神の封印
「クレスト……」
「さ、アテナを殺せば、ハーデス様が永遠の命を与えてくださるわ。死の恐怖に怖がらなくてもいいの」
「ふざけるな!クレストも私も500年も生きた!今更永遠の命など!!」
「黙りなさいよ!行きなさい!」
その言葉と共にリエルに襲いかかってきた
攻撃を受け止めたが、いきなりの攻撃だっため後ろに吹き飛んだ
「クレスト……」
声をかけても何も答えてはくれない
神聖衣とは言っても結局は思いの強さ
動揺により聖衣がさらに重く感じた
「立て……」
「….ッ!!」
ようやく言葉を発したクレストに対し、リエルは殴りかかる
「ふざけるな!!お前は勝手に消えて勝手に死んで勝手に私の前に再び現れた!何が立てだ!ふざけるのも大概にしろ!」
拳を握りしめ千日戦争の体制になり、地面が割れる
「お前もわかってるだろ?この世に未来などないと」
「私に聖闘士の道を諭したお前が私にそれを言うのか!」
攻防一閃が続きそれをケラケラとリエルを見ているケール
私と戦う前に死ぬのが最適
最悪、弱ったところを叩く
クスクスと笑いながら人間の戦いを眺める
2人の殴り合いの末、
聖衣は所々欠け始めていた
「クレスト……私は……」
お前とは戦いたくない
そう思うが、そんな思いなど伝わる訳もなく地面にリエルの身体はのめり込んだ
「くっ……!!」
そのままクレストに抑え込まれ、首にクレストの手が置かれ首を絞められる
(このまま聞け……)
(クレスト?)
(アイツの寝首をかけ……私は1度死んだ身……お前を1人にさせた罪だ…このまま私を殺せ……お前の中に私の今残ってる小宇宙を全て送る…氷の聖闘士の力を見せてやれ)
(クレスト私は……)
(気にするな……お前に私を殺すという罪を追わせてしまう……本当に色々とすまない)
そう小宇宙が流れてきた
ドスッとクレストの胸をリエルの拳が貫通する
クレストは砂のように砕け散った
拳を突きつけたまま静かにリエルの顔に涙が伝った
「なぜ?!あの男役立たずめ!大した活躍もせず!」
「役立たずか………貴様にとったらそうでも私たちは違う」
「っ…!!ふざけるな!人間ごときが!」
ケールと交戦中
ケールに不意を打たれ背後を見せてしまった
ケールがリエルにとどめさそうとするもなにかに阻まれた
リエルの前に双子座の聖衣が現れた
「なんで………なんで……なんで……」
「あははふふふ……人間ってほんと愚かよね?」
デフテロスあなたまでいなくなってしまうの?
私の可愛いデフテロス
なんでなんでなんで???
なんでみんな居なくなるの?
