2日目
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20:30
ロッジ前
「ねぇ見て?星空がとってもきれい。」
「そういえば、星空好きだったね。」
「うん。神奈川だとこうもキレイな星空見えないし、街灯が邪魔だからさ。」
「確かに、街灯は眩しすぎるね。」
「ほら、キグナス・イーグル・スコーピオン・ライラ…。」
「ラテン語で言うあたりがもう…ね。」
「馬鹿にしてる?」
「してないよ。好きなんだろ?なら、俺はそれを楽しむだけだよ。悪いけどもう一度行ってくれるかい?」
「あぁうん。はくちょう座。わし座。こと座。
デネブ・アルタイル・ベガの三つが見えているから、一番知られている夏の大三角形がくっきり見えるの。」
「ベガとアルタイルって七夕だっけ?」
「そう、織姫と彦星。そう考えるとロマンチックだね。」
「そう…だね。」
「しばらく眺めていようか。」
ロッジ近くの椅子に座り、空を見上げる
「精市は、流れ星見たことある?」
「うん、何回か見かけたよ。きれいだった。」
「やっぱりきれいだよね。」
「凛は?」
「私?私もよくみる。」
「そりゃそうだよね。」
「今の時期ならペルセウス座流星群がみれるはずだよ。」
「ペルセウス座?」
「ペルセウスはギリシャ神話に出てくる英雄で、デウスとダナエ―の子で、メデューサを退治して、その時に白銀のペガサスと黄金のクリュサオルが、メデューサの飛び散った血から誕生したとされていて、ペガサスを手名付けたペルセウスは、セリーポス島を目指す道中のエチオピアで、岩礁に括りつけられた美しい乙女を発見するの。それが、のちの妻になるアンドロメダ。ペガサスとアンドロメダは大体九月ころにセットであるからみられるよ。ペルセウス座流星群は1・2を争うくらいすごい流星群だから、見といて損はないわ。」
「ほんと、いい顔するね。」
「え?」
「最近、少し思い詰めてたから、心配してたんだ。だけど、こんなに笑えるなら、大丈夫そうだね。去年は立海のみんなで確か、ふたご座流星群だったと思うんだけど、それをみれたんだけど、今度は、君と一緒に見たいな。」
「今度は、近いうちにここで見れたらいいね。絶対きれいだよ。」
「あれ…。」
星が流れて様な気がした。
それも無数に…
「これだよ。ペルセウス座流星群‼」
「ほんとすごい…。すごいね。もう願いが叶っちゃったよ。」
願いが叶うなら… ―ずっと一緒に入れますように…―
そう2人は静かに願った。
そして今日も静かに2日目が終わった。