看護師という仕事
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その後彼は簡単ですがと、ビーフシチューを作ったいた。
その間も顔を冷やすためにアイシングするために、氷を貰いニュース番組を見ていた
……
お風呂場
「本当に一緒にはいるんですか?」
「そのつもりですよ?」
こんな明るい時間に裸になるのいつぶり?先生の身体が…直視できない
「どうしました?」
「なんでもないです…」
胸より上を見ておこう…。顔がいいなこの人は…。
この後先生が体を洗ってくれることになるのだが、少し楽しんでいた。
おかげで少し上せた。
……
「汐音さん…。無理はしないでくださいね」
「すみません…」
包帯を巻きながら彼にそう言われた
「今日、これからのリハビリについての話をしたんです。そしたらPTのやり方が下手くそだから担当をかけろだの、痛いから行きたくないだの…小学生のようなことを言い始めて…いつもの事だったのであまり気にしてなかったんですけど、バイタルを図らなければならなかったので、説明したら触るなって思いきり顔を殴られて…腕は床頭台にぶつかって…見かねた同室の患者さんがナースコールを押してくれて応援が来たんですけど。」
「なるほど…辛かったですね」
「明明後日まで師長さんが気を使って休みにしてくれたんですよね。有給使ってもいいからって。」
「そうですか。明明後日なら、私も休みです。気分転換にどこかに行きましょうか。はい、出来ました。」
「先生がやると早いですね。」
「片手では難しいですよ。明日、換えの包帯を買ってきますので、少し帰りが遅くなると思うよ。あと、そうだ…ベットメイキング…」
「そうでしたね…忘れてました」
今日シーツを洗うからとシーツを外したが、時間がなかったため、ベットはぐちゃぐちゃ状態である。
「汐音さん、大丈夫です。1人でも出来ますから。」
「でも…先生はあまりやられてないんじゃ…私がやりますよ」
「いや、大丈夫。ベットメイキングは看護師の君の方が得意だろうけど、私だって昔はやってきたんだ。少し時間はかかるかもしれないけど、すぐ終わらせるよ。君には休んで欲しいからね。」
頭を優しく撫でられ、2人の寝室へと新しいシーツを持って二人で行く
やらなくていいとは言われたが実際問題心配なのである。
現場では看護師の仕事であり、医師はベットメイキングなんて仕事はまずしないし、出来なくても違和感はない
しかし、彼は昔、紛争地帯の野戦病院で働いていたこともあり、少ない人数で回すため、こういうことは出来るらしい。
「汐音さん、久々にやっているので気になるところがあったら気兼ねなく言ってくれて構わないからね」
ニコニコしながらシーツを敷いていく
彼のやり方は私たちのやり方とは異なってなってはいたがシーツの敷き方も病院の中でも様々なのでシーツが崩れてなければ特に問題は無いと思えた
「ふふっ久々に角を綺麗にするよ。」
「それ、学生時代、いつも覚えれなくて必死でしたよ。それなのに現場に出たらやり方が違って覚えた意味ってなったやつです。」
「私もだよ。学校と現場とではやり方が違う。初めは驚いたよ。……よし、汐音さん、どうかな?」
「やっぱり、手際がいいから綺麗ですね。」
「ありがとう。さて、もう寝ましょうか」
今は、23:00を回った頃、寝てもおかしくない時間だが少し寂しさを感じる
「負担がないようにクッション出しときますね」
「そんな大袈裟な…」
「寝返りをうって痛めたら大変ですよ」
ここは病室だろうか
彼の過保護が始まる
私たちのベットは先生の身長のこともあり、ロングベッドであり、特注品らしい
横幅も広く、お互い寝返りが余裕でできる。先生と同棲し始めて初めてキングサイズというものを見たのと同時に、普通のキングサイズでは、縦が身長的に小さいらしく特注品でロングサイズを頼んだらしい。
私が同棲するからとまた新しくベットを頼んだと最近になってから知り、引越しの時にベッドは一緒に寝たいからもういらないね?と言われ、捨てた。
そして彼はクッションを私の後ろに置き、寝返りのことも考えながら位置を決めていた
電気を消し、横の床頭台の電気をつける
「私は少し本を読んでから寝るから君はゆっくりと休んで」
しおりの挟んだ本を手に取りページを開いた
「寂雷先生…」
「ん?なんだい?」
「なんでこんなに優しいんですか?」
「優しいのに理由がいるのかな?」
「でも…私だけ何でもやって貰って」
「気にしないで、私がやりたいだけだから」
頭を撫でられ、そのまま睡魔に襲われ数分後、夢の中へと入っていく
さて…あの患者さんの対応はどうしようか
多分、こちらが何もしなければ警察に通報しているようにも思えない
遅くはなるが警察に通報しておくか。
もしもの時は左馬刻くんの方に連絡して…。
24:00を回った頃、本を閉じつけていたライトを消す
体をベットの中へ滑り込ませ汐音を抱き寄せる
この子は絶対に守りたい
何がなんでも
次の日
「それでは仕事に行ってきます。大丈夫…何とかしますから」
「何とか?」
「私を信じて…。」
彼の言っている意味がよく分からないが❝はい❞とだけ答えた。
シンジュク総合病院
8時30分
全体の申し送りの後にチームごとの申し送りへと移っていた
汐音のいる、Bチームも夜勤の申し送りが終わった後に、日々のリーダーが口を開いた。
「え〜昨日、咲良さんが509号室の六車さんに殴られた事件ですが、鳴瀬くんが担当することになりました。とりあえず、鳴瀬くんも気をつけて。咲良さんには、労災として対応した後に…警察に通報しました。」
「警察に?珍しいですね。」
シンジュク総合病院でも滅多に警察に通報しない。あまり大事にしたくないのが現場の事情なのだ。
基本的に警察に通報するのは神宮寺寂雷がどこからか情報を聞き通報しているということ。今回もその流れである
「ほら、今まで麻薬とか噴出騒ぎの時くらいしか連絡しなかったけど、今回の話、神宮寺先生の耳までどいてたみたいでね。」
「神宮寺先生……こういうのお嫌いですからね」
「それで、退院と同時に警察に引き渡すようよ。それで成瀬くん。警察のことは神宮寺先生の方から話すようだから、刺激しないように、リハビリの方もPTに連絡をとって担当さんを男性にしてもらいました。あちらの方でも暴れてたみたいなので。」
「骨折して手術してその間に暴れてって元気ですね…迷惑な方の…」
「そうね。とりあえず、成瀬くん、危険だと思ったらナースコール押してもいいから、誰かは近くにいると思うから安心して。では、今日も一日頑張りましょう」