aブロックか始まったな」
拳を交えるものや
剣で戦うもの
『そうね、このAブロックの結果がもうすぐ決まりそう』
「あの紙袋やろうか?」
『ええだけど。なんだか、怖いの。力とかそういうのじゃなくて…』
その意味はすぐにわかった
その紙袋をかぶった男はAブロックの勝者となった
そして紙袋をとった
「黒ひげ海賊団…!バージェスっ!」
サボの顔色が変わった
『大丈夫、決勝に行ってもハックが倒してくれる』
なだめるようにサボの肩を触る
そして、Bブロックが始った
それと同時に奥に入っていく
私とサボは本格的にコロシアムの中に潜入した
「リン、登れるな」
『えぇ…』
たんっと飛び上がり警備員の頭上の塀に
立っていた
「トイレどこだよぉー!」
男は騒ぐ
「誰だお前は!こっちではないぞ!」
二人は頷き潜入した
壁をリンはさわり降りる
何も気づかない警備員と男
サボはテーブルの上においてあったりんごを掴みむしゃりとたべ奥の隙間にはいっていった
「ほらお前も喰っとけ」
食べかけのりんごを渡させる
それを一口食べてサボに返す
「もういいのかよ」
『そんなお腹すいてないの』
あぁそういえばこいつは小食だった
ん?俺…間接キスしてねぇか!
一人で赤くなってるサボにきょとんとしてるリン。
そんなサボをよそに階段を見つけ降りる
部屋みたいなところを見つけ入ってみるも
「行き止まりか」
カツンカツンと、ブーツで床を確かめる
「地下への入り口はどこだ?」
そんな中Bブロックの勝者がバルトロメオになったなどその時のサボたちは知らない…
『待って…』
先に出ようとしたサボを止め壁を触る
廊下を警備員二人が歩いてくる
『悪いけど寝ててもらうね。』
銃口を彼らに向ける
最初に右の男が倒れ
それを見てあたふたしている左の男も数秒後
倒れた
銃音など一切なしに…
『安心して、30分もあれば目を覚ます微量の睡眠弾だから。』
「その能力、すごいな。以外と」
「これは、強い人がいないと意味がないよ。私一人じゃ…」
これは一人じゃダメなんだ
二人以上の戦場でしか使ってはいけない
その後、またコロシアムに戻った二人は
客席付近でCブロックの試合を見ていた。
牛に乗ったルーシーが笑いながらリング上を走り回っていた
「このブロックでの優勝候補は、八宝水軍チンジャオが勝つだろうな。決勝でたたかうのが楽しみだ。メラメラの実はわたさねぇけど。」
『どうやって、決勝にでるの…。』
あぁ~また始まってしまった。
サボの無茶が
「そんなの、決勝進出者と入れ替わればいい。」
そう簡単に言うが・・・貴方の細い体でだれといれかわるの…
そんな時
「う〜しぃー!!!もっと走れぇー!」
あ、さっきの老人もどき
ドンッと巨人にあたった
そして潰された
きゃぁ~!という悲鳴と
「ブルー!」
牛への心配の声
「あっけなかったな。」
牛と一緒にのめり込んでしまったルーシー
サボはそのまま階段のほうへ向かい下がっていく
『待ってサボ。彼…!』
サボにとっさに話しかける
見るとルーシーは立ち上がり、今まで肌色だった肌が褐色に変わった
そしていつのまにか巨人の目の前に…。
黒い拳が巨人の顔をのめりこみ巨人を倒した
武装色の覇気!?
爆風がこちらにもとんできた
『きゃっ…』
リンはさっきの爆風で少しよろめき階段を
踏み外す
どさっといったが痛みがない
「大丈夫か?」
サボが受け止めてくれた
『ごめん。』
「しかし、すごい爆風だったな。」
階段をのぼりもどると
ルーシーは牛をリングの端においていた
ルーシーへの歓声がコロシアムへ響く
ルーシーをみていたサボの目が変わった
『サボ…?』
「あれは…。」
「ルフィ…」
弟くんだったやっぱり…弟くんがいる………もしかしたら、私の兄さんは…この国にいるだろうか…?
私とあの日別れたきりあってないや
そんなことを思っていた矢先
「おい、ルフィのやつカブト奪われたぞ。顔が広いってのに…」
『相手は追剥のジャン…さっきからの攻撃を見る限り弟君は問題なさそうね。ただ問題あるとすれば…首領・チンジャオだけだと思うのこのCブロックは…』
追剥のジャンは、ルフィに対して
剣をなげまくる
それをたやすくかわしているルフィ
「余裕じゃねぇか」
「さっきから…痛いだろうが!」
先ほどからなげていた剣の落ちる音が
ルフィの背後から聞こえてたのはそのせいか
首領・チンジャオ…優勝候補の一人
あっけなく倒されていったジャン
なんで…こんなに血をこの人たちは流しているのか…いや、流されているんだ…
すべての根源はドフラミンゴが悪いのに
私は何もできない…!
