2日目
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11:00
「はい、水。」
「ありがとう。」
「ずっと動きっぱなしだっし…少し休んだほうがいいよ?」
「うん…そうするよ。」
木陰で木の幹に座り、作業中のみんなを眺める。
「君も座って?」
手を引かれ、隣に座る。
「君も飲みなよ。」
先ほど持っていた水を凛に渡す
「え、ぁ…えっと…。」
間接キスになるって気づいてるの?
無意識なの?
「どうかした?気分悪い?」
「ううん。大丈夫。」
そのまま、勢いでのどに水を流した。
心臓の音が聞こえていないかそれだけが今の心配であった。
「俺も、ちゃんとトレーニングしないとなぁ…。そんな顔しないで。無理はしないからさ。約束してるだろ?」
「そうだけど…。」
「俺を信じて。」
映画のワンシーンのようなセリフを吐き、凛の顔を覗き込む。
君の好きな【強い俺】に戻らないと。
手術は成功はしたが、まだ、完全には治ってはいない。だから、今はまだ、本気は出せない。全国大会中も本気は出せない…。それでも君は俺を見てくれるのかい?
「でも…無我の境地はダメだからね。」
「わかってるよ。あれは、無駄に体力を消耗するからね。あれに頼る気はなし、使う気もないよ。」
―無我の境地…見てきた技を無意識に放つことができる。体が覚えている記憶―
テニスを極めることで開くことのできる最初の扉。その奥には、3つの扉が現れる。【百錬自得の極み】【才気煥発の極み】そして、開くことは不可能と思われている【天衣無縫の極み】サムライ南次郎が唯一開いたとしか情報はない。
「でも、精市のテニスは好きだよ」
「ありがとう。すぐに見せてあげるよ。でも、俺まで回ってくることは決勝以外ないと思うけど…。」
「それもそうね。決勝は誰が来るのかな?四天宝寺?それとも青学?」
「どっちかな?いつも通りにいけば、四天宝寺だけど。今年の青学はいつもと違うし、手塚も、左腕が完治したようだし、真田が楽しみにしていたよ。」
「ふ~ん…」
「君は、本当に真田に興味ないね。」
「真面目過ぎ、硬すぎ…私には一生合わないし、考え方も真逆。」
「うん。」
でも、俺は君の考えはわかってるつもりだよ。
12:00
食堂
跡部から午後の指示が与えられる
スケジュールをみて、地図を見ながら行えとのこと、ただし、遠くに行かないこと
だった。その後、食事を終え、各々、行動に移った。幸村は少しトレーニングをするといってランニングをしに行った。
14:00
「ジャッカル~。」
「どうした?」
「魚、食べれたよね?」
「ん?あぁ…食事当番だったか?」
「ん~まぁルドルフの彼だけに任せるのもあれだしさ。」
「そういや、観月が張り切ってやってたな。」
「ほんと、女子力がすごいよ。というか、母親だよ。あれは。」
「確かに。それより、幸村のところに行かなくていいのか?」
「走り込みするっていうから、暇そうなジャッカルのところに来ただけ。」
「ひまそうなって…」
「でも、暇だったでしょ?」
「いや、まぁそうだけど…。でも、幸村よかったんじゃねぇのか?」
頭に?を浮かべる凛。
「お前が一緒にいてくれるし、何より焼き魚好きだろ?」
「それ、だから、作り甲斐があるの。」
「楽しそうだな。」
「別に…。あ、そろそろ14時半か…。」
「幸村のところ行くのか?」
「もちろん。心配だってのもあるけどね。」
「じゃあな」
「うん…!」
広間のジャッカルと別れ、海辺のほうへと向かった。
「タオル、持ってきたよ。」
「ごめん。持ってくの忘れていたよ。」
「風邪なんて引いたら…。」
「君も過保護になってきたね。」
「別に私は…。」
「わかってる俺が心配なんだろ?」
うんっとうなずく凛に対し、タオルで汗を拭く幸村は静かにまた思うのであった。
―時間が止まればいいのにーっと。彼女はなぜ、こんなにも俺に会いに来てくれるのか?幼馴染だから?病み上がりだから?それとも…?三つ目は俺の願望でしかないなっと考えを捨てた。
「ねぇ、精市。六角の葵くんが、魚が取れたってさっき嬉しそうに食堂のほうに走ってくの見えたから、今日の夜は焼き魚だね。」
「そうか。それはうれしいな。焼き魚は一番の好物だからさ。」
「あれ?好きな魚ってあったけ?」
「難しいな~。でも、旬なものなら何でも好きだし。」
「でも私、魚の骨をきれいに取れないからなぁ。」
「取ってあげようか?」
「流石にそれは恥ずかしいかな。」
「ふふっ冗談だよ。教えてあげるから。」
安心してっと笑顔で言われた。
顔を隠すタオルが欲しい…
今絶対顔が赤い
「凛…?」
「なんでもない。あ、夜は私が当番だから。」
「そうなの?楽しみにしてる。」
久々の手料理だなっと嬉しそうに笑う幸村と期待が高そうで自分の首を絞める凛であった。
「はい、水。」
「ありがとう。」
「ずっと動きっぱなしだっし…少し休んだほうがいいよ?」
「うん…そうするよ。」
木陰で木の幹に座り、作業中のみんなを眺める。
「君も座って?」
手を引かれ、隣に座る。
「君も飲みなよ。」
先ほど持っていた水を凛に渡す
「え、ぁ…えっと…。」
間接キスになるって気づいてるの?
