防衛隊選別試験
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次の日も同じような時間を過ごした。朝に箸を落とすことはなかったけど…。でも、バイトで市川レノくんが入ってきたのは、少し違ったかな。彼は、私と同じ夢を持っていた。
いや、夢というにはあまりにも浅はか過ぎたかもしれない。私たちはそんな儚いものを見ているわけじゃない。強い思いを持っているのだ。絶対に、防衛隊員になる。
今日の解体作業を終え、帰ろうとしていた。でもまだ、日比野先輩と市川くんが残っている。他の人は既に会社に向かっているので、声をかけようと近付いた。
「先輩?市川くん?そろそろ帰り……え?」
帰りましょうという言葉は声にならなかった。影が落ち、視界が遮られた。巨大な蜘蛛のような――お尻。それが目の前にあった。私たちが解体している怪獣の余獣だろうか…。
「い、市川くんっ!!」
日比野先輩よりも市川くんの方が私に近かった。危ない…そして、怪獣の前の方で何かが横切ったように見えた。
「三浦!!大丈夫か!?」
「大丈夫です!お二人は!?」
日比野先輩の声で大丈夫だと聞こえた。二人は何か言い争っているようだが、何を言ってるのかは、聞き取れなかった。今は、そんな言い争いが出来るような状況じゃ…。
「三浦先輩!行きますよ!」
走ってきた市川くんは私の腕を引いて、怪獣から離れていく。掴まれている腕は痛かった。
日比野先輩が気を引いてくれている間に、私たちは安全なところに逃げて助けを呼ぶ。そう二人で話していたようだ。そんなの…日比野先輩が危ないじゃない。
市川くんに引かれるまま安全なところまで来て、私が茫然としている間に、市川くんは通報した。そしてそのまま彼は、日比野先輩を助ける為に駆け出した。
その後すぐに防衛隊が来て、怪獣は討伐される。日比野先輩と市川くんは、病院に搬送されていった。
そんなことがあっても私は、いつも通り過ごして布団に潜り込んだ。
私は…何も出来なかったのだ。二人が命懸けで守り合い、そして、私まで助けてくれたのだ。防衛隊員への道が少し、遠のいた気がした。
「……保科さん」
笑顔で助けてくれた彼の姿が、また一歩、離れていく。助けられただけの私が情けなくて、悔しくて…溢れた涙は止まらない。防衛隊員はそんなにも、遠い夢なのか。
いや、夢というにはあまりにも浅はか過ぎたかもしれない。私たちはそんな儚いものを見ているわけじゃない。強い思いを持っているのだ。絶対に、防衛隊員になる。
今日の解体作業を終え、帰ろうとしていた。でもまだ、日比野先輩と市川くんが残っている。他の人は既に会社に向かっているので、声をかけようと近付いた。
「先輩?市川くん?そろそろ帰り……え?」
帰りましょうという言葉は声にならなかった。影が落ち、視界が遮られた。巨大な蜘蛛のような――お尻。それが目の前にあった。私たちが解体している怪獣の余獣だろうか…。
「い、市川くんっ!!」
日比野先輩よりも市川くんの方が私に近かった。危ない…そして、怪獣の前の方で何かが横切ったように見えた。
「三浦!!大丈夫か!?」
「大丈夫です!お二人は!?」
日比野先輩の声で大丈夫だと聞こえた。二人は何か言い争っているようだが、何を言ってるのかは、聞き取れなかった。今は、そんな言い争いが出来るような状況じゃ…。
「三浦先輩!行きますよ!」
走ってきた市川くんは私の腕を引いて、怪獣から離れていく。掴まれている腕は痛かった。
日比野先輩が気を引いてくれている間に、私たちは安全なところに逃げて助けを呼ぶ。そう二人で話していたようだ。そんなの…日比野先輩が危ないじゃない。
市川くんに引かれるまま安全なところまで来て、私が茫然としている間に、市川くんは通報した。そしてそのまま彼は、日比野先輩を助ける為に駆け出した。
その後すぐに防衛隊が来て、怪獣は討伐される。日比野先輩と市川くんは、病院に搬送されていった。
そんなことがあっても私は、いつも通り過ごして布団に潜り込んだ。
私は…何も出来なかったのだ。二人が命懸けで守り合い、そして、私まで助けてくれたのだ。防衛隊員への道が少し、遠のいた気がした。
「……保科さん」
笑顔で助けてくれた彼の姿が、また一歩、離れていく。助けられただけの私が情けなくて、悔しくて…溢れた涙は止まらない。防衛隊員はそんなにも、遠い夢なのか。
