黄金聖闘士
ギリシャ 聖域
ずっと思ってはいたがタウラスになる男の身体はデカイな…前の代が少し小柄だったから特にそう思うのだろうな
というか私と身長が同じだったか…
目線が同じだったからな
初めて会った時から私と余り身長が変わらなかった…私は女にしたら身長は高い方なんだが…その辺の黄金聖闘士達とほぼ変わらないくらいの身長はある…。
ヒール込みだと180近く行く
その私よりさらに頭1つ分違う
昔はアスプロスとシジフォスと共に修行していた彼がいつの間にか黄金聖闘士
そして弟子を3人もか……
だが……1番上の兄弟子と姉弟子はともかく
あの一番下の弟弟子か…本当に聖闘士になりたいと言うよりは…彼といたいようにしか思えない
そのような生半可な気持ちでは直ぐに死んでしまうだろうに………
「どうだい?」
「これはリエル様…ご覧のように…弟子たちの鍛錬に付き合っております」
「…貴方もいつの間にか弟子なんてね…そういえば30も近いし……いてもおかしくないわね…今の黄金聖闘士の子たちは貴方以外まともに弟子を……いや、カルディアが一人…」
「カルディアの弟子ですか?」
「さすがにスコーピオンになるとは思えないけど、なんか馬みたいな…ペガサスには見えないからユニコーンになるんじゃないかな…明日あたり、継承するための試験やらせるって話してたから……でも私の記憶が正しければ…あそこ青銅聖闘士の継承するためのテストに使う場所なのかって思うのよね…下手したら死ぬわ…雑兵の行くところではない…白銀聖闘士以上の行くところなんだけど……まぁあの男に期待するだけ無駄ね」
「それもそうですね…その時は、俺も見に行きますよ…場所はどこか聞いておりますか?」
「確か古代神の神殿後だったかしら?」
「古代神の?レグルスも同じことを言っていた気が…」
「日にちは?」
「明日……」
「被ってるわね」
「ですね……」
「カルディアだから気づいてないだろうな」
「ですね」
「イリアスたちが昔行ったあれか…あれが青銅の?何させる気?あの男…!」
「まぁまぁリエル様…俺たちの記憶が正しければレグルスとは同じになるはず…ならレグルスが何とかしてくれるでしょう」
「それもそうね…黄金聖衣の時は黄金聖闘士に一撃いれることや、師から承認された場合…とかだから滅多にない試験の仕方だからね……」
不安だわっと小さくつぶやく
それとっとアルデバランを見上げながら小さい弟子の方を指さしながら彼女は口を開いた
「あの子…小宇宙はあるようだけど…大丈夫?」
「サロですか…まだ甘え盛りの子でして…多分私と居たいがために、志願したようなもの…」
「やっぱりそうなのね……あの女候補生は…クレタ島にいた子?」
「えぇ…任務帰りにあの島の行き場のない子達を連れてまいりました」
「いきなり大人数で帰ってきた時は驚いたけど、半分以上は行先も決まって…まだの子達もなんだかんだでロドリオ村で生活してるだったかしら?」
「はい…」
「子育て大変だったでしょう…まぁ今もそんな変わらないと思うけど」
「確かに…聖闘士していますと弟子を育てるのが子育てのようなところもありますからね」
「えぇ…あの子たちを大切にするのよ?」
「分かっております」
次の日
カルディアがたまに扱いていたと言うヤトという少年が洞窟の中に入っていく
そしてそれを待たずして何も知らないレグルスが入っていった
「で、カルディア…黄金聖闘士の任務と被ってるってどういうことよ?」
「それは俺も同感だった…レグルスから聞いて少し疑問に思っていたんだ。お前の担当していた子の試験と同じ場所だったから」
「知らなかったんだからしょうがねぇだろ……暫くしたら見に行くから…それでいいだろ!」
この糞ガキと思ったがはぁと溜息をつきカルディアをみた
クレストが拾ってきた時から、身長以外まるで変わってないわね。この糞ガキ
「リエル様は本当にお優しいですね」
「心配性なだけよ…でもあの子…早死しそうなのに…あぁいうタイプは生き残りそうなのよね」
「あ?ババアの感か?」
「お黙りなさい」
カルディアは頭を掴まれたかと思うと地面に頭を擦り付けるようにヒビが入るほどの衝撃を食らわされていた
「この馬鹿者!リエル様に対してなんて口の利き方だ!」
「あ?!見た目だけが歳とってねぇだけで今幾つだよ!」
「うるさいわね!いくつだっていいでしょ!」
蠍座の聖衣ごと掴み洞窟の方に勢いよく投げた
要は小宇宙さえあれば自分より体がでかい男でも簡単に投げることが出来る
ドスンっと言う音が洞窟の中から聞こえた
