⭐︎柚様⭐︎
名前
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ある日突然私の前に現れた白髪のサングラスをかけた長身の怪しい男の人
「苗字名前ちゃんだよね?」
『・・・どちら様ですか?』
「あ〜僕怪しいモノじゃないから安心してよ」
「どう見ても怪しいですよ」
『・・・・・・・?
あの〜・・・・私に何か御用ですか?』
「君すごい才能があるんだよね」
『・・・・はい?』
「五条先生、ちゃんと説明もしないでそんなこと言われても困りますよ」
”先生・・・?”
「んーそうね、初めまして僕は呪術高専専門学校の教師、五条悟。
でこっちは僕の生徒の伏黒恵くんでーす」
「どうも」
『は、はじめまして・・・。苗字名前です。」
この出会いから私の人生は大きく変わることになる
幼い頃からみえていたお化けみたいなモノは呪霊というらしい
私の前に現れた人達はその呪霊を祓う人達で
呪霊は呪力という力でしか祓えないとのこと
呪術高専専門学校なんて聞いたこともなかったが
表向きは宗教系の学校ということになっていて実際は
その呪霊というモノを祓うための訓練などをしているらしい
詳しい話は先生である五条さんって人ではなく
全て伏黒さんっていう人がしてくれた
人見知りな私は無表情で淡々と話す伏黒さんが少し怖かった
でも話の節々で私に気遣いの言葉をかけてくれたりする彼はきっと優しい人なんだろうと思った
「君ねすごい呪力持ってんの。僕は目がいいんだ」
『は、はぁ・・・・。』
「突然こんな話をされてもすごく困ると思う。
でもできたら苗字さんにも高専に来てほしい。」
『で、でも私何もできないですよ』
「これから俺達と学んでいけばいい」
『で、でも両親がきっと反対すると思います・・・!』
私の家族はとても仲が良い、双子の兄とも友達には変わってると言われぐらい仲が良いのだ。
「あ〜そこは心配いらないよ‼︎もうご両親には話はつけてあるからね」
『えぇ?!』
「あとは君の気持ち次第ってわけ」
何が何だかまだ理解できていない頭で
いろいろ整理しようと考えるけど
わからない事だらけで整理できなかった
ただなんとなく
行ってみたいと思った
そして私はその日のうちに高専の寮へ行く事になった
ここに来て早いモノでもう3ヶ月か
「苗字〜いつも苗字の周りに居る蝶々ってペット?」
『ペットというか私にとっては家族みたいなモノなんです、
幼い頃からずっと一緒にいるので、お話する事もできるんですよ』
「へー‼︎すごい‼︎可愛いわよね〜妖精みたい‼︎」
『ありがとうございます』
気付いた時にはずっとそばにいたこの子達は
今まで誰にも見えてなかったのにここの人達には見えるらしい
「五条先生、苗字のあれって呪霊ですよね?」
「んーそうだねぇ。呪霊というよりは精霊に近いかな。
まぁあのままでも大丈夫だと思うよ呪力も微弱だしね」
「そうですか、先生がそう言うなら安心しました」
「何?恵〜名前の事そんなに心配なの〜?」
「当たり前でしょ、俺達がここに連れてきたんだから。」
「ククク、恵は真面目だね〜。名前の事よろしく頼むよ」
人見知りな私も最初は慣れない環境であまりお話もできなかった
けど皆さん良い人ばかりで今ではとても仲良くさせてもらっている
そして実は皆さんに内緒にしている事があります
「苗字、今日は家入さんの所か?」
『はい‼︎家入さんのところでいろいろ教わってきます」
「そうか、あまり無理はするなよ」
『はい、伏黒くんは任務ですか?』
「そ、これから虎杖と行ってくる」
『そうですか、お二人ともどうかお気をつけて』
”呪術師は常に死と隣り合わせだからね”
五条先生のこの言葉がいつも胸の奥にある
「そんな顔するなよ、大丈夫だから。」
優しく私の頭を撫でてくれる伏黒くんの手が大好き
『・・・はい、お帰りお待ちしてますね』
「行ってくる」
皆さんには内緒にしてますが私たちはお付き合いをしています
出会ったばかりと言われたら何にも言えないけれど
私は初めて心から男性を好きになった
時間なんて関係なくて伏黒くんを好きになるのは一瞬だった
彼も私と同じ気持ちでいてくれたのは最初は信じられなかったけれど
本当に嬉しかった事を今でもよく覚えている
「名前、こことそこをこーやって」
『なるほどです・・・‼︎』
「そう、名前は器用だな」
『ありがとうございます‼︎』
