最 強 ✖︎ 最 強
名前
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「ねぇきみさ、見えるんだね」
『・・・・・・』
驚きと恐怖で声が出ない。
体が震えて動けない
今までは見えるだけだったのに・・・
「ちょっとー聞いてる?おーーい」
『なんで・・・』
「ん?」
『なんで私がこんな・・・っっっ』
なぜこんな思いをしないといけないのか
怖い思いをして独りぼっちになって
なんで私だけ
今まで我慢してきたものが一気に溢れた
「ちょっ!?なに、どうしたの??!泣かないの〜」
”ポンポン”
頭に感じる暖かい温もり
なぜだかとても安心した
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「落ち着いた? きみ、名前は?」
『苗字、、苗字名前・・・』
「僕は五条悟、よろしくね〜名前」
”五条悟”
怪しすぎる男はそう名乗った
それにしてもいきなり呼び捨てとはなんて馴れ馴れしい。。
まぁいいやもう会う事は無いだろう
いや初対面でこんな恥ずかしい姿を見せてしまった
二度と会いたくはない
「ねぇ、何1人でブツブツ言ってんの?」
”し、しまった声に出してしまっていた‼︎”
『・・・あ、いや、あのさっきはどうも。。それじゃっ・・・‼︎』
「えぇ?!」
ーーータタタタタッ
助けてもらったのにこの態度はないな、と我ながら思う
でもずっと独りぼっちだった私は人と関わることが苦手だ
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”足早っ”
「くくっ・・・不器用な子」
ボソッと呟き五条はその不器用な子の後ろ姿を
見えなくなるまで見つめていた。