貴方を絶対に守るよ
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(あの玄武が聖闘士として怒る日が来るとはね……)
いきなり思念体で現れた髪の長い女
強大な小宇宙の持ち主でこちらに微笑んできた
「誰だお前」
「リエル様…?」
(あら、檄、随分老けたわね)
「あれから20年近く経ちましたらからね…」
リエルと呼ばれた女は元聖闘士らしい
それも最強と呼ばれ、何度も何百年も戦ってきた人だと
「リエル様は今回の戦いには?」
(興味無いわ……ただ、今日は、玄武が成長してたから面白くて見に来ただけ……それに、我が神はアテナのことが好きではないから関わりたくないの。地上を滅ぼされるのは困るけど、アテナの手助けをする気は無いと思うわ……)
「わかっております」
(玄武達にあっていくわ。じゃぁね)
ひゅんっと思念体が消え小宇宙も消える
「なんだあの女!上から!!アテナの聖闘士だったんだろ!だったら」
「昴やめなさい」
「そうだよ……僕も父さんから聞いたことあるけど、あの人は僕たちとは比べ物にならないくらい多くの死を見てきた。聖闘士を、聖域を抜けるきっかけになったのは、アテナが記憶を消したから、今の神に拾われるまで記憶はなく戦うことを忘れていたそうだよ。多分それをあちら側の神が許せないって話で……」
「意味わかんねぇ」
「おい、昴!!」
「だってそうだろ?地上が危ないってのに呑気に…最強?最強なら戦って地上を守れよ」
「昴……人には人の生き方、戦い方がある。それをとやかく言うな」
蒼摩に怒られムッとしてしまう
……
(あら、ここにいたの?2人とも……貴鬼はいないようね)
「「姉さん!」」
(あの玄武が成長したからどうしたかと思えば……感情的になるのは……まぁいいとしましょうか)
そう静かに言われ恥ずかしくなり、そっぽをむいてリエルを横目で見た
(玄武、貴方が聖域に戻ったのは驚きだったわ。)
「あぁ…」
(紫龍には怒られたんじゃない?)
「まぁ……攻撃的な小宇宙で……それにこの聖衣は紫龍のモノだ……」
(玄武……あまり考えすぎちゃダメ)
「姉さん」
(それに、どこにいい人が転がってるかも分からないんだから!)
「姉さんなんの話しをしてるんだ?」
(え?だって、貴鬼と ヴァイオレットは、昔からずっと一緒で……玄武が1人だから……)
「姉さんそういうのは……」
「ね、姉さん!!」
(平和になってから?まぁそうなんだけど……いつどうなるかなんて分からないものよだからね……大切なものはしっかり繋いでおかないと、失ってから気づいても遅いのよ)
永遠の平和が来る日なんてないのに……そう思いながら思念体はきえた