最 強 ✖︎ 最 強
名前
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「名前ちゃーん行くわよー!」
『はぁーい!!』
今日は待ちに待ったお祭りです!!
野薔薇ちゃんと私は着付けをしてもらいに
一足先に出掛けています。
「…うん!!想像以上だわ、この浴衣かわいすぎ」
『オレンジの浴衣もかわいいね』
「名前ちゃんの浴衣も綺麗〜っ」
『ありがとうっ』
私は白地に鮮やかな青色の紫陽花の浴衣を選んだ
着付けと髪型もセットしてもらって準備は完璧だ
野薔薇ちゃんと待ち合わせ場所に向かう
たくさんの浴衣を着た女の子達や家族連れ
仲良さそうに歩くカップル
すれ違う人がみんな楽しそうでわくわくした
「すごい人ねぇー田舎のお祭りとは全然違うわ」
『ね、こんなに人がいるなんて思わなかった』
「はぐれないようにしないとねっ
それにしても遅いわねーあいつら。
レディを待たせるんじゃないわよ」
『迷ってたりしなきゃいいんだけど』
「…あ!!居たー!!おーい!!!」
「おせーよ!!」
「混んでたんだから仕方ねーだろ」
「あれ?五條先生は?」
「あ、あぁなんか急に任務になったから来れなくなったって連絡きた」
「…任務なら仕方ないわね」
『そ、そうだね!!任務なら…仕方ないね』
そっか悟…来れないんだ
「てか浴衣いいじゃん!!」
「ふん。当たり前だ」
「釘崎が女の子に見えるわ〜!!」
「やっぱり虎杖は後で殴らせろ」
「名前、大丈夫か?」
『え?全然大丈夫だよ』
「先生来れなくて残念だったな」
『仕方ないよ、せっかく皆で来れたんだから楽しまないと!!恵も来てくれてありがとね!!』
悟がいないのは正直寂しいけど
せっかくみんなで来れたんだから
楽しまなきゃっ
─────────────────
『あ!!!!あれなに??!』
「あれはりんご飴だよ名前ちゃん食う?」
『りんご飴…?食べる!!』
「りんご飴美味しいわよねぇ」
『すごいね、本当にりんごだ!!!!初めて見たっ』
「名前ちゃんってほんとにかわいいよなっ」
「虎杖、先生に殺されるぞ」
「えー可愛いって言っただけじゃん」
「あの人はやりかねないわね」
「そういや名前ちゃん先生のどこが好きなの?」
『ええ?!』
「私もそれ聞きたい!!」
『わ、わかんない…』
「「「…え??!」」」
『私、初恋…?だったから、気付いたら…』
「まさか先生に言いくるめられてるんじゃないの?」
『え?!いや…あの私ちゃんと悟の事好きだよ』
「うわー先生ずりーなー今の超かわいいじゃん!!」
「ほーんと、こんなに可愛い子が…」
『私なんて全然…悟はかっこいいし似合ってないのわかってるから頑張らないと…』
「「か、かっこいい…???!」」
『…え?私変な事言った…??』
「ま、まぁ恋は盲目ってのは本当みたいね」
「あ、もうすぐ花火やるみたいだな」
「まじ?!じゃこの辺座って見ようぜ!!」
「ちょうど見やすそうね」
『私御手洗行ってくるね』
「え、私一緒について行くよ」
『すぐそこだから大丈夫、ありがとう』
「本当に?気を付けてね」
"結構並んでるけど、間に合うか"
───────────グイッ
『……へっ?!』
急に腕を引っ張られて目の前が真っ暗になった
『………っ?!』
「お待たせ」
『悟…?』
「良かった間に合って」
『…任務は?』
「死ぬ気で終わらせてきた」
『バカ』
「花火… 名前と二人で見たかったんだけど
名前は僕と花火見たくなかった?」
『…見たい』
「ククク、もっと嬉しそうにしなよ素直じゃないね〜」
『…来てくれて嬉しい、ありがとう悟』
「うん、じゃ行こう穴場見つけたんだよね」
悟と手を繋いで悟の見つけたと言う穴場に向かった
『こんなとこあったんだぁ!!』
「ね、穴場っしょ?」
『うん、みんなも連れて来てあげた方がよかったかな…』
「花火ぐらいは2人で見たいな
水着もいいけど、浴衣似合ってるね可愛い。」
『あ、ありがとう////』
「僕より先に他の奴らが見てるのが悔しいよ」
『な、何言ってんのよ』
「そりゃ1番に見たいよ
どーせ悠仁が可愛い可愛い言ってたんだろ
僕が1番に言ってやりたかった」
『悟…私は悟に可愛いって言って貰えるのが
1番嬉しいよ?』
「あ〜もう本当に僕の彼女最高に可愛いんだけど
名前ちゃんチューしたい」
『は、はぁ?!い、いやもう花火始まるから////』
「少しだけ、名前こっち向いて?」
『あっ、……っん//////』
「名前…」
いつもより少し長い口付けに息が苦しくなる
『…っ
んっ…さと…っ』
「……これ以上したら止まらなくなるね
そんなエッチな顔して困ったお姫様だね」
言いながら私の頬を撫でて意地悪く笑う
『悟のバカっ…!!!!』
「名前がかわいいからいけないんだよ
あ、ほらもう始まるよ」
───────バァーーンバンバァーーン
空いっぱいに色とりどりの花火が広がった
『…すごい
花火ってこんなに綺麗なんだね…』
「そうだね、僕もはじめて花火が綺麗だと思ったよ」
『本当にすごく綺麗』
「よかった2人で見れて」
『また来年も一緒に見てくれる…?』
「これから先ずっと一緒に見よう」
『…うん。約束』
「…約束」
この約束が果たされますようにと静かに願う
──────────────────
「名前ちゃん遅くね?大丈夫かな」
「心配ね、私見てくる」
「あ、わり。さっき五條先生から連絡きた」
「は?!」
「名前連れてくって」
「あの変態教師〜!!顔ぐらい出しなさいよ〜!!!!」
「ま、まぁ先生と一緒なら安心だな」
その後みんなと合流し
悟が野薔薇ちゃんにこっぴどく怒られたのは言うまでも無い