好き ✖︎ 好き
名前
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『・・・・1人でもう寝ちゃったんだ』
悟の忙しさはよくわかっている
誰よりも大変で誰よりも働いているのも知っている
それでも”寂しい”
寝室に行くとスースーと寝息を立てる大好きな人
『寝ちゃったんだね』
「・・・・スー」
『悟・・・大好き。
悟の全部が大好きだよ、綺麗な瞳も綺麗な髪の毛も
悟の嫌味すら・・・・こんなに好きなのにな・・・・』
寝ているであろう後ろ姿に私は語りかける
『悟・・・・好き。
悟は私のこと好き・・・なのかな』
「・・・・言いたい事はそれだけ?」
『っ‼︎さ、悟寝てたんじゃ・・・・』
「寝た振りしてたの」
『な、なんでそんな・・・‼︎』
「あのさ名前って本当に僕のこと好きなの?」
『さ、さとる・・・?』
なぜ彼が怒っているのか全くわからない
「僕のこと全く信じてないってことだからね。
悪いけど好きじゃない女と一緒に居る程僕女に困ってないし
今までずっと僕は名前の事好きじゃないって思ってたって事でしょ?
なんだよそれ。」
『ごめん、、、悟ごめんね』
悟が怒るのも当然だ
私がもし私の気持ちを信じてもらえてなかったら
きっと同じ様に怒るしそれ以上に悲しい
私が泣いてはいけないのに涙が溢れる
「おいで」
手を引かれ悟の腕の中に閉じ込められる
「名前好きだよ。」
『悟・・・』
「言わなくてもわかれよ」
『ちゃんと言われたいもん・・・。
悟いつも冷たいし不安になるよ。』
「名前はさ、すごく顔に出るから。冷たくするとすごく
悲しそうな顔して、それ見ると本当僕のこと好きだなって思うんだよね」
『好きだもん』
「それが可愛くて仕方ないんだよ。わかる?」
『わざと冷たくしてるの?』
「んーまぁそうね。」
『ひ、、酷いっ‼︎‼︎』
ククク、と笑って優しく私の頬に触れる
”あぁもう・・・この優しく触れる手もこの瞳も好き・・・”
「僕のことが好きで好きで好きでたまらないって顔してるね」
『好きで好きで好きでたまらないもん』
「もし僕が名前を好きじゃないって言ってたらどうしたの?」
『死んじゃう』
「僕が死なせないけどね」
『ふふ・・・悟、好き。大好き。』
「ふーん。」
『そ、それだけ・・・・⁉︎』
”ほら、またすぐそんな悲しそうな顔しちゃってさ”
「僕のことが好きすぎる名前が可愛すぎて仕方ないよ。
まぁ僕は名前の事愛してるけどね。』
そう言って”チュッ”と軽い口づけを交わした。
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