好き ✖︎ 好き
名前
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
好きで好きで好きで
私は彼が大好きだ
『さーとーるーっ』
「ん?何?」
『今日はもう帰れるの?』
「いやまだやる事あるから、先帰っててよ」
『え〜・・・・』
「仕方ないでしょ、僕忙しいんだから」
”わかってるけどさ、たまには一緒に帰りたいじゃん・・・”
五条はトボトボ帰っていく名前の後ろ姿をニヤニヤと見つめていた
「おい、五条もう少し優しくしてやったらどうだ?」
「ん?別に普通でしょ」
「そのうち名前に愛想尽かされるぞ?」
「硝子、そんな事あると思う?
名前は僕しか愛せないよ」
「あっそ」
”名前目を覚ませ・・・”
もしも私たちが呪術師じゃなかったら・・・とかたまに思う
もっと色んなところに行ったりもっと一緒に居られるのかな
なーんて・・・・。
『あぁーーーーーーもっと悟と一緒に居たーーーーい』
「おっきい独り言だね〜
ただいま」
『さ、悟っっ‼︎‼︎おかえりぃーーーっ』
ーーーーーーギュゥっ
「はいはい、僕着替えてくるから」
『むっ・・・・・・』
”今も昔も・・・こんなに好きなのは私だけなのかな”
高専で初めて悟と出会ってすぐに悟に恋をした
気持ちを抑えるのが苦手な私は、悟に会うたびに
”好き好き”言っていた
その度に悟は”あ〜はいはい”って適当に流す
『迷惑だったのかなぁ〜・・・・』
付き合おうってなったのも押しに負けたって感じだったもんなぁ
”悟、私の事好き?”なんて怖くて一度も聞いた事がない
聞いてしまったらもう一緒に居られなくなるかもしれない
想われてなくても”一緒に居たい”
「名前〜お風呂入りなさーい」
『えぇ‼︎一緒に入りたかったのに〜‼︎』
「名前のえっち〜
なんか1人でブツブツ言ってたから先に入っちゃった」
『意地悪っ‼︎‼︎』
「なんか最近独り言多いよ〜怖いからやめなよ」
あ〜あこんな嫌味すら愛しいと思う私はおかしいのだろうか
それにしても名前があんなこと思ってたとはねぇ
なんていうか心外だね
僕のことが好きなくせに僕のこと理解してないんじゃない
お風呂から出ると部屋が暗くなり、大好きな人はそこに居なかった
1/2ページ