防衛隊選別試験
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バイトやトレーニングで疲れた身体は、幾ら寝ようとしても長くは眠れなかった。疲れは取れ切っていない。これ以上ダラダラすることも出来ないので、母が作ってくれた朝食を胃の中に詰め込む。
ぼんやりテレビを眺めていると、朝方に発生した怪獣を第3部隊が討伐したニュースが始まった。画面の中の隊員たちは、亜白隊長を筆頭に、凛としていた。
ボーッとしていたはずだが、食い入るように見つめていた。そして――亜白隊長の後に続く人物に目を止める。驚きの反動で立ち上がった手からは、箸がするっと落ちていく。
「ちょ、美影!いきなりどうしたの…よ?……美影を助けてくれた人…?」
私の行動に驚き、声を張り上げようとした母は、私の目線の先を見つめて呟く。だってこんなの…驚かずにはいられない。
液晶の字幕には――"第3部隊副隊長 保科宗四郎"と浮かび上がっていた。私はその人を知っている。ずっと…私の心の真ん中にいる人。
「ほ、ほしな、そうしろう…?」
普段、テレビを見る余裕もなく、憧れに近付く為に毎日努力をしていた。だから…この時初めて知ったのだ。あの日の、あの人の名を…ずっと胸を焦がしながらも、私は知ろうともしていなかった。
あの人のように強くなりたい、笑顔で誰かを助けたいと、必死にトレーニングに明け暮れていたんだ。
ずっと押し込めていた想いが…ずっと胸の奥底で燻っていた熱が、勢いを増して膨れ上がる。塞き止めていたものが壊れ、解き放たれたような…。
ほら…想いが溢れる。
頬を伝う雫をそのままに、瞬きもせぬまま、画面の向こうの彼を見つめていた。
「美影……そう、なのね…」
指先から震える私を見ていた母は、私の想いを包み込むように微笑んでくれた。この想いがこれ以上、溢れないように…。
ぼんやりテレビを眺めていると、朝方に発生した怪獣を第3部隊が討伐したニュースが始まった。画面の中の隊員たちは、亜白隊長を筆頭に、凛としていた。
ボーッとしていたはずだが、食い入るように見つめていた。そして――亜白隊長の後に続く人物に目を止める。驚きの反動で立ち上がった手からは、箸がするっと落ちていく。
「ちょ、美影!いきなりどうしたの…よ?……美影を助けてくれた人…?」
私の行動に驚き、声を張り上げようとした母は、私の目線の先を見つめて呟く。だってこんなの…驚かずにはいられない。
液晶の字幕には――"第3部隊副隊長 保科宗四郎"と浮かび上がっていた。私はその人を知っている。ずっと…私の心の真ん中にいる人。
「ほ、ほしな、そうしろう…?」
普段、テレビを見る余裕もなく、憧れに近付く為に毎日努力をしていた。だから…この時初めて知ったのだ。あの日の、あの人の名を…ずっと胸を焦がしながらも、私は知ろうともしていなかった。
あの人のように強くなりたい、笑顔で誰かを助けたいと、必死にトレーニングに明け暮れていたんだ。
ずっと押し込めていた想いが…ずっと胸の奥底で燻っていた熱が、勢いを増して膨れ上がる。塞き止めていたものが壊れ、解き放たれたような…。
ほら…想いが溢れる。
頬を伝う雫をそのままに、瞬きもせぬまま、画面の向こうの彼を見つめていた。
「美影……そう、なのね…」
指先から震える私を見ていた母は、私の想いを包み込むように微笑んでくれた。この想いがこれ以上、溢れないように…。