あなたなら何かできたかな?
いや、貴方は優しすぎたからできなかったかもね
『首領・チンジャオ…さすが伝説の男…。』
「伊達の強さではないな」
そんな中、すでにリングの上には四人しか残っていなかった…。
「サイとイデオの戦いとチンジャオとルフィの戦いか。」
サイとイデオが火花を散らす中
覇王色の覇気のぶつかり合いが起こっていた
「そこか麦わらぁー!」
「オーシやったるぞ。恨みがあろうがなかろうが、どうせ戦わなきゃ優勝できねぇんだ。」
サイとイデオがリングの真ん中で戦う中
チンジャオとルフィが走ってきた
「邪魔だ!」
ウゴっ!!!
「どけい!!!」
ぐお!!!
な…なんて…無鉄砲な
自分の前にある壁を超えないで壊した…。
さすが義兄弟…戦い方がそっくりだ
Cブロック残り二名
激しい光線が広がる
覇王色の戦いが止まらない
そんな中ようやく決着を迎える
拳と頭突きのぶつかり合い
どちらも引かぬ接戦だったがそれをルフィが押し切った
へこんでたチンジャオの頭が昔のように戻った…
「これで決まりだな」
《Cブロック勝者は剣闘士ルーシー!》
『弟君の勝ちね。』
「さてと、変わってもらうやつが決まった。」
『そうね。会いに行きましょうか。』
階段を降りていく二人…
階段を下り終え人気のない通路に入る
「なぁ、ひとつ聞いてもいいか?」
『何?』
「なんでドフラミンゴファミリーのことを知っていた?何か隠してないか?」
『そんなことないよ…言ったじゃない聞いたって…』
しょうがないか…最終手段だ
ガっとリンの腕を上に押さえ込み
リンの足と自分の足を絡み合わせる
密着状態である
「音を消していいぞ…。ただし、俺ら二人の空間だけだ。」
指を鳴らし音を消す
『音は消した…だから離して…』
「やだ…。ホントの理由を喋らないとずっとこのままだ。このまま話さなきゃキスするぞ?もしかしたら…キス程度じゃ済まないかもな」
顔がとても近い…ほんとにキスしちゃいそう
サボ…一体どうしたの?
変なものでも食べた?
「俺もあまりこういうことはしたくないんだ…たとえ何を聞いてもコアラたちに話すなっていうんだったらはなさないし、お前の味方だ。」
サボ…
あの人の言葉みたいに聞こえてくる…
私を惑わすような囁き話さなきゃいけない雰囲気にさせられる
あの人のように
『わかった…話す…だから離して…。この格好結構…。』
サボとの密着度がとてもじゃないが高かったためリンは恥ずかしさを隠すのが必死なのだあった
『私は昔、ドンキホーテファミリーだった。』
13年前、私はドンキホーテファミリーだった。
ドフラミンゴを兄のように
また幹部たちと一緒に暮らしてた
そして、子供嫌いなドフラミンゴの弟。
コラさんとも………。
本当に兄さんみたい思ってた。トラファルガー・ロー
あのハートの海賊団のキャプテン。
みんなコラさんはただの子供嫌いみたいなこ
言ってたけど本当は優しい人だって私知ってた
蹴飛ばすくせに影で心配してたり、
いつも逃げるならさっさと逃げろって
今の私の能力で言ってきたの
怖いときはいつもなでてくれたし抱きしめてもくれた
ある日、コラさんが兄さんを連れて逃げるって言い出したんだ
意味がわからなかったけど、
でもついて来いって言われてるようにも聞こえたからついていった
その時の兄さんは病気にかかってて
もう長くないって自分で余命を喋ってたくらいだった
医学の知識は13歳でも大人顔負けの知識は持ってたってドフラミンゴがいってた
それでいくつかの病院を回ったけど全部断られて兄さんの病院嫌いを知ったりする半年だったけど
そんなある日にオペオペの実の情報を手に入れたってドフラミンゴが連絡してきて
コラさんにそれを食べろって言ってきた
コラさんの能力を知らないドフラミンゴは
コラさんの命を使って不老不死にでもなろっとしたんだろうけどね…コラさんもう食べてるし
コラさんは、兄さんに食べろって言った
その後取引されるところに行って
コラさんがオペオペの実を兄さんに食べさせた
けど、コラさんはその時には血だらけで
銃で数十カ所打たれてて
怖くなった…兄さんが、治れ、治れって言うけど
「魔法じゃねぇんだ。」
ってコラさんが笑ってた、そして悲劇が始まったの
コラさんからもらった海軍へ渡して欲しいって言われたやつを兄さんがベルゴってやつに間違って渡して…その時私は死を覚悟した
本当に死ぬかと思ったから
