看護師という仕事
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「おはようございます。六車さん。調子はどうですか?」
「ん?今日は男の看護師かよ」
「はい。今日から担当します。成瀬です。よろしくお願いします。後、このまま行けば明日には退院出来そうですよ」
「へ〜そうかい」
女の看護師が良かったバリにこちらを見てくるため鳴瀬は内心ため息を着く
咲良さんよく耐えてたなぁ…。すごい。
「10時頃には、リハビリと、その前に神宮寺先生からお話がありますよ。」
「へー。」
このような態度を連日続けているため話を聞いていないとなることが続いていた。その反動が昨日の事件である。
今日、退院前カンファレンスが開かれるが、この人の家族を別に呼んで方針を最終決定するとリーダーが話していた
神宮寺先生が何とかしてくれるだろう…
「どうだった?」
ナースステーションにて、リーダーに話しかけられ、鳴瀬は、六車のことを報告する
「話、あまり聞いてない感じでした。女の看護師じゃないのか?ですって。殴ったのをもう忘れたんですかね?」
「忘れたと言うより、殴ったことをさほど気にしてないんだと思うわ。ここが精神科だともっと面倒だったけどね」
「そうですよね…責任能力が〜ってなると基本的にないってされて、謝罪すら貰えず介入ずらされませんよね」
「そうね。だから訴えられてもいいようにカルテはしっかりと書くこと。こちらに非はないと言うために。」
「そうですね。俺、次の患者さんのところに行ってきます。」
……
外来
「はい、どうぞ」
「先生…」
「おや、独歩くん。どうしたんだい?今日は機材の納品の日だったね」
「はい…歳ほど納品してきました。あと今日は…一二三から…」
「ん?これは?」
小さな箱を渡され中を確認すると、手作りのデザートが入っていた
「一二三のやつ作りすぎたからって、今日、僕が病院に行くのをいいことに…先生だってお忙しいのに…。」
「気にしないで?一二三くんにありがとうって伝えといて。」
「はい。汐音さん用にも…別で作っててこれです…。」
「一二三くん…汐音さんの分まで」
「先生?何かありました?」
「あっ…ごめんね?実は…」
「え…それはやばいんじゃ…警察には?」
「今日、通報したよ。退院後、警察に渡す予定だよ」
「それならいいんですけど…。」
「独歩くんも心配してくれてありがとう。今日も一日残りの仕事頑張りましょうね。」
「はい…頑張ります…」
……
「あ、神宮寺先生」
「これはこれは…警部。」
「頼まれてた案件確認したぞ。」
「ありがとうございます」
「それでどうでした?」
「問題なく退院後介入する予定だ。」
「ありがとうございます」
「それにしても、今回はやけにやる気あったじゃねぇか」
「そうですか?私はいつでも誰かを救いたいと思ってるんですよ。」
「けっ」
「あ…警部待ってください!神宮寺先生それでは失礼します!」
「えぇ…。」
警察の確認も済んだ
さて明日の退院する日に言いましょうか
逃げられないためにも。
…
「おかえりなさい」
「ただいま、替えの包帯を買ってきましたよ」
「ありがとうございます」
「ご飯作ってたんですか。」
「やること無くて…」
「私が作っても良かったんですが」
「お仕事で疲れてるのにそんなことさせられません。」
「気遣いありがとう。そうそう…独歩くんが持ってきてくれたんだけど、一二三くんからデザートを作ってくれたみたいで、食後に食べようか。」
「そうですね。あっ…とっても可愛い。一二三さんの料理の腕すごいなぁ…私には真似出来ない」
「そんなことないよ。一二三くんから貰ったレシピで料理できてるじゃないか」
「そうですか?」
「そうだよ。さて、冷めないうちに盛りつけようね」
デザートを冷蔵庫に一旦入れ、夕飯を楽しく食べた
このこの笑顔を守るために…私は…。
…
翌日
「おはようございます六車さん。お加減はどうですか」
「神宮寺先生じゃないか。全然平気だぜ!」
「そうですかそれを聞けてよかったです。さ、着替えましょうか。」
「ん?今日の退院時間は10時じゃなかったか?」
「御家族がお待ちなので」
「それは悪いな」
六車が着替えてるのを確認し、荷物をまとめ、共に廊下へと出た
「ん?家族いねぇじゃねぇか」
「下の階ですよ。」
そう言い、エレベーターに乗る
そのまま1階のエレベーター前まで降りた
「先生、入口はあっちじゃねぇのか?」
「いいえ、こっちであってますよ」
ニコニコしてる神宮寺寂雷に少し違和感を覚え始めた六車
「あぁ、いたいた警部さん」
「警察?騙したな」
「…こうしなければ逃げたでしょう?御家族は本当にいらしてますよ」
「あなた…何してるの!」
「みゆき…」
「信じられない…警察のお世話になるなんて…」
「別に俺は…」
「話は署の方で聞くから、あ、奥さん。荷物お願いしても?」
「はい…。旦那のことお願いします」
みゆきと呼ばれた嫁は深々と頭を下げた
「先生…旦那がご迷惑をおかけしました。まさか看護師さんを殴っただなんて…たしかに今まで暴れることはありましたが…手を挙げたなんて…。」
「通報した私を恨みますか?」
「いいえ…先生は正しいことをしたと思います…。旦那がご迷惑をおかけしました。私も今後このようなことがないようにさせます」
ペコッと頭を下げ寂雷の前から消える
あの旦那…日常的に暴れているらしいが
奥さんの様子を見ると奥さんには手を出してはいない様子…。さて、この件は終わりました。
5階
「神宮寺先生…どうでしたか?」
「えぇ無事に警察に渡しました。これで咲良さんの件も安心ですね。みなさんも今後このなことがないとも言えませんので、患者さんだからとは言わず、警察に通報する時はしましょうね」
と言うとニコッと笑った
それと同時にピッチが鳴る
「はい、神宮寺です。分かりました。すぐ行きます」
「すみません。呼ばれたのでこれで」
汐音さんにも安心して報告ができるあぁそうだ。汐音さんの好きなタルトでも買っていきましょうか。
「神宮寺先生、おはようございます。楽しそうですね」
「えぇ。とても。」
非常階段ですれ違ったドクターに話しかけられ、にこやかに言葉を返し、呼ばれた病棟に急いだ
……
夕方
「お疲れ様です」
「神宮寺先生お疲れ様でしたー!」
申し送りと本日の業務を終え病院の外へと出た
ケーキ屋に行きますか
カランカランとケーキ屋の扉を開け中へとはいる
「先生、いらっしゃい。あれ、奥さんと一緒じゃねぇんだ。」
「胡桃沢さん。あの子はまだ奥さんじゃないですよ。いずれなるとは思いますが。」
「へ〜その時は結婚式に呼んでくれよ」
「その時は、いつもお世話になってますので」
「で、今日は何を?」
「イチゴのタルトをお願いします」
「いつものかい?」
「はい。いつもので」
ワンホールと2切れを頼み、また少したわいもない話をした後に金額を払い外へと出た
「おや、もうこんな時間だ…帰りますか。」
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