最 強 ✖︎ 最 強
名前
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あぁ眠い…
いつの間にか朝になっていた
私の身体はしっかりと悟の腕にホールドされている
恥ずかしいけど初めて味わう感覚
今私はとても幸せなのだろう
少し身を捩り、悟の方に身体を向けてみる
スー、スーと寝息を立てて眠る大好きな人
"綺麗な寝顔…"
溜め息が出てしまう程綺麗な寝顔だ
『…てか悟もちゃんと寝るのね』
「…当たり前でしょ?
僕をなんだと思ってるの?」
『さ、悟!!起きてたの?!』
「名前が熱い視線を送ってくるから起きちゃったよ」
『ご、ごめん…/////』
「ククク、そこは否定しないんだ?」
『さ、悟の寝顔なんてなかなか見られないしねっ』
「え?これからはいつでも見られるでしょ?きみが望むなら毎日でもね」
『ばっ…な、何言ってんのよ!!
は、早く起きないと遅刻するっ……』
──────ギュッ
「大丈夫でしょ、どうせ今日も任務ないし。
もう少しだけ名前といたい」
『もう…仕方ない先生ですね』
「きみの前だけだよ」
悟は年上だけどおっきい子供みたいだ
私はきっと悟に弱くて悟に甘い
そして本当は私もずっと悟とこうしていたいのだ
───────────────
『おはよー』
「おはよ名前ちゃん」
「おはよう」
「おはよー!!」
「名前ちゃん、昨日は楽しかったわね!!
まだしばらく閑散期みたいだから遊びまくりましょ!!」
「俺祭り行きたーい!!」
「俺はいい」
『お祭り!?私行ったことないの行ってみたい!!』
「行くしかないっしょ!!伏黒〜お前って冷たい奴だったんだなぁ…」
「ほんとね、冷たい男だわ」
「別に俺が居なくてもいいだろ」
『皆で行きたいなぁ…』
「「行きたいなぁ」」
「…はぁ
わかったよ」
『やった!ありがと恵っ』
「うっしゃ!!楽しみだなー!!」
「名前ちゃん浴衣着て行きましょ!!」
『ゆ、浴衣…うん!!』
「五条先生もくっかなー?」
「どーせ来んなっつっても来るでしょ
名前ちゃんがいたら絶対」
「なになに〜?何の話?」
「っ!!!!ビックリした…先生気配消すのやめてよ」
「あぁごめんごめん。
で、今度は祭りだって?」
「話聞いてんじゃない」
「いいね!!祭りと言えば僕でしょ!!」
「はぁ…目立つような事はしないでくださいよ」
「任せなさいっ」
『……悟』
「ん?どうしたの?」
「……っ!!!?
名前ちゃん!?ど、どうしたの急に?!」
「名前…??」
『だ、だってふ、普通のカップルは人前でも気にせず…い、イチャイチャするんでしょ…?////
悟が人前でも手を繋ぐようにって……』
「あぁ…!!」
「おい変態教師、何名前ちゃんに変な事教え込んでんだ?」
『え?!…違うの…??!』
「名前ちゃん、先生の言う事鵜呑みにしちゃだめよ!
中にはそういうカップルもいるけど、全てのカップルがそういう訳じゃないわ!!」
『そ、そうなの?!』
「僕達がそういうカップルになってもいいでしょ?」
『悟のアホ!!!!』
──────パシッ
「ご、ごめんって」
「五条先生って子供みたいだな」
「生徒の前で……」
「本当にしょーもないわね」
私の彼女らしくは悟の嘘によって失敗に終わった
そもそも彼女らしくなんて考える必要ないのかもしれない
人それぞれ
カップルによっても違うだろうし
今更人と同じである必要はないのだ
悟と私らしく
悟が幸せであればいいのだ
とりあえず皆で行くお祭りが楽しみで仕方ない
こんなに幸せでいいのかな
幸せすぎて少しコワイ