だけどコラさんが全部守ってくれた
おかげで私達は無傷だったけど
それがとても苦しかった
でもこれで悲劇は終わりじゃない
もっとひどいのが起きて鳥かごっていう技をドフラミンゴが使ってもう終わりだって思った
だけどコラさんが私と兄さんを宝箱に入れて
私達の音を消した…
生きろって言われたからここまで生きてきた
愛してるって言われたからここまで生きてこれた
あの時の記憶には平気で弟を銃で殺したドフラミンゴの記憶と必死で私と兄さんの音をできるだけ長く消してくれてたコラさんの優しさだけ
あのときは涙が枯れるかと思った
泣いても泣いても私達に気づかないファミリー、
それが救いだった
そのあと必死で逃げて
兄さんは海賊になってあいつらに
コラさんがひけなかった引き金をいつか引きに行くって言って消えていった
私は、兄さんと別れる前に兄さんに革命軍に置いていかれた。
そして5年前に島で見つけたのがナギナギの実
コラさんの形見
兄さんはもう食べてるから無理だけど
私はまだ食べてなかったからコラさんの意思は、ついで行こうって思ったから…今まで何とか生きてきたの
☆
リン…ファミリーだったのは驚いたが、それよりも…トラファルガー・ローと義兄妹みたいなものだったとは…
『嫌になった?私のこと…今、私達のいるドレスローザの闇のファミリーだったやつだよ?どうする?』
抵抗もしてこないリン…
それにまた驚くサボ
憎むべきなのはドフラミンゴ
「ファミリーにいたの8歳だよな?」
『えぇ。』
「戦ったりしてたのか?」
『私は兄さんと同じで能力がその時はまだなかったから、剣術とか習ってたけどだけど大人と子供じゃ力の差が激しすぎて、いつも殺されかけてたところをドフラミンゴが助けてくれてた。ドフラミンゴは、家族だけは大事にするから…人をゴミのような目で見てるけどね…』
俺も人のこと言えないか…エースと一緒に海賊貯金ためるためにあらゆる手段使ってたし
「そうか…。」
サボの手がリンの頭に乗る
「そのコラさんって人は幸せだろうな。こんな愛されて…意思を次ぐ重みをお前はもう俺より先に持っていたんだな。コアラにもハックには話さないし、ドラゴンさんにも話さない。安心しろ。」
『信じていいの?』
「信じていい!男に二言はない!」
ぐしゃっとまた頭を撫でられる
コラさんが頭をなでてくれるような感じ、
泣いていた私にドフラミンゴたちに隠れて優しくしてくれてたこと嬉しかった
ドフラミンゴたちの前だと子供嫌いを演じるので大変そうだったけど天性のどじっ子が子供の私でも可愛くてそんなコラさんが大好きだった
『サボ、約束の印がほしい。』
印がないとコラさんみたいになるような気がして嫌なんだ
「心配性だな…んじゃ…」
すっと顔を近づけ…影を重ねる
舌が口の中に侵入してくる
舌が絡め合い息があらくなる
サボ…
いきなり…何しだすかと思えば…。
私も迂闊だった…
約束の印なんて軽く言わなきゃよかったかも
口を抑えながら反省するリン。
確かにサボは可愛いけど…。
じっとサボを見るリン
「な、なんだよ!これだけじゃ不満かよ!」
なんて純粋なの!
逆なのに!
『充分すぎよ。弟君に会いに行きましょう。』
「おぅ!」
キスして舌まで入れてきたのに意味がちゃんとわかってるのかしら?サボは…
……
その頃ルフィはバルトロメオにゾロたちが呼んでるということを聞いている最中だった。
ローのすぐ起きる未来などこの時には誰も知らない
リンであっても…。
「サボくん。仕事してる?」
「やってるよ。」
紙にハンコを押しているが面倒くさそうにしているサボ
「んじゃ、サボくん。これにも目を通しておいてね。」
「は!?」
なんか俺の増えてないか!っと声がしたが
聞こえないふりをするコアラ
「だって、私これからドレスローザの任務に行かないといけないんだもの。そこにある仕事やること。私が最初に色々調べてるからあとから来てね、」
「ん?ハックも行くのか?」
「いくわよ。だから、リンに迷惑かけないようにしてね。他の人たちにも。」
はーいっとだるそうに答えるサボ
それから数日後、コアラとハックは先に潜入捜査に向かうのであった
なんだ…この追いてかれた感
結構打撃が半端ない
心にくるって意味で…
『サボ、ボーッとしてるとドレスローザに行けないよ』
終わった書類の山をファイルに整理する
リンがいつの間にか部屋の中に入っていた
俺は気づかなかったのか?疲れてるのか?