無意識なの?
「どうかした?気分悪い?」
「ううん。大丈夫。」
そのまま、勢いでのどに水を流した。
心臓の音が聞こえていないかそれだけが今の心配であった。
「俺も、ちゃんとトレーニングしないとなぁ…。そんな顔しないで。無理はしないからさ。約束してるだろ?」
「そうだけど…。」
「俺を信じて。」
映画のワンシーンのようなセリフを吐き、凛の顔を覗き込む。
君の好きな【強い俺】に戻らないと。
手術は成功はしたが、まだ、完全には治ってはいない。だから、今はまだ、本気は出せない。全国大会中も本気は出せない…。それでも君は俺を見てくれるのかい?
「でも…無我の境地はダメだからね。」
「わかってるよ。あれは、無駄に体力を消耗するからね。あれに頼る気はなし、使う気もないよ。」
―無我の境地…見てきた技を無意識に放つことができる。体が覚えている記憶―
テニスを極めることで開くことのできる最初の扉。その奥には、3つの扉が現れる。【百錬自得の極み】【才気煥発の極み】そして、開くことは不可能と思われている【天衣無縫の極み】サムライ南次郎が唯一開いたとしか情報はない。
「でも、精市のテニスは好きだよ」
「ありがとう。すぐに見せてあげるよ。でも、俺まで回ってくることは決勝以外ないと思うけど…。」
「それもそうね。決勝は誰が来るのかな?四天宝寺?それとも青学?」
「どっちかな?いつも通りにいけば、四天宝寺だけど。今年の青学はいつもと違うし、手塚も、左腕が完治したようだし、真田が楽しみにしていたよ。」
「ふ~ん…」
「君は、本当に真田に興味ないね。」
「真面目過ぎ、硬すぎ…私には一生合わないし、考え方も真逆。」
「うん。」
でも、俺は君の考えはわかってるつもりだよ。
12:00
食堂
跡部から午後の指示が与えられる
スケジュールをみて、地図を見ながら行えとのこと、ただし、遠くに行かないこと
だった。その後、食事を終え、各々、行動に移った。幸村は少しトレーニングをするといってランニングをしに行った。
14:00
「ジャッカル~。」
「どうした?」
「魚、食べれたよね?」
「ん?あぁ…食事当番だったか?」
「ん~まぁルドルフの彼だけに任せるのもあれだしさ。」
「そういや、観月が張り切ってやってたな。」
「ほんと、女子力がすごいよ。というか、母親だよ。あれは。」
「確かに。それより、幸村のところに行かなくていいのか?」
「走り込みするっていうから、暇そうなジャッカルのところに来ただけ。」
「ひまそうなって…」
「でも、暇だったでしょ?」
「いや、まぁそうだけど…。でも、幸村よかったんじゃねぇのか?」
頭に?を浮かべる凛。
「お前が一緒にいてくれるし、何より焼き魚好きだろ?」
「それ、だから、作り甲斐があるの。」
「楽しそうだな。」
「別に…。あ、そろそろ14時半か…。」
「幸村のところ行くのか?」
「もちろん。心配だってのもあるけどね。」
「じゃあな」
「うん…!」
広間のジャッカルと別れ、海辺のほうへと向かった。
「タオル、持ってきたよ。」
「ごめん。持ってくの忘れていたよ。」
「風邪なんて引いたら…。」
「君も過保護になってきたね。」
「別に私は…。」
「わかってる俺が心配なんだろ?」
うんっとうなずく凛に対し、タオルで汗を拭く幸村は静かにまた思うのであった。
―時間が止まればいいのにーっと。彼女はなぜ、こんなにも俺に会いに来てくれるのか?幼馴染だから?病み上がりだから?それとも…?三つ目は俺の願望でしかないなっと考えを捨てた。
「ねぇ、精市。六角の葵くんが、魚が取れたってさっき嬉しそうに食堂のほうに走ってくの見えたから、今日の夜は焼き魚だね。」
「そうか。それはうれしいな。焼き魚は一番の好物だからさ。」
「あれ?好きな魚ってあったけ?」
「難しいな~。でも、旬なものなら何でも好きだし。」
「でも私、魚の骨をきれいに取れないからなぁ。」
「取ってあげようか?」
「流石にそれは恥ずかしいかな。」
「ふふっ冗談だよ。教えてあげるから。」
安心してっと笑顔で言われた。
顔を隠すタオルが欲しい…
今絶対顔が赤い
「凛…?」
「なんでもない。あ、夜は私が当番だから。」
「そうなの?楽しみにしてる。」
久々の手料理だなっと嬉しそうに笑う幸村と期待が高そうで自分の首を絞める凛であった。