また、新たな敵が近づいている

あの少年たちはまた立ち向かうだろう

しかし、

今度の敵はマルスなんかよりも

はるかに強い


また、小宇宙がきえてしまう


ソレが悲しい


「ヴァイオレット、どうした？」

『貴鬼。なんでもないよ。また、敵が近づいてると思うとまた、小宇宙が消える。だれかが涙する。それが悲しいんだ』

「大丈夫とは、いえないが私はヴァイオレットをかならず守るからそれだけは信じてほしい」

『貴鬼…。ありがとう。でも私も聖闘士だ。守られる聖闘士がどこにいる？アテナのために戦うんだよ。』
自分の言った発言に少し顔が赤くなる貴鬼

「貴鬼様！ スターダストサンド取ってきたのだ」

弟子の羅喜がいうもヴァイオレットにどっぷりハマりこんでいる男には全くと言っていいほど声が届いていない

「貴鬼さまぁぁぁ！！！」


「！！あぁすまない。ありがとう。羅喜」

……

「鷲座。アクイラのユナ！アリエスの貴鬼様に聖衣の修復をお願いしに着ました！」

「ユナ！！」

「羅喜。」

「久しぶりなのだ！」

「元気にしてた？」
2人で話していると、お淑やかな小宇宙がもうひとつこっちへ

『ユナ、久しぶり。貴鬼はもうすぐ来るから』

「ヴァイオレットさん。分かりました。」


「詳しい話を中で聞かせてもらおうか・・・アクイラの聖闘士よ」
貴鬼の仕事が久しぶりにみれる今日は、他にも小宇宙を感じる
誰か、来るな


「私にはこの聖衣が必要なんです」

「新たな戦いだね…。そうだな？」

ゆっくりとユナに問う
「光り輝くアテナの星にまた闇の力が迫っていることがみえたので。」

「なるほど。ヴァイオレットと同じ星読みの能力か よし、聖衣の修復を始めよう」


「ありがとうございます」

『聖闘士を集める必要があるね』


「たしかに、君の言うとおりだ。多くの聖闘士が立ち上がる必要がある」

「羅喜。スターダストサンドを…。」

「はい。貴鬼様！」

スターダストサンドがアクイラの聖衣にふりかかる
「さぁ 始めるぞ」
光の中からアクイラの姿が現れる
「これは？」
「これこそ。聖衣の新の姿」
カン・カン・カン聖衣を修復する音だけが響いた

一方そのころ

「ユナもジャミールに？」

「あぁ。ゲキ先生から聞いたんだけどな」
「あいつも、戦うために」
「なぁ、そのユナって強い聖闘士なのか？」
「あぁあいつは強いだけじゃない。信念も持っている」
「そんなの、戦いじゃ、役に立たないぜ」
「お前にも、分かる日が来るさ」
自慢げに光牙は言う。
今の言葉の意味はまだわかりそうもない昴は不貞腐れたように話を聞く
「じゃぁそろそろ。ジャミールに向かうぞ」
「あぁ！」
ものすごいスピードで走り出す
「おい、待てよ！」
「この程度で音をあげんなよ！」
「あげてねぇ！！」
ジャミールまで
あと少し

新たな敵まで
あと少し