まさかな
そっと髪を撫でられた気がした
『少し休みなよ。サボ。』
リンの声が遠くから聞こえる気がした…
意識が遠のいていく気がする
「…う…ん?…」
『お疲れ、サボ。ようやく起きた。』
ようやく起きた?
あ、そういえば俺は…。
ソファーの上に移動している・・・?
『部下に頼んで運んでもらったの。』
「あ・・・そういうことか…」
でも、ちょっとまて、なんでソファーのやわらかさじゃなくて
違うやわらかさが感じるんだ…!?
「膝枕・・・。」
『あぁ、サボ疲れているようだったからね。』
だからって、膝枕……っ!
いや、へんなこと考えてるんじゃない
ただあれなだけなんだよ
年頃の若いのが普通に男に膝をかしてもいいのかという
話なんだよ
「悪かったな。その…膝かりちゃってて。」
さっと起きて机に向かった
「あれ…。書類が…。」
『終らせといたよ、あと少しだったから。』
だったら俺はどのくらい寝てたことのなるんだ?
少しだったとはいえ書類は山になってたはず
『小一時間程度だから。その程度寝てたって問題はないでしょう。』
「すまない。助かった。」
椅子に座ると何もない机を見る
『私たちも急いでドレスローザに向かいましょう』
船が全速力でドレスローザに向かう
「リンさん、すごい嵐です!」
『あわてないで!全員中にはいって。』
この程度の嵐なら抜けられる
『サボ、帆をたたんで。急いでここを走り抜ける!』
「わかった!」
ここを抜ければドレスローザ
ドフラミンゴ…。待っていなさい
私は貴方を許さない、私は貴方に必ず復讐する
貴方があの日…私に地獄を与えたように
今度は私が与える番
大切な人を…。殺したんだ。
私の・・・大切な人を・・・
絶対に許さないんだから
「リンさん、抜けました!」
『東の方角、20°に前進。』
あの時はただの小娘だったけど
もうあの時の私じゃない
もう強くなったんだから
「リン、どうかしたか?」
『大丈夫…何でもないから…』
まさか…感情が表に出てないよね
兄さん…。私はどうしたらいい
貴方はもう…そこにいるの?
戦うの?あの悪魔と…
多分私がどんなに頑張っても…あいつには勝てない。それは迷いがあるから…。
リン、お前は一体何に悩んでいる?
お前が俺を助けてくれたように
俺もお前を今度は助けたい
それはいつになるかわかないけれど
助けを求められたら助ける
ルフィのように
「リンさん、ドレスローザが見えました!」
『わかった。サボ、上陸するよ。貴方達、船番任せました。』
「あぁ。いってくる。」
お気をつけて!っと声も共に上陸した。
『ねぇ、サボ。今日の新聞を見てどう思った?』
「ルフィと、トラファルガーローの同盟か?」
『海賊同盟は裏切りがつきもの…なぜ組んだのか…』
「多分、トラファルガーの方が何か考えがあったからだろう。ルフィは何も考えないやつだ。」
『そして、一番の問題がドフラミンゴの記事』
「あいつが、七武海をやめ国王をやめる…ビッグニュースばかり続いている。絶対これには裏があるな。」
『あと、気になるのが…』
サボに見せるかのように…
リンの一言で周りを一緒に見る
おもちゃたちが街中を普通に歩いている光景
何なんだいったい
「コアラに連絡して、一回落ち合うことにしよう。」
…………
「どうだ?」
サングラス姿の三人は
レストランで落ち合っていた
客を装いコアラの情報を聞いていた
「何度か貿易船見るんだけど、多分あれには乗っていない。私たちの探しているのは…」
「そう簡単に見つかるようなとこにないだろうな。」
注文した商品を待ちながら答えるサボ、
ギコギコと歩いてくるコックであろう
おもちゃ
「ご注文の品です!」
「あぁ、すまない…」
コアラとの会話中、品が届いたので
そちらを向くと
ぴょーんと、おもちゃの目が飛び出た
「うわぁあああ!」
いきなりのことで驚くサボ
おもちゃは飛びでた目を戻し厨房に戻っていった
「では、ごゆっくり…」
クスクスと隣で笑うリン
「俺のこと見て笑ったろ!」
『さぁ?』
「…」
少しムスッとした顔をするサボ
なんか…グラサン越しだけど…可愛いっ!
