恋 人 ✖︎ 以 上
名前
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ーーーーーーーピロン
ピロン、ピロン、、、、ピロン
『んー・・・・・誰こんな時間に・・・。』
時刻は13時12分
『んー・・・・悟からか』
””何してんの?”
”おーい‼︎”
”まだ寝てんの?起きろ”
”この寝坊助”
うわ、何通送ってくんのよ
ーーーーーーーーーPiPiPiPiPiPiPiPi
『うわぁぁっ・・・‼︎‼︎ビックリした・・・今度は電話・・・』
「こら寝坊助」
『勝手に寝てたって決めつけないでよ』
「じゃ何してたの?」
『え、まぁ寝てたけど・・・。』
「やっぱり」
『で、何か用?』
「どーせ暇でしょ?飯いこ。近くまで迎え行くから
住所送っといて」
『ちょっ・・待っ』
ーーーーーープープー
なんて勝手な奴だ
ま、まぁ暇だからいいけど・・・・
準備するか・・・・
起きると彼氏と名ばかりの同居人が起きていた
「今日休みだろ?どっか行くの?」
『え、あぁ友達とご飯行ってくる』
「そう」
『今日早くない?』
「今日から出張だから」
『・・・そう』
久しぶりにした会話がこれだ
出張とか聞いてないし、まぁいいけど
「じゃ行ってくるわ」
『行ってらっしゃい』
はぁ・・・なんだかなぁ
とりあえず準備するか
顔を洗って歯を磨く
寝癖を直し軽く髪を巻く
お、今日はメイクのノリが良いな
たくさん寝たからかな
ーーーーーーーーピロン
”もう着いてるよ〜”
は、はや‼︎
ーーーーーーーコンコン
「お、やっと来たか寝坊助」
『うるさいな』
悟は車から降りてきて助手席のドアを開けてくれた
「どうぞ」
『あ、ありがとう』
こんな事彼氏にもしてもらった事ないわ
さすがモテる男は違うわね
「さて何食べたい?肉?」
ニヤニヤしながら私に聞く
『・・・任せる』
「はは、OK」
ドライブなんて久しぶり
良い天気だしドライブ日和ね
なぜ相手が悟なのかは・・・まぁ気にしないでおこう
「そういや少し前に出てきたの彼氏?」
『え、あぁ見たの』
「なんかすげージロジロ見てきたから」
”そりゃこんな車止まってたら目立わ”
「あれのどこが好きなの?」
『人の彼氏にあれって失礼だな・・・
んー昔は大好きだったんだけどね、私の方がずっと好きだった。
でもなんなのかなー時間が経つと色々変わっちゃうもんなのね』
「今は?好きなの?」
『んーどうかな、自分でもわからない』
「ふーん」
『いいよ、私の話なんてつまんないし』
そう、私の人生なんてつまらない
悟みたいな生き方に少し憧れる
「さっ着いたよ〜」
『こ、ここ?』
「ここのデザート最高なのよ」
『で、デザート・・・』
如何にも高そうな店
この男は高い店しか知らないのか?
『ねぇ待ってここドレスコードとか大丈夫?
めっちゃ私服だけど』
「え?大丈夫っしょ‼︎私服かわいいし
ってか僕も私服だし」
『・・・あっそ』
この男は・・・・わざとか?
それとも天然タラシか・・・・?
「名前決まった?
僕はね〜とりあえずこのパフェとフルーツタルト」
『え、ご飯は?』
「んー名前が頼んだの少しもらう」
『あげないけど』
「ケチ〜」
それにしてもお洒落すぎて料理名だけでなんの料理かわからん
「・・・?名前眉間に皺できてるよ」
『えっあぁ・・・・えっと』
「よし、じゃ優柔不断な名前ちゃんの為に僕の
おすすめを頼んであげる」
『えぇ?!・・・・あ、ありがとう』
”・・・助かった”
悟が店員さんを呼び注文を済ませてくれた
『悟、ずっとスマホなってるけど』
「ん?あーいいのいいの。」
『返してあげなさいよ』
「僕めんどくさいの嫌いだから」
おそらく遊んでいる女の子達からの連絡だろう
『酷い男』
「勝手に勘違いしてる方が悪くない?
僕はヤりたいだけだしちゃんとそう伝えてるしねぇ〜」
『ふふ、ほんとあんた最高だね』
ここまで来るともう笑うしか無い、と言うかウケる
むしろ騙して遊んでる奴らよりよっぽどマシな気もする
「もしかして名前も僕と遊んでみたくなっちゃった?」
『バカじゃない?私は絶対に嫌』
「それは残念」
相変わらずのニヤけ面で少しイラつく
『でも私とご飯行く暇あるならその子達と行けばいいのに』
「こいつらと飯行ってもつまんないし。
名前と居るのが一番楽だし。疲れるけどね」
『つ、疲れるってなんかむかつくんだけど』
「笑い疲れ?楽しいって事」
『あ、あっそ。
まぁでも私も悟といるの嫌いじゃないけど』
言うと悟が少し嬉しそうに笑った気がした