ケールの言葉などもう彼女には聞こえていない
「人間って愚かすぎて笑っちゃうわ」
その言葉にリエルは隠し持っていた何も書かれていない札を宙にまいあげた
そして己の腕をから血を巻き上げ
Ἀθηνᾶの字が浮かび上がる
そして紙がケールの身体に
そして地面に貼られていく
「タリスマンケージ!!これで貴様の力は使えない!あの子たちの幸せをあなたに壊された!」
「何が悪いと言うの?ハーデス様の勝利のためなら人間など塵芥じゃない!」
そう発した瞬間ケールの頬が左を向いた
リエルの拳に殴られてからである
見えなかった?私は……神……神よ……
「もう一度言ってみろ!邪神が!貴様らからしたら塵芥でも、必死に生きてるのよ!!」
「舐めやがって!塵芥が!」
勢いよく羽の風圧がリエルを吹き飛ばす
「私はケール、運命を司る神……さぁ……あなたの運命は私の手の中よ!」
当たり一体が凍っていきケールの足元を凍らせた
「なに……動かない?たかだか人間の力で……」
「そうね…たった一人の人間の力ではない!クレストとの力……消えろ!邪神ケール!」
そしてそのまま頭の先まで凍ってしまった
琴座の聖衣の胴体部分の大きな丸い鎧の部位に手を置いた途端聖衣が光り、手の上に封印するための小箱が現れた
「さぁ!この中に入ってもらうぞ!貴様の兄たち同様にな!!」
箱を開けると吸い込まれるようにケールの魂は中に入っていく
魂が全てはいるのを確認し、上にアテナの護符を貼った
神聖衣も羽は折れ、ほぼ壊れきっていた
クレスト
また私は生き残ったぞ
私にどうしろというのだ。
アテナ……この短剣使わずに終わりました
すみません
隣に双子座の聖衣が浮いており心が折れそうになる
だが、まだ聖戦は終わってはいない
そう思っていると双子座の聖衣はなにかに呼ばれたように消えていく
シオン?あの子の小宇宙だわ
身体が重い聖衣が重い
小宇宙が燃やせない
先程の戦いでほとんど消費してしまった
目も霞む
息が苦しい
心臓が苦しい
仮死状態のこの身体にはさすがにキツかった
また生き残ってしまう
また…………
早く私もそちらに行きたいのに
そして数刻も立たぬうちに聖戦は終わりを告げた
ペガサスとアテナはハーデスを倒すため旅立ったが今生も帰っては来なかった
リエルは聖戦が終わり2日後に聖域に入った
「リエル様……よくご無事で」
「あぁ………」
「ごゆっくりとお休み下さい」
「えぇ…後、これ……」
「これは……」
「邪神ケール……双子神の妹よ」
「まさかおひとりで?」
「えぇ……かなり時間がかかったけど……無事封印したわ」
わ
そういうと静かに階段を降りていった
シオンは知っていた
彼女が生き残る未来を
アヴニールが見せてくれた未来に彼女がいたからどの道生き残る確率の方が高かった
だから今度は彼女がハーデス軍に落ちないよう私が見守る番だと静かに誓った
「さ、アテナを殺せば、ハーデス様が永遠の命を与えてくださるわ。死の恐怖に怖がらなくてもいいの」
「ふざけるな!クレストも私も500年も生きた!今更永遠の命など!!」
「黙りなさいよ!行きなさい!」
その言葉と共にリエルに襲いかかってきた
攻撃を受け止めたが、いきなりの攻撃だっため後ろに吹き飛んだ
「クレスト……」
声をかけても何も答えてはくれない
神聖衣とは言っても結局は思いの強さ
動揺により聖衣がさらに重く感じた
「立て……」
「….ッ!!」
ようやく言葉を発したクレストに対し、リエルは殴りかかる
「ふざけるな!!お前は勝手に消えて勝手に死んで勝手に私の前に再び現れた!何が立てだ!ふざけるのも大概にしろ!」
拳を握りしめ千日戦争の体制になり、地面が割れる
「お前もわかってるだろ?この世に未来などないと」
「私に聖闘士の道を諭したお前が私にそれを言うのか!」
攻防一閃が続きそれをケラケラとリエルを見ているケール
私と戦う前に死ぬのが最適
最悪、弱ったところを叩く
クスクスと笑いながら人間の戦いを眺める
2人の殴り合いの末、
聖衣は所々欠け始めていた
「クレスト……私は……」
お前とは戦いたくない
そう思うが、そんな思いなど伝わる訳もなく地面にリエルの身体はのめり込んだ
「くっ……!!」
そのままクレストに抑え込まれ、首にクレストの手が置かれ首を絞められる
(このまま聞け……)
(クレスト?)