見てて飽きない……あの人みたいに……。
少し何かがおかしいリンであった
「サボくん、聞いてる?」
むっと顔していたサボだったが
「聞いているさ」
「ドレスローザの10年前の事件わかるわよね。」
「あぁ、王が暴徒かし、その後ドフラミンゴが国王になった。だが、あの時は武器の密輸なんて話なかったし、少なくともされてはなかったな。」
『奴が関係してますね。』
あまり記憶には残ってないが…
トテトテっとまたコックのおもちゃが歩いてきた
「はい、ローズイカのイカスミパスタです!」
びょーんと今度は鼻が伸びてきた
うわぁああとまた驚くサボにクスクス笑うリン
「お前わざとやってんだろ!」
それをちらりと見るだけのコアラ
「それから幹部たちのことなんだけど…」
『幹部は三人…ヒラヒラの実のディアマンテ。イシイシの実のピーカ。ベタベタの実のトレーボル…』
そして、あの人もいた…
「リン、なんでそれ?」
コアラの問いかけに
『あ、ごめんなさい。ちょっと…聞いた話だから。』
少し苦笑いしながらごまかすリン
「あとそれから厄介なのがホビホビの実の能力者シュガー」
「なるほど、おもちゃは人間だったわけか」
きゃー!人間病よ!っと声がする方を見る
ロボットが子供の手を掴み引っ張りながら
お父さんだよっといっていた
まさか、記憶までなくなるの!?
そしてそのおもちゃは警備員に連行されていった
「ドレスローザは一見明るく見えるが闇があったな」
「それで…いまハックがコロシアムの中に潜入しているの」
さっき届いたばかりの品をかぶりついているサボ、
その真隣で一緒に食べているリン
プルルルルプルルルル…
デンデン虫がなっていた
「あ、噂をすれば!」
雑誌を読んでいたコアラはそれを膝におき
受話器を取る
「はい、こちらコアラ。」
電話の相手はもちろんハック
先にコロシアムに潜入していたのだった。
「驚くなよ、コロシアムの優勝賞品がっ!」
慌てるような声のハック
「ははっ、そんなに慌ててるってことは10億くらいもらえるのか?」
「その声はサボか!?ということはリンもいるのか?」
『います。』
「10億どころじゃないぞ!その商品は!」
カタンっとグラスが床に落ちた
その時の時間がゆっくりに感じるほどに
「メラメラの実だと…」
「あぁ、欲しいんだろ。サボ」
「エースの形見だ。誰にも渡したくない」
「分かったその件は私が預かった。」
「後でコロシアムに向かう」
「わかった。後でな」
メラメラの実、ルフィは欲しがるだろうな
だけど悪いが俺がもらうぞルフィ
エースの意思は俺が継ぐ
ガタッと立ち上がり席を立つ
『私払っときますね。』
たたっと奥に入っていった
「サボくん~あぁいう女は離しちゃいけないような子だよ?わかった?それから、聞き出せるならなんで幹部のこと知ってたのか聞き出して、もしもの時もあるから…」
「え?あぁうん。」
適当に答えるもなんの意味だかわからなかった
今はまだ…
だが、リンは優しい
裏切る輩ではない
『お待たせ、行きましょ』
歩きながら三人は作戦会議をしていた
「それじゃぁ。コロシアムに潜入するけど、私は中に港がないか調べてくるから、サボくんとリンは二人で中を調べてきてハックは試合に出るから多分少ししか見れないと思うから、手分けして見てね」
『わかった。コアラも気をつけてね。なんかあのおもちゃ達から嫌な空気がずっと流れてて怖いの、なんだか、闇が見えそうな感じだった』
また何かを感じ取ってしまったのね…
「えぇもちろん気をつける。リンは、サボくんが暴走しないように見張っててね。」
コロシアム前にて最後の作戦会議…
コロシアム前に着いた三人は
コロシアムの観戦上に入っていた
「サボくん、目立たないこと、いい?あなた、前を見て行動しないから。」
なんだよそれ!っと聞こえたが聞こえないふり
☆
コアラとわかれて二人は
フードマントを着て中に潜入を開始した
『ねぇ、サボ…』
「なんだ?」
『ハックはBブロックだったっけ?』
「確か、そうだったはず」
『ハックにあっていきましょ。ハックなら何か知ってるかもしれない』
闘技場の選手控室に潜り込んだ二人はハックを探す
「いたぞ」
シュッシュッと速い拳をふっているハックがいた
『ハック!!』
「ん?おぉお前らか。」
「潜入してきたぜ。」
ハックと落ち合うことができた。
おぉ!という声と共に走り回っている老人がいた
