4日目
夢小説設定
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「や~、立海のマネばー?」
誰?っとなるが比嘉中であるというのはわかったが凛にとって顔と名前が一致しないという致命的な弱点がある。
「やー、まさか、わんの事わからないわけないよな?」
キョトンっという顔をされ、ため息をつかれる。
「わーは、比嘉中の甲斐さ。
凛とマースを作ったって言っていたから、偵察でもしてたのかと思ったけど、特にそこまで考えてなさそうって凛がいうからって…聞いてないな!や~!」
「ごめん…。」
「それより…やーのそれ…アカバナ―だよな?」
「え?うん…。」
アカバナーってハイビスカスだったよね
確か。
「自分でやったわけではないよな。流石に。」
「え?うちの部長が…。」
部長ってことは幸村か…。
「そいつって…花の知識あるのか?」
「花言葉は知ってたけど…。」
ってことは意味を知ってるはず…
「なんかよくわからんけど…がんばるやっさ~。」
っといわれ頭に?マークを付ける
「それってどういう意味?」
「わ~、あとでゆっくり調べたほうがいいさ~。そのほうが身のためさ~。今、意味を知るのは心臓に悪いと思うからな…。」
意味深に言葉を残し、釣竿を取りに向かう甲斐であった。
だから…意味はなんなの?
さらに、不安要素を投げられる凛だった
11:30 管理小屋前
比嘉の情報取りそびれたし…氷帝のキングもなんだか、意味を知ってそうな顔してきたし…。そのたびに頑張れよって言われてどういう意味か教えてもくれない。
まぁでも…こんなところで、本領発揮するわけもないか…。癖でも探したほうがいいのかな…。
そう考えていると木の割れるような音が響いてくる。
「精市?」
「あ、凛。ちゃんとつけててくれてるね。偉い、偉い。」
「そんなことより、薪割り?」
「見つかっちゃったね…。真田にやらせようと思ったんだけど、いなかったからさ、リハビリもかねてやってみてたんだ。」
「そう…」
あれ…いつもと反応が違う…反応が薄いし…大人しい。それに…顔が赤い…。
「ねぇ、凛、顔が赤いよ?」
まさか…
「え、近い…」
「汗が少ない…ねぇ、最後にいつ水飲んだ?」
「水?えっと…」
いつだ?
「わかったよ…」
はぁっとため息をつかれる。
あきれられた?
「これ、飲んで…」
「うん…」
ふわっと視点が暗くなる
「危ない…!」
痛みは来なく、逆に温もりがやってくる。
「精市…、ごめん…足が…もつれて…」
「体温が高い…やっぱり。じっとしてて。」
思考が回らず。何をされているのかもわからない。が、ふわっとした感覚がまた、凛を襲う。
「え…ぁ…精市…ダメ…降ろして…。」
抱き上げられ、パニックを起こす凛。
「暴れないで。軽い熱中症だよ。」
「精市に私…迷惑かけて…」
「気にしないで?放っておいたら倒れるところだったよ?いいからじっとしてて。」
―管理小屋の部屋―
「さ、ここでしばらくじっと休んでるといいよ。自覚症状はなくても、顔が赤かったり汗が少なかったりすると危険なんだよ。現によろけてたし…。」
「精市…」
「わかった。どこにも行かないから。君もずっと俺が病室にいたころ、ずっといてくれたからね…。」
手をやさしく握り、横に座る幸村。
「さ、この水を飲んで?しばらく横になっていれば治るから。今日の昼食は俺から観月に話しておくよ。丸井に話してやってもらうから…ほら、少し寝よ?」
凛の頭を自分の膝の上にのせ、頭をなでる。
「こういうときって不安だよね。だからかな。少し人肌が恋しくなるのは…。」
反応がなくなったなと思い下を見ると静かに吐息を立てていた。
「君はいつも無理をしすぎる…。心臓に悪いよ…。俺といるときくらいは、気を抜いていいんだよ。」
「あれ?幸村君っと凛⁉」
「シー。」
「あ、ごめん」
「ちょっと軽い熱中症でさ、ふらついてたから…。」
「マジかよ…心臓に悪いな…。」
「だから、代わりに今日の昼食当番任せてもいいかい?」
「あぁ、いいぜ。あ、幸村君もゆっくりしてていいんだぞ!俺らがやるんだから。」
「ありがとう。丸井。」
「それよりさ、幸村君…。」
「ん?」
「そのハイビスカス、ジャッカルも話してたんだけど…」
「いいだろ?左につけてみたんだよ。」
「意味があるんだろ?」
「あぁ…俺の大切な人だからね…。」
花を手に取りキスを落とした