(アイツの寝首をかけ……私は1度死んだ身……お前を1人にさせた罪だ…このまま私を殺せ……お前の中に私の今残ってる小宇宙を全て送る…氷の聖闘士の力を見せてやれ)
(クレスト私は……)
(気にするな……お前に私を殺すという罪を追わせてしまう……本当に色々とすまない)
そう小宇宙が流れてきた
ドスッとクレストの胸をリエルの拳が貫通する
クレストは砂のように砕け散った
拳を突きつけたまま静かにリエルの顔に涙が伝った
「なぜ?!あの男役立たずめ!大した活躍もせず!」
「役立たずか………貴様にとったらそうでも私たちは違う」
「っ…!!ふざけるな!人間ごときが!」
ケールと交戦中
ケールに不意を打たれ背後を見せてしまった
ケールがリエルにとどめさそうとするもなにかに阻まれた
リエルの前に双子座の聖衣が現れた
「なんで………なんで……なんで……」
「あははふふふ……人間ってほんと愚かよね?」
デフテロスあなたまでいなくなってしまうの?
私の可愛いデフテロス
なんでなんでなんで???
なんでみんな居なくなるの?
ケールの言葉などもう彼女には聞こえていない
「人間って愚かすぎて笑っちゃうわ」
その言葉にリエルは隠し持っていた何も書かれていない札を宙にまいあげた
そして己の腕をから血を巻き上げ
Ἀθηνᾶの字が浮かび上がる
そして紙がケールの身体に
そして地面に貼られていく
「タリスマンケージ!!これで貴様の力は使えない!あの子たちの幸せをあなたに壊された!」
「何が悪いと言うの?ハーデス様の勝利のためなら人間など塵芥じゃない!」
そう発した瞬間ケールの頬が左を向いた
リエルの拳に殴られてからである
見えなかった?私は……神……神よ……
「もう一度言ってみろ!邪神が!貴様らからしたら塵芥でも、必死に生きてるのよ!!」
「舐めやがって!塵芥が!」
勢いよく羽の風圧がリエルを吹き飛ばす
「私はケール、運命を司る神……さぁ……あなたの運命は私の手の中よ!」
当たり一体が凍っていきケールの足元を凍らせた
「なに……動かない?たかだか人間の力で……」
「そうね…たった一人の人間の力ではない!クレストとの力……消えろ!邪神ケール!」
そしてそのまま頭の先まで凍ってしまった
琴座の聖衣の胴体部分の大きな丸い鎧の部位に手を置いた途端聖衣が光り、手の上に封印するための小箱が現れた
「さぁ!この中に入ってもらうぞ!貴様の兄たち同様にな!!」
箱を開けると吸い込まれるようにケールの魂は中に入っていく
魂が全てはいるのを確認し、上にアテナの護符を貼った
神聖衣も羽は折れ、ほぼ壊れきっていた
クレスト
また私は生き残ったぞ
私にどうしろというのだ。
アテナ……この短剣使わずに終わりました
すみません
隣に双子座の聖衣が浮いており心が折れそうになる
だが、まだ聖戦は終わってはいない
そう思っていると双子座の聖衣はなにかに呼ばれたように消えていく
シオン?あの子の小宇宙だわ
身体が重い聖衣が重い
小宇宙が燃やせない
先程の戦いでほとんど消費してしまった
目も霞む
息が苦しい
心臓が苦しい
仮死状態のこの身体にはさすがにキツかった
また生き残ってしまう
また…………
早く私もそちらに行きたいのに
そして数刻も立たぬうちに聖戦は終わりを告げた
ペガサスとアテナはハーデスを倒すため旅立ったが今生も帰っては来なかった
リエルは聖戦が終わり2日後に聖域に入った
「リエル様……よくご無事で」
「あぁ………」
「ごゆっくりとお休み下さい」
「えぇ…後、これ……」
「これは……」
「邪神ケール……双子神の妹よ」
「まさかおひとりで?」
「えぇ……かなり時間がかかったけど……無事封印したわ」
わ
そういうと静かに階段を降りていった
シオンは知っていた
彼女が生き残る未来を
アヴニールが見せてくれた未来に彼女がいたからどの道生き残る確率の方が高かった
だから今度は彼女がハーデス軍に落ちないよう私が見守る番だと静かに誓った