「場違いな奴もいるな」
っとサボは笑っていたが[#dn=2#]は黙って見てるだけだった
『何かあるかもしれない…彼から年を感じないもの』
確かに老人には元気が良すぎる…
『ハック、健闘を祈ってるね。』
そして、Aブロックの試合が始まった。
『この国は…他にもなにかありそうだと思う』
なんだか…武器の密輸だけじゃないような
「なんかあるのは確実だろうな」
____________________________________
控え室をあとにし、コロシアムの客室付近。
「Aブロックか始まったな」
拳を交えるものや
剣で戦うもの
『そうね、このAブロックの結果がもうすぐ決まりそう』
「あの紙袋やろうか?」
『ええだけど。なんだか、怖いの。力とかそういうのじゃなくて…』
その意味はすぐにわかった
その紙袋をかぶった男はAブロックの勝者となった
そして紙袋をとった
「黒ひげ海賊団…!バージェスっ!」
サボの顔色が変わった
『大丈夫、決勝に行ってもハックが倒してくれる』
なだめるようにサボの肩を触る
そして、Bブロックが始った
それと同時に奥に入っていく
私とサボは本格的にコロシアムの中に潜入した
「リン、登れるな」
『えぇ…』
たんっと飛び上がり警備員の頭上の塀に
立っていた
「トイレどこだよぉー!」
男は騒ぐ
「誰だお前は!こっちではないぞ!」
二人は頷き潜入した
壁をリンはさわり降りる
何も気づかない警備員と男
サボはテーブルの上においてあったりんごを掴みむしゃりとたべ奥の隙間にはいっていった
「ほらお前も喰っとけ」
食べかけのりんごを渡させる
それを一口食べてサボに返す
「もういいのかよ」
『そんなお腹すいてないの』
あぁそういえばこいつは小食だった
ん?俺…間接キスしてねぇか!
一人で赤くなってるサボにきょとんとしてるリン。
そんなサボをよそに階段を見つけ降りる
部屋みたいなところを見つけ入ってみるも
「行き止まりか」
カツンカツンと、ブーツで床を確かめる
「地下への入り口はどこだ?」
そんな中Bブロックの勝者がバルトロメオになったなどその時のサボたちは知らない…
『待って…』
先に出ようとしたサボを止め壁を触る
廊下を警備員二人が歩いてくる
『悪いけど寝ててもらうね。』
銃口を彼らに向ける
最初に右の男が倒れ
それを見てあたふたしている左の男も数秒後
倒れた
銃音など一切なしに…
『安心して、30分もあれば目を覚ます微量の睡眠弾だから。』
「その能力、すごいな。以外と」
「これは、強い人がいないと意味がないよ。私一人じゃ…」
これは一人じゃダメなんだ
二人以上の戦場でしか使ってはいけない
その後、またコロシアムに戻った二人は
客席付近でCブロックの試合を見ていた。
牛に乗ったルーシーが笑いながらリング上を走り回っていた
「このブロックでの優勝候補は、八宝水軍チンジャオが勝つだろうな。決勝でたたかうのが楽しみだ。メラメラの実はわたさねぇけど。」
『どうやって、決勝にでるの…。』
あぁ~また始まってしまった。
サボの無茶が
「そんなの、決勝進出者と入れ替わればいい。」
そう簡単に言うが・・・貴方の細い体でだれといれかわるの…
そんな時
「う〜しぃー!!!もっと走れぇー!」
あ、さっきの老人もどき
ドンッと巨人にあたった
そして潰された
きゃぁ~!という悲鳴と
「ブルー!」
牛への心配の声
「あっけなかったな。」
牛と一緒にのめり込んでしまったルーシー
サボはそのまま階段のほうへ向かい下がっていく
『待ってサボ。彼…!』
サボにとっさに話しかける
見るとルーシーは立ち上がり、今まで肌色だった肌が褐色に変わった
そしていつのまにか巨人の目の前に…。
黒い拳が巨人の顔をのめりこみ巨人を倒した
武装色の覇気!?
爆風がこちらにもとんできた
『きゃっ…』
リンはさっきの爆風で少しよろめき階段を
踏み外す
どさっといったが痛みがない
「大丈夫か?」
サボが受け止めてくれた
『ごめん。』
「しかし、すごい爆風だったな。」
階段をのぼりもどると
ルーシーは牛をリングの端においていた
ルーシーへの歓声がコロシアムへ響く
ルーシーをみていたサボの目が変わった
『サボ…?』
「あれは…。」
「ルフィ…」
弟くんだったやっぱり…弟くんがいる………もしかしたら、私の兄さんは…この国にいるだろうか…?
