恋 人 ✖︎ 以 上
名前
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遅すぎる
現在23時36分
連絡してももちろん繋がらない
まぁ連絡くるなんて思ってなかったけど・・・・
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『ん〜・・・・マスタぁ〜おかわり‼︎』
「もうやめときなって、今日は悟くんこないんでしょ?」
『マスタ〜お願い、もう一杯だけ』
「これで最後だよ?」
『うん、ありがとうマスタ〜
・・・・・んーおいしー』
「ねぇねぇ、君ここよく来てるよね?
いつも一緒にいる彼氏今日いないんだ?」
『んー・・・・だぁれ?悟・・・?』
「・・・そうだよ、本当にかわいいね」
『・・・え?なーに、てか何でここにいるのよ〜・・・』
「いいじゃんいいじゃん、ほらもっと飲もうよ」
『・・・・・?
悟・・・飲むの〜・・・?』
ーーーーーーーーーーーガランガラン
「はぁ、はぁ、はぁ
・・・・マスター名前きてる?」
「悟くんいい所に来てくれたよ〜今日名前ちゃんすごい飲んでてさ
奥で飲んでるから頼むよ」
「ありがとうマスター」
やっぱり1人で飲んでたか
まぁでもここで飲んでてよかった
あれ・・・・誰だあの男
「いい飲みっぷりだね」
『ん〜・・・・・おかわりぃ・・・・』
「はい、まだいける?
・・・フラフラしてるよ、こっちきなよ」
『さ、悟・・・・・・?』
抱き寄せられた時に感じる違和感
「おい」
「・・・!!あんたいつもの・・」
「は?いつものって・・・・
あぁ、僕のこと知っててこの子に手ぇ出してるわけね」
「い、いや・・・その俺は介抱しようと・・・・」
『ん〜・・・あれ〜?・・・・さ、とる・・・・?』
「こんなに飲んで。まさかこいつを僕だと思ってたのか・・・」
「あ、じゃ俺はこれで・・・・・」
「おい、次はねぇからな」
男は慌てて店を出て行った
あれと僕を間違えるなんて名前の目悪すぎでしょ
僕ショックなんですけど・・・・。
「名前?大丈夫?」
『・・・・悟〜?』
「そうだよ」
ーーーーーーーーーーーポンポン
『うん・・・本物だ・・・・』
”え、本物って何?今あいつと比べた?!”
「そんなにあいつに触らせたの?」
『・・・だって悟だって・・・言う・・からぁ・・・』
「いくら酔ってるからって・・・・酷いね名前は。
心配したんだからね、ものすごく」
『・・・ごめ・・・・ん』
「・・・いいよ、僕のせいなんでしょこんなに飲んだの。
本当はちゃんと話をしたかったけど今日は無理そうだし
とりあえず出ようか」
フラフラする私を支えて悟は店を出た
「名前、大丈夫?歩ける?」
『だいじょぶ・・・・ごめん
・・・私・・・情けない』
「別に情けないとか思わないよ」
『・・・さと・・ありがと』
悟の匂い
悟の手
悟の声
さっきの人とは全然違う
何で勘違いしたのかな
いや悟だって思い込みたかっただけなのかもしれない
「少し座ろうか、ちょっと待ってて」
『・・・うん』
夜風が冷たくて少し寒かったけど気持ちいい
酔いも少しだけ覚めてきた気がする
「名前・・・水、飲める?」
『・・・ありがと』
「少し寒いね、平気?」
『少し寒いけど・・・気持ちいい』
「そっか。・・・ねぇ、僕なんか怒らせる事した?
ごめん、考えてもわからないんだよね」
『・・・・ごめん、私が悪い』
「え?」
『私が悪いのに・・・悟に八つ当たりしちゃったの。
ごめん・・・』
「・・・なんだ。よかった、嫌な思いさせてたら
どうしようかと思った」
『・・・怒らないの?』
「ん?なんで?」
『・・・・・。
優しすぎるよ、悟は・・・。』
「とりあえずさ今度ゆっくり話そう。
今日はもう帰ろう、ゆっくり休んだ方がいい」
『・・・・・わかった』
悟は私の手を握って歩き出した
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