ーーーーーーーPiPiPiPiPi
「はい、家入。伊地知か
・・・・あぁ、あぁ、・・・・・そうかわかった。」
なんだか胸騒ぎがした
蝶々達もなんだかいつもと様子が違う
『何かあったのですか・・・・?』
「ん、あぁ。虎杖と伏黒がな」
『え・・・ふ、二人がどうしたんですか・・・?!』
「大丈夫だよ、死んでない。」
家入さんは口角を少し上げてそう言った
伏黒くん・・・・虎杖くん・・・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「硝子さん・・・・‼︎‼︎」
「なんだ元気そうだな虎杖」
「俺は平気、伏黒を・・・・・・」
「そこに寝かせて」
虎杖くんが血だらけになった伏黒くんを担いでいた
意識もないようで動かない
どうしよう伏黒くん・・・・・どうしよう
「名前
・・・・名前‼︎」
『・・・・・は、はい‼︎』
「お前は虎杖頼む」
『はい‼︎』
「ごめん苗字」
『なぜ謝るんですか?虎杖くん腕見せてください』
「俺の・・・俺のせいだ。俺がしくったせいで伏黒は・・・」
『・・・虎杖くん大丈夫です、伏黒くんは大丈夫です』
自分に言い聞かせるように虎杖くんに話す
『虎杖くんの怪我が酷くなくてよかったです』
冷静に、冷静に、冷静に家入さんのように
こんな事で冷静さを失ってたらきっとこれからやっていけない
いてぇ〜・・・・・・・
ん・・・ここは・・・そうか家入さんの・・・
虎杖が運んでくれたのか
朦朧とする意識の中今の状況を把握する
うっすら目を開けると苗字が虎杖の治療をしてる姿が目に入った
しかしその瞳はすぐに力なく閉じられた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「・・・・・・・ん〜」
『‼︎
伏黒くん・・・・?』
「苗字・・・・ずっとここに?」
『はい、し、心配で・・・よかったです・・・』
俺の手よりもずっと小さくてすごく細くて長い指
ずっと手を握ってくれてたのか
『・・・あっ
す、す、すすいません勝手に私・・・・‼︎///// 』
急に我に返ったのか恥ずかしそうに俺の手を離した
かわいいな
「ありがとう苗字
心配かけてごめんな」
言いながら苗字の小さい手を握った
『えっいや私はっ・・・////』
「好きだよ苗字」
『・・・‼︎ /////』
「・・・俺初めてなんだこんなの」
『わ・・・わ、私も・・・・です・・////』
「こっち」
『えっ』
グイッと腕を引かれ伏黒くんのベットの上に倒れてしまった
『わっわわぁっ・・・すみませんっ/////』
「大丈夫だから」
『で、でもあんなに怪我して・・・』
「もう全然痛みもないよ。
今すごく苗字に触れてたい」
『伏黒くん・・・///////』
言うと優しく抱きしめられた
「ちっさ・・・・もっと食いな」
『・・・・た、食べてますよ/////』
思っていたより苗字はずっとずっと華奢だった
俺が守りたいと思ったのにもしかしたらこの華奢で非力な女の子に
これから俺はたくさん助けられるのかもしれない
「苗字、震えてる」
少し口角を上げて私を見る
大好きな人の瞳がすぐ目の前にあって
私の頭はパンク寸前だった
『こ、こういうの・・私初めて、、、で・・///』
「俺も初めてだよ」
『えぇぇ・・・・?!』
「そんなに驚くとこ?」
『だ、だって伏黒くんは・・・か、かっこいいし優しいし・・・
モテるだろうから・・・・』
「んな事ない。」
少しだけ恥ずかしそうに俯く伏黒くん
『ふふ・・・伏黒くん、好きです大好きです』
「・・・‼︎/////
ちょっと・・・今そんなに煽らないで」
『ぇ・・・・?』
「俺も好きだよ。
・・・・苗字、嫌だったら言って」
『っ・・・・‼︎‼︎⁇』
唇に感じる柔らかくて暖かい温もり
初めて感じるその温もりに胸が苦しくなる
「・・・・苗字好きだ」
『ふ・・ふし・・・・ぐろくん・・・/////』
「・・・嫌?」
『・・・ぅぅん
す、少しだけ・・・緊張しちゃって・・・・////』
「俺も緊張してるよ」
ーーーーーーーーギュッ
抱き締められると伏黒くんの心臓の音が耳に響いた
私の心臓の音みたいにすごく早い
「・・・・名前」
初めて名前で呼ばれまた唇を塞がれる
初めてのキスでどうしたら良いのか
どうするのが正解なのかわからない
何度も繰り返されるキスに完全に私の思考回路が停止した