私とあの日別れたきりあってないや
そんなことを思っていた矢先
「おい、ルフィのやつカブト奪われたぞ。顔が広いってのに…」
『相手は追剥のジャン…さっきからの攻撃を見る限り弟君は問題なさそうね。ただ問題あるとすれば…首領・チンジャオだけだと思うのこのCブロックは…』
追剥のジャンは、ルフィに対して
剣をなげまくる
それをたやすくかわしているルフィ
「余裕じゃねぇか」
「さっきから…痛いだろうが!」
先ほどからなげていた剣の落ちる音が
ルフィの背後から聞こえてたのはそのせいか
首領・チンジャオ…優勝候補の一人
あっけなく倒されていったジャン
なんで…こんなに血をこの人たちは流しているのか…いや、流されているんだ…
すべての根源はドフラミンゴが悪いのに
私は何もできない…!
あなたなら何かできたかな?
いや、貴方は優しすぎたからできなかったかもね
『首領・チンジャオ…さすが伝説の男…。』
「伊達の強さではないな」
そんな中、すでにリングの上には四人しか残っていなかった…。
「サイとイデオの戦いとチンジャオとルフィの戦いか。」
サイとイデオが火花を散らす中
覇王色の覇気のぶつかり合いが起こっていた
「そこか麦わらぁー!」
「オーシやったるぞ。恨みがあろうがなかろうが、どうせ戦わなきゃ優勝できねぇんだ。」
サイとイデオがリングの真ん中で戦う中
チンジャオとルフィが走ってきた
「邪魔だ!」
ウゴっ!!!
「どけい!!!」
ぐお!!!
な…なんて…無鉄砲な
自分の前にある壁を超えないで壊した…。
さすが義兄弟…戦い方がそっくりだ
Cブロック残り二名
激しい光線が広がる
覇王色の戦いが止まらない
そんな中ようやく決着を迎える
拳と頭突きのぶつかり合い
どちらも引かぬ接戦だったがそれをルフィが押し切った
へこんでたチンジャオの頭が昔のように戻った…
「これで決まりだな」
《Cブロック勝者は剣闘士ルーシー!》
『弟君の勝ちね。』
「さてと、変わってもらうやつが決まった。」
『そうね。会いに行きましょうか。』
階段を降りていく二人…
階段を下り終え人気のない通路に入る
「なぁ、ひとつ聞いてもいいか?」
『何?』
「なんでドフラミンゴファミリーのことを知っていた?何か隠してないか?」
『そんなことないよ…言ったじゃない聞いたって…』
しょうがないか…最終手段だ
ガっとリンの腕を上に押さえ込み
リンの足と自分の足を絡み合わせる
密着状態である
「音を消していいぞ…。ただし、俺ら二人の空間だけだ。」
指を鳴らし音を消す
『音は消した…だから離して…』
「やだ…。ホントの理由を喋らないとずっとこのままだ。このまま話さなきゃキスするぞ?もしかしたら…キス程度じゃ済まないかもな」
顔がとても近い…ほんとにキスしちゃいそう
サボ…一体どうしたの?
変なものでも食べた?
「俺もあまりこういうことはしたくないんだ…たとえ何を聞いてもコアラたちに話すなっていうんだったらはなさないし、お前の味方だ。」
サボ…
あの人の言葉みたいに聞こえてくる…
私を惑わすような囁き話さなきゃいけない雰囲気にさせられる
あの人のように
『わかった…話す…だから離して…。この格好結構…。』
サボとの密着度がとてもじゃないが高かったためリンは恥ずかしさを隠すのが必死なのだあった
『私は昔、ドンキホーテファミリーだった。』
13年前、私はドンキホーテファミリーだった。
ドフラミンゴを兄のように
また幹部たちと一緒に暮らしてた
そして、子供嫌いなドフラミンゴの弟。
コラさんとも………。
本当に兄さんみたい思ってた。トラファルガー・ロー
あのハートの海賊団のキャプテン。
みんなコラさんはただの子供嫌いみたいなこ
言ってたけど本当は優しい人だって私知ってた
蹴飛ばすくせに影で心配してたり、
いつも逃げるならさっさと逃げろって
今の私の能力で言ってきたの
怖いときはいつもなでてくれたし抱きしめてもくれた
ある日、コラさんが兄さんを連れて逃げるって言い出したんだ
意味がわからなかったけど、
でもついて来いって言われてるようにも聞こえたからついていった
その時の兄さんは病気にかかってて
もう長くないって自分で余命を喋ってたくらいだった
医学の知識は13歳でも大人顔負けの知識は持ってたってドフラミンゴがいってた
それでいくつかの病院を回ったけど全部断られて兄さんの病院嫌いを知ったりする半年だったけど
