最 強 ✖︎ 最 強
名前
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呪力について少し理解できただけで全然違う
以前とは全く違う事が自分でもはっきりわかる
「名前、なんか最近急激に成長してんじゃん
ちゃんと呪力籠められてるし」
「しゃけしゃけ‼︎」
『ありがとうございます‼︎
この前五条先生に指導してもらって少しだけコツが分かったんです』
「あのバカも一応教師だな」
「こんぶ!」
「バカって僕のこと〜?」
「あ、バカが来たよ」
「バカが来たな」
「ツナマヨ」
『否めませんね』
「ちょっと酷くない〜?GTGに向かって」
「悟また任務か?」
「そ、ほんと忙しすぎて参るよ〜
・・・じゃ名前行くよ〜」
『へ?!』
「今日はきみの任務デビューでーす‼︎‼︎」
『えぇ?!でも私まだ・・・・』
「名前、自信持て。大丈夫だよ」
「悟も一緒だしな」
「しゃけ!」
「そっ僕が一緒なんだから安心しなよ」
『・・・うん』
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遂に私が任務へ行かせてもらえる事になった
不安だけど悟がいるからきっと大丈夫だよね
「今回は学校です。生徒や教師が相次いで行方不明になっているとのことです。」
『行方不明の方達は・・・・?』
「どうだろうね、既に殺されている可能性が高い。
運が良ければどこかに囲われているかもしれないけど
限りなくその可能性は低いよ」
『そんな・・・・』
「名前、呪術師をやってたらこんな事は日常茶飯事だよ。
呪術師として任務に来たいならその現実からは逃げられない。
場合によっては呪詛師、人間を殺さなければいけない事だってある」
『・・・・・うん』
「名前にできる?」
『・・・・やる。決めた事だから』
「そ、本当に頑固だねきみって子は
まっ今回はそんな重い任務じゃないと思うから安心して」
『・・・はい』
私もみんなみたいに・・・・戦いたい。
「着きました」
「お〜いるねぇ〜」
『・・・・・・・』
すごく嫌な感じ
「名前感じるようになったでしょ?これが呪いの気配だよ」
『・・・・すごく嫌な感じ』
「強い呪霊はもっとやばいよ〜
この呪霊の気配はちゃんと覚えといて
近くの呪霊にすぐ気付けるようにね」
『・・・はい!』
「五条さん帳降ろします
”闇より出でて闇より黒くその穢れを禊ぎ祓え”」
『伊地知さんすごい・・・‼︎かっこいいです!』
「い、いえ・・・これぐらいそんな・・・////」
「伊地知あとでマジビンタ」
「えぇーー!!!なぜ・・・・!!」
「名前、僕だってできるからね
伊地知にできて僕にできない事なんかないし」
『・・・・・・はいはい』
”ダメダメ、集中しろ私‼︎‼︎”
「じゃ名前行こうか
僕はそばで見てるから」
『わ、私一人でやるの?!』
「これぐらい楽勝でしょ」
『む・・・・・わかりました五条先生‼︎』
校内に入るまでに数体呪霊がいたが四級程度の呪霊だった
やっと校内の入り口に辿り着き中へ入る
お化けが怖いなんて思わないけど、夜の学校はやはり不気味である
うーーん・・・・気配は感じるのに姿が見えない
行方不明の人たちは無事だろうか・・・・
「名前、集中」
『・・・はい』
この呪霊姿を隠すのがうまいな
気配はわりと感じるんだけどなー
もしかしたら思ってたより等級が上か?
細かく教室を調べながら進んだが姿がない
でも私でもわかるぐらい気配が強くなってきて
さっきの4級呪霊の気配とはまるで違う
『ねぇ、悟・・・・
さっきとは比べ物にならないくらい・・・・』
「そうだね、名前僕から離れないでね」
『ぅ、うん』
「っ!!!
名前後ろ‼︎‼︎」
ーーーーーーーーーゴゴゴゴゴゴっっっ!!!!
『っ‼︎‼︎』
ーーーーーーバァンッッ
「名前‼︎」
『だ、大丈夫っ・・・』
「呪霊(オマエ)
祓う(コロス)」
『・・・・・っ』
悟の一瞬の変化に鳥肌が立った
呪霊に吹き飛ばされ頭を強打した私は
意識が朦朧としていた
視界が霞んでいく中でもなぜかはっきりと悟の姿を把握できる
悟は体術だけであっさりと呪霊を祓った
なんだかとても時間が経っているような気がしたが
実際には数秒の出来事だっただろう
「・・・名前‼︎」
『・・・・ごめ・・・。
何も・・・できなかっ・・・た・・。』
「・・・くそ・・。俺がそばにいたのに」
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「硝子、名前を頼む」
「出血が酷いな、早くそこへ」
伊地知に任せようかと思ったけど僕の方が早いと思って
すぐに名前を硝子のところに連れてきた
「僕、まだやる事あるから。
名前に事絶対助けろよ」
「助けるよ、誰に言ってんの」
名前を届けて僕はすぐあの学校へ戻った
さっき祓った奴はザコすぎるしまだ他に気配がある
あんなザコに名前をやられるなんてあり得ない
油断した僕の責任だ
クソッ
絶対祓う(コロス)跡形も無く祓ってやるよ(コロシテヤルヨ)
「お前」
”ちっ・・・こいつ人間喰ってやがる”
”ニヒィ”
「ずいぶん楽しそうだな」
”・・・・‼︎”
「ククク、逃げるなよ
・・・・傷付くだろ?」
”ヒィッ・・・・”
「・・・シネ
術式反転『赫』」
”・・・・・・っ‼︎‼︎”
ーーーーーーーーーーゴゴゴゴゴォッ‼︎‼︎
「・・・・・・・・・?!五条さんの術式?
え、そんな強い呪霊が・・・・・?!」
「伊地知〜帰るよ」
「ごっ五条さん‼︎だ、大丈夫でしたか?」
「何が」
「い、今・・・・」
「ん、あー少しムカついちゃってやりすぎただけ
ただのザコだったよ」
「え、あ、はぁ・・・・(や、やりすぎでしょう・・・)
あ、あの苗字さんは・・・?」
「さっき硝子んとこに連れてった」
「えぇぇ?!」
「いいから伊地知早く行って」
「は、はい・・・」
”なんでこんなに機嫌悪いんですか・・・はぁ”
名前の怪我は出血が酷かったが大丈夫だろう
それにすぐに硝子が治してる
名前には悪いけど、今の名前じゃ人間が喰われてるとこなんて見たら
それこそどうなるかわからない
不幸中の幸い・・・・
いや言い訳だな
名前ごめん、一番傷付けたくなかったのに
こうもあっさり傷付けてしまった
何が最強だ
笑えてくるよ
もう名前を任務には行かせたくない
行かせたくねーな・・・・・。