「ざまぁないわね…アスプロスもなかなかな口の聞き方だけど…あのバカと蟹のバカは桁違いだから」
「本当にすみません…」
「リエル様も飽きませんじゃろう?」
「まぁね…」
シジフォスの胃が痛くなるのを感じながら、ケラケラと隣で笑う童虎
「まぁあの男…アテナに対して…知らないとはいえバカと言っていたそうだからな」
「は?」
「シオンが聖衣から読みとって言っていたよ」
「あの男…アテナ様を!」
「落ち着けシジフォス…あの男の言動にそうカッカするな……」
アルデバランの言葉にぐぬっと思いながらも思いとどまる
「着々と聖衣の継承試験が行われている…ハーデスも目覚めそうだ…いいなお前達」
「「分かっております」」
「星見でなにか見えたのですか?」
「…イタリアの方角に…まだ微かだったがね…」
「イタリア?」
「童虎どうかしたか?そういえば、あの少年もイタリアから来たんだったな」
「はい。イタリアの冥闘士討伐任務の際に拾ってまいりました。」
「嫌な予感は当たって欲しくないんだけどな…それから、シジフォス」
「なんでしょう…」
「思い詰めるなよ」
「……分かっております」
本当かなと思いながらも洞窟の方を見る
「この聖戦が起きるきっかけになったと勝手に重みを感じるな…どう転ぼうがこちらはアテナがいなければハーデス軍を抑えるほどの力は微々たるものになるのだから…彼女もアテナとして目覚めた…。この戦必ず勝つために」
「えぇ…俺の弟子達もできる限り育て上げます…聖衣の継承までは間に合いませんが…雑兵部隊として」
アルデバランが上から声をかけてくる
「えぇ…」
リエルも小さく頷く
この戦いでどれだけの人間が死ぬのかしら
私も死ぬかもしれないわね。
死ぬのが怖い訳では無い
また若い子たちより長生きしてしまうことだけが怖い
ただそれだけだ
「……出てきたようです」
カルディアとレグルス。その後ろを耶人
が歩いてくる
「あ!リエルー!!」
「あのバカ!すみませんリエル様…うちのレグルスが…」
「気にするな……子供なのだから私は気にせぬよ…彼は年齢をいじるようなガキでは無いからな」
「……そうですね…」
「リエル様のこれでユニコーンも継承されました…」
「えぇ……もうすぐ始まるわね……ハーデスとと聖戦が……。」
END
ずっと思ってはいたがタウラスになる男の身体はデカイな…前の代が少し小柄だったから特にそう思うのだろうな
というか私と身長が同じだったか…
目線が同じだったからな
初めて会った時から私と余り身長が変わらなかった…私は女にしたら身長は高い方なんだが…その辺の黄金聖闘士達とほぼ変わらないくらいの身長はある…。
ヒール込みだと180近く行く
その私よりさらに頭1つ分違う
昔はアスプロスとシジフォスと共に修行していた彼がいつの間にか黄金聖闘士
そして弟子を3人もか……
だが……1番上の兄弟子と姉弟子はともかく
あの一番下の弟弟子か…本当に聖闘士になりたいと言うよりは…彼といたいようにしか思えない
そのような生半可な気持ちでは直ぐに死んでしまうだろうに………
「どうだい?」
「これはリエル様…ご覧のように…弟子たちの鍛錬に付き合っております」
「…貴方もいつの間にか弟子なんてね…そういえば30も近いし……いてもおかしくないわね…今の黄金聖闘士の子たちは貴方以外まともに弟子を……いや、カルディアが一人…」
「カルディアの弟子ですか?」
「さすがにスコーピオンになるとは思えないけど、なんか馬みたいな…ペガサスには見えないからユニコーンになるんじゃないかな…明日あたり、継承するための試験やらせるって話してたから……でも私の記憶が正しければ…あそこ青銅聖闘士の継承するためのテストに使う場所なのかって思うのよね…下手したら死ぬわ…雑兵の行くところではない…白銀聖闘士以上の行くところなんだけど……まぁあの男に期待するだけ無駄ね」
「それもそうですね…その時は、俺も見に行きますよ…場所はどこか聞いておりますか?」
「確か古代神の神殿後だったかしら?」
「古代神の?レグルスも同じことを言っていた気が…」
「日にちは?」
「明日……」
「被ってるわね」
「ですね……」
「カルディアだから気づいてないだろうな」
「ですね」
「イリアスたちが昔行ったあれか…あれが青銅の?何させる気?あの男…!」
「まぁまぁリエル様…俺たちの記憶が正しければレグルスとは同じになるはず…ならレグルスが何とかしてくれるでしょう」
「それもそうね…黄金聖衣の時は黄金聖闘士に一撃いれることや、師から承認された場合…とかだから滅多にない試験の仕方だからね……」