そんなある日にオペオペの実の情報を手に入れたってドフラミンゴが連絡してきて
コラさんにそれを食べろって言ってきた
コラさんの能力を知らないドフラミンゴは
コラさんの命を使って不老不死にでもなろっとしたんだろうけどね…コラさんもう食べてるし
コラさんは、兄さんに食べろって言った
その後取引されるところに行って
コラさんがオペオペの実を兄さんに食べさせた
けど、コラさんはその時には血だらけで
銃で数十カ所打たれてて
怖くなった…兄さんが、治れ、治れって言うけど
「魔法じゃねぇんだ。」
ってコラさんが笑ってた、そして悲劇が始まったの
コラさんからもらった海軍へ渡して欲しいって言われたやつを兄さんがベルゴってやつに間違って渡して…その時私は死を覚悟した
本当に死ぬかと思ったから
だけどコラさんが全部守ってくれた
おかげで私達は無傷だったけど
それがとても苦しかった
でもこれで悲劇は終わりじゃない
もっとひどいのが起きて鳥かごっていう技をドフラミンゴが使ってもう終わりだって思った
だけどコラさんが私と兄さんを宝箱に入れて
私達の音を消した…
生きろって言われたからここまで生きてきた
愛してるって言われたからここまで生きてこれた
あの時の記憶には平気で弟を銃で殺したドフラミンゴの記憶と必死で私と兄さんの音をできるだけ長く消してくれてたコラさんの優しさだけ
あのときは涙が枯れるかと思った
泣いても泣いても私達に気づかないファミリー、
それが救いだった
そのあと必死で逃げて
兄さんは海賊になってあいつらに
コラさんがひけなかった引き金をいつか引きに行くって言って消えていった
私は、兄さんと別れる前に兄さんに革命軍に置いていかれた。
そして5年前に島で見つけたのがナギナギの実
コラさんの形見
兄さんはもう食べてるから無理だけど
私はまだ食べてなかったからコラさんの意思は、ついで行こうって思ったから…今まで何とか生きてきたの
☆
リン…ファミリーだったのは驚いたが、それよりも…トラファルガー・ローと義兄妹みたいなものだったとは…
『嫌になった?私のこと…今、私達のいるドレスローザの闇のファミリーだったやつだよ?どうする?』
抵抗もしてこないリン…
それにまた驚くサボ
憎むべきなのはドフラミンゴ
「ファミリーにいたの8歳だよな?」
『えぇ。』
「戦ったりしてたのか?」
『私は兄さんと同じで能力がその時はまだなかったから、剣術とか習ってたけどだけど大人と子供じゃ力の差が激しすぎて、いつも殺されかけてたところをドフラミンゴが助けてくれてた。ドフラミンゴは、家族だけは大事にするから…人をゴミのような目で見てるけどね…』
俺も人のこと言えないか…エースと一緒に海賊貯金ためるためにあらゆる手段使ってたし
「そうか…。」
サボの手がリンの頭に乗る
「そのコラさんって人は幸せだろうな。こんな愛されて…意思を次ぐ重みをお前はもう俺より先に持っていたんだな。コアラにもハックには話さないし、ドラゴンさんにも話さない。安心しろ。」
『信じていいの?』
「信じていい!男に二言はない!」
ぐしゃっとまた頭を撫でられる
コラさんが頭をなでてくれるような感じ、
泣いていた私にドフラミンゴたちに隠れて優しくしてくれてたこと嬉しかった
ドフラミンゴたちの前だと子供嫌いを演じるので大変そうだったけど天性のどじっ子が子供の私でも可愛くてそんなコラさんが大好きだった
『サボ、約束の印がほしい。』
印がないとコラさんみたいになるような気がして嫌なんだ
「心配性だな…んじゃ…」
すっと顔を近づけ…影を重ねる
舌が口の中に侵入してくる
舌が絡め合い息があらくなる
サボ…
いきなり…何しだすかと思えば…。
私も迂闊だった…
約束の印なんて軽く言わなきゃよかったかも
口を抑えながら反省するリン。
確かにサボは可愛いけど…。
じっとサボを見るリン
「な、なんだよ!これだけじゃ不満かよ!」
なんて純粋なの!
逆なのに!
『充分すぎよ。弟君に会いに行きましょう。』
「おぅ!」
キスして舌まで入れてきたのに意味がちゃんとわかってるのかしら?サボは…
……
その頃ルフィはバルトロメオにゾロたちが呼んでるということを聞いている最中だった。
ローのすぐ起きる未来などこの時には誰も知らない
リンであっても…。
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