恋 人 ✖︎ 以 上
名前
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『あぁ〜暇ですねぇ』
相変わらず暇で
そのお陰かスタッフのみんなとはすぐ仲良くなれた
ほぼ毎日の様に顔を合わせ、暇が故に長時間話をするしかないのだ
”ほら〜だべってないで仕事して”
一応何かしら言わなければと思っているのか時折あの上司が注意してくる
あんたもずっとスマホいじってるだけだろーがと心の中で突っ込む
唯一ちゃんと仕事してるのは七海さんと悟だけだ
どうやら施術の練習をしているらしい
『私たちも練習やる?』
「んー今日は気分じゃないかも」
『だよね』
野薔薇ちゃんといつもこんな感じでだらけている
ーーーーーーーーーーガチャ
「はぁ〜」
『七海さんどうしたんですか?』
入って来るなり大きなため息をつく七海さん
「彼は真面目なのか不真面目なのか。
もう私はついていけません。」
「あの甲斐性無しの話ですね‼︎」
相変わらず野薔薇ちゃんは悟が嫌いみたいだ
『一応真面目に練習してたんじゃないんですか?』
「そうですね、施術に関しては完璧です。
しかし彼があんな野蛮な人だったとは私も騙されました。はぁ」
「七海さんもやっと奴の本性に気付いたんですね‼︎」
『一体何があったんですか?』
「悍しくて私の口からは言いたくありません。」
また大きなため息をつき部屋を出て行った
そんな七海さんをよそに、悟はあの女上司とだべっている。
「五条くんすごいわね〜♡」
「いやー普通ですよ。みんな言わないだけで」
「そんな事ないと思うけど〜私も若ければ五条くんの事
口説いたんだけどなぁ」
”若くてもお前はない”と心の中で呟く
「でも1000人斬りなんて人初めて出会ったわ」
「ちょっとあなた達ここでそんな下世話な話はやめてもらえますか?」
「もぉ〜七海ーあんた本当堅いわね」
””1000人斬り””
その噂は一気に広がった
七海さんがあの時ため息をついていた理由はこの事だろう
あぁ〜ついに化けの皮剥がれましたか。と思ったが
悟の評価は特に下がる事もなく。。。
結局どんな糞みたいな奴でも顔が全てなのだ
あの顔じゃなければ全てのスタッフからドン引きされているはず
『・・・綺麗事言っても結局顔が全てなのよね〜』
「何?それ僕の事??」
『自覚してんのね』
「まぁね〜この顔だからね」
『・・・ウザ〜。でもだったら最初からネコ被る必要なかったじゃん」
「一応ね、仕事だし。僕仕事だけは真面目だからね」
『まぁそれは否めない』
「てかさ名前は僕の顔好きじゃないの?」
”おいおい、全ての女がお前の顔が好きだと思うなよ?”
と思いながらも
『いや、顔は好き。むかつくけどね、顔だけはドストライク』
「ははっ名前って意外と素直でかわいいよね〜
むかつくは余計だけど」
『かわいいとかさらっと言えちゃうとこも腹立つわ』
悟には何でも言えちゃう関係になっていた
「僕は素直だからね。
名前って結婚願望とかあるの?」
『相変わらず話が唐突だなー。んー今は別にない。
したいと思える人に出会えたらしたいけどね〜』
「女の子なのに夢ないねぇ〜」
『失礼。悟は結婚願望・・・・いや聞くまでもないか』
「こらこら、失礼‼︎」
『え、じゃしたいの?結婚』
「いや別に」
『ほら。悟は一生しなそう。誰かをちゃんと好きになる事なさそうだし』
「失礼な。わからないよ僕だって1人の子を好きになるかも。」
『んーーーーーないでしょ』
「じゃもしあったら名前罰ゲームね〜」
罰ゲームね、いいでしょう
意味はわからんけどね
どうせ私が罰ゲームを受けることなんて
ほぼ確実にないでしょう