「・・・・かわいい名前」
『・・・・////』
何度も交わされる口付け
好きな気持ちがどんどん溢れてくる
好きな人と触れ合う事でこんなに幸せな気持ちになれるなんて
まだまだ幼い私は考えたこともなかった
『・・・・んんんっ‼︎//////』
いつの間にか伏黒くんの手がシャツの中に入り込み
下着越しから私の小さな膨らみに触れた
ーーーーーービクンッ
『ふ・・ふしぐ・・くん・・・‼︎////』
「名前、俺に触られるの嫌?」
そんな聞き方するのはズルいなぁと思った
答えに困っていると伏黒くんの手はどんどん先に進む
パチンっとあっさりもブラのホックが外された
『あっ・・・ま、待ってください・・・////』
「・・・・いや?」
『わ、私・・・胸・・・・小さいから・・・
恥ずかしくて・・/////』
「名前は全部かわいいよ」
『・・・んっ///////』
言いながら胸を優しく掌で包み込む
ーーーーーーーーービクンッ
「・・・敏感だな」
『・・・・っ/////
恥ずかし・・・・』
名前はずっと顔が真っ赤で顔を手で覆って隠している
我慢して必死に声を出さないようにしていて
少し震えている姿が可愛くて仕方なかった
「名前・・・・顔見たい」
『だ、ダメです‼︎//////
すごく変な顔・・・・してます私・・・////』
「かわいいに決まってる」
名前の両手を無理やり剥がす
瞳にたくさんの涙を溜めながら
とても恥ずかしそうに笑った
かわいいなぁ
・・・・・・少しやりすぎたかな
「ごめん、やりすぎた」
言いながら下着を直してくれて、私の髪の毛を整えてくれる
『ぁ・・・ありがとうございます/////』
「もっと冷静でいられると思ってたんだけどな
好きすぎてダメだった」
『っ!!/////
わっ私も・・・・本当に大好きです』
少し笑って頬を撫でてくれる
「あ、今更だけど名前で呼んで良いか?」
『も、もちろんです、嬉しいです‼︎』
「俺のことも名前で呼んで」
『わゎゎ・・・わかりました・・・/////
め、めめ恵・・・くん』
「ははは、吃りすぎ、そこもかわいいけど」
『・・・・可愛くないです。。。/////』
「・・・好きだよ、名前。
もう心配かけないようにもっと強くなるから」
『・・・私も、め、恵くんを支えられるように・・・
皆さんの役に立てるように頑張ります』
「側にいてくれたらそれでいい」
当たり前にくる明日が今は当たり前ではなくて
いつ誰に何があってもおかしくない世界に私は生きている
大事な人ができてより不安で仕方ない毎日
それでも私はここへ来た事を後悔はしていません
大好きな彼のそばを絶対に離れません
「め〜ぐみ」
「なんですか」
「いつから?」
「何がですか」
「名前と付き合ってんでしょ?」
「・・・・・・いえ」
「気付かれてないと思ってるの二人だけよ〜」
はぁ最悪だ
別に隠していたつもりはないけど
あいつらに色々突っ込まれるのが面倒なだけだ
「名前、伏黒なんかのどこがいいわけ〜?」
『・・・へっ?!えっいや・・・え?!////』
「え?付き合ってるんでしょ?みんな気付いてるわよ」
”えぇぇ〜〜〜〜!!!!//////”
「気付かれてないと思ってるのは伏黒と名前だけよ」
「まぁ伏黒頼りになるもんな〜‼︎」
「まー浮気はしなそうよね堅物だし」
『・・・・/////』
”チッ・・あいつら好き勝手言いやがって・・・”
ちょうど教室に入ろうとしたら自分たちの話が始まってしまい
中に入れなくなってしまった
『・・・恵くんはかっこいいです、とっても・・・
優しくて頼りになる大好きな・・・大好きな人です/////』
・・・・・・//////
バカか・・・/////
あいつらにまた揶揄われる、めんどくせー・・・と言う気持ちと
でも嬉しいと言う気持ちも隠しきれなかった
「あれ?・・・・伏黒じゃん‼︎」
「あ〜!!意外と手が早い恵くんじゃーん‼︎」
”あの釘崎のニヤけ面・・・・腹立つな”
「・・・・はぁ。
もういい。とりあえず虎杖」
「ん?」
「名前に手出すなよ」
『っ・・・・//////』
まだまだ私達の関係は始まったばかりです
大好きな人と大好きな友達や先生と日々大事に過ごしていく
ずっとずっとこんな日々が続きますようにと祈りながら
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