不安だわっと小さくつぶやく
それとっとアルデバランを見上げながら小さい弟子の方を指さしながら彼女は口を開いた
「あの子…小宇宙はあるようだけど…大丈夫?」
「サロですか…まだ甘え盛りの子でして…多分私と居たいがために、志願したようなもの…」
「やっぱりそうなのね……あの女候補生は…クレタ島にいた子?」
「えぇ…任務帰りにあの島の行き場のない子達を連れてまいりました」
「いきなり大人数で帰ってきた時は驚いたけど、半分以上は行先も決まって…まだの子達もなんだかんだでロドリオ村で生活してるだったかしら?」
「はい…」
「子育て大変だったでしょう…まぁ今もそんな変わらないと思うけど」
「確かに…聖闘士していますと弟子を育てるのが子育てのようなところもありますからね」
「えぇ…あの子たちを大切にするのよ?」
「分かっております」
次の日
カルディアがたまに扱いていたと言うヤトという少年が洞窟の中に入っていく
そしてそれを待たずして何も知らないレグルスが入っていった
「で、カルディア…黄金聖闘士の任務と被ってるってどういうことよ?」
「それは俺も同感だった…レグルスから聞いて少し疑問に思っていたんだ。お前の担当していた子の試験と同じ場所だったから」
「知らなかったんだからしょうがねぇだろ……暫くしたら見に行くから…それでいいだろ!」
この糞ガキと思ったがはぁと溜息をつきカルディアをみた
クレストが拾ってきた時から、身長以外まるで変わってないわね。この糞ガキ
「リエル様は本当にお優しいですね」
「心配性なだけよ…でもあの子…早死しそうなのに…あぁいうタイプは生き残りそうなのよね」
「あ?ババアの感か?」
「お黙りなさい」
カルディアは頭を掴まれたかと思うと地面に頭を擦り付けるようにヒビが入るほどの衝撃を食らわされていた
「この馬鹿者!リエル様に対してなんて口の利き方だ!」
「あ?!見た目だけが歳とってねぇだけで今幾つだよ!」
「うるさいわね!いくつだっていいでしょ!」
蠍座の聖衣ごと掴み洞窟の方に勢いよく投げた
要は小宇宙さえあれば自分より体がでかい男でも簡単に投げることが出来る
ドスンっと言う音が洞窟の中から聞こえた
「ざまぁないわね…アスプロスもなかなかな口の聞き方だけど…あのバカと蟹のバカは桁違いだから」
「本当にすみません…」
「リエル様も飽きませんじゃろう?」
「まぁね…」
シジフォスの胃が痛くなるのを感じながら、ケラケラと隣で笑う童虎
「まぁあの男…アテナに対して…知らないとはいえバカと言っていたそうだからな」
「は?」
「シオンが聖衣から読みとって言っていたよ」
「あの男…アテナ様を!」
「落ち着けシジフォス…あの男の言動にそうカッカするな……」
アルデバランの言葉にぐぬっと思いながらも思いとどまる
「着々と聖衣の継承試験が行われている…ハーデスも目覚めそうだ…いいなお前達」
「「分かっております」」
「星見でなにか見えたのですか?」
「…イタリアの方角に…まだ微かだったがね…」
「イタリア?」
「童虎どうかしたか?そういえば、あの少年もイタリアから来たんだったな」
「はい。イタリアの冥闘士討伐任務の際に拾ってまいりました。」
「嫌な予感は当たって欲しくないんだけどな…それから、シジフォス」
「なんでしょう…」
「思い詰めるなよ」
「……分かっております」
本当かなと思いながらも洞窟の方を見る
「この聖戦が起きるきっかけになったと勝手に重みを感じるな…どう転ぼうがこちらはアテナがいなければハーデス軍を抑えるほどの力は微々たるものになるのだから…彼女もアテナとして目覚めた…。この戦必ず勝つために」
「えぇ…俺の弟子達もできる限り育て上げます…聖衣の継承までは間に合いませんが…雑兵部隊として」
アルデバランが上から声をかけてくる
「えぇ…」
リエルも小さく頷く
この戦いでどれだけの人間が死ぬのかしら
私も死ぬかもしれないわね。
死ぬのが怖い訳では無い
また若い子たちより長生きしてしまうことだけが怖い
ただそれだけだ
「……出てきたようです」
カルディアとレグルス。その後ろを耶人
が歩いてくる
「あ!リエルー!!」
「あのバカ!すみませんリエル様…うちのレグルスが…」
「気にするな……子供なのだから私は気にせぬよ…彼は年齢をいじるようなガキでは無いからな」
「……そうですね…」
「リエル様のこれでユニコーンも継承されました…」
「えぇ……もうすぐ始まるわね……ハーデスとと聖戦が……。」
END