3日目
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19:00
「寝てるの?」
「寝てないよ。なんだい?凛。」
「あ、えっと…見かけたから声をかけただけ。精市が今日の焚き火当番?」
「あぁそうだよ。」
「目をつぶって何をしてたの?」
「イメージトレーニングだよ」
「イメトレって、頭の中で試合をかんがえてるってこと?」
「その通り、俺は、半年以上も実戦から離れていたからさ、それを取り戻すためのトレーニングだよ。」
「効果はあるの?」
「そうだな。まだ、実戦では、確認出来てないけど、実感としては効果があるように思えるな。」
「となると、場所もとらないから便利な連取方法だね。イメトレって。」
「まぁね。入院中もよくやっていたし。ただ、本格的にやるとなるとかなりの集中力が必要だな。」
「そうなの?」
「もちろん。相手の反応や周りの状態まで明確にイメージするのは大変だよ。」
「そこまでやるの?」
「そうさ、それくらいやらないと、イメージトレーニングにならない。」
「難しそうだね。」
「本格的なものはね。」
「君もやってみる?」
「難しそうだな・」
「そうでもないよ?」
イメージトレーニングは、テニスだけではないんだけどないんだけどなっと思いながら、っと思う幸村であった。
20:30
「まだ、外にいたの?」
「うん。星がきれいだと思ってさ、電気が通ってない暗くて静かなところだとさらにきれいに見れるね。」
「そうだね。ほんとキレイ」
こないだは、ずっと語ってて引かれなかったかな?
「こうしていると、この島を出るのが何だか惜しくなるね。」
「そうだね…あ、さそり座!」
「もう。すぐに星座を見つけるんだから。」
「だってあるんだもん。」
「だったら今度は、プラネタリウムに一緒に行こうか?」
「え?」
「そしたら、もっと君の語りを聞ける。」
「つまらなくない?」
「君の話は魅力的だよ」
「なんで?」
「俺がそう思うから。」
君の話は面白いよ。聞き飽きないから。
楽しそうな君が好きなんだよ
俺はさ。
君は?
ずっと君の事しか考えられてないんだ。
君は不安しかないだろうけど
俺はね
君がつらくなければそれでいいとさえ思ってるんだ
だから、救出の日まで
どうか、彼女に安らぎをー。
そして静かに3日目が終わった。