最 強 ✖︎ 最 強
名前
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「硝子」
「なんだ五条か」
「名前ならいないぞ」
「知ってるよ」
「どうやって名前の事たぶらかしたんだ?」
「ちょっと酷い言われようだね〜」
「夏油の事・・・・「あ、やっぱり?」
「・・・・名前は大丈夫か?」
「大丈夫だよ、僕たちは大丈夫」
「そうか、ならいい」
「ありがと硝子」
「別にあんたの為じゃないしな
そういえば」
「ん?」
「名前は他人のことは治せるが自分のことは治せないみたいだな」
「え?」
「多分まだ呪力の使い方を理解し切れてないんだよ
他人を治せるのは誰かの役に立ちたいって言う気持ちが強くて
ほぼほぼ自然にできてしまっているって感じかな。
見てる感じだと名前が触れるだけでだいたい回復するね」
「・・・ふーん。他人にも肉親にも傷付けられてきたのに
それでもあの子は他人のことばっかりか、優しすぎるよね。
他人のこと優先なの悠仁とそっくりだ。」
「そうだな、いい子たちだ
五条、死ぬ気で守れよ」
「僕を誰だと思ってるの」
僕は自分の事しか治せない
名前は他人の事しか治せない・・・・か。
なんて悲報だ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「名前っ」
『・・・・悟?
悟が任務に行ってないの珍しいね』
「ね、久しぶりにやる?」
『???』
『よろしくお願いします‼︎』
「さっどこからでもかかってきなさい」
久しぶりに訓練に付き合ってもらえる事になった
「ほらもっと呪力籠めて。
そんなんじゃ雑魚も祓えないよ」
『・・・・はいっ』
”呪力・・・・呪力の源は負の感情”
「・・・・お」
『・・・・っ!!!!!』
ーーーーーーーーーパシンっ
「うん、全然よくなったね
今はちゃんと篭ってたよ、呪力」
『・・・やった・・・・・。』
「そうねー、映画鑑賞の訓練を思い出そうか。
前に教えた通り、呪力の源は負の感情。」
『はい』
「皆わずかな感情の火種から術力を捻出する訓練をしてるんだ。
その訓練方法の一つがいつもの映画鑑賞ね。
今のはさ、名前が今まで感じてきた怒りや恐怖を思い出し
呪力を籠めてたでしょ?」
『・・・・うん』
「今のままだとかなり呪力を無駄に使ってしまう。
わずかな感情の火種から術力を捻出する訓練をする事で、
逆に感情が大きく触れた時、呪力の無駄遣いをしなくて済む様になるんだ」
『なるほど・・・・なんかわかった気がする』
「きみは飲み込みが早いからね」
『こんなに詳しく聞いたの初めてなんだけど・・・・』
「・・・・へ?言ってなかったっけ?」
『聞いてないっ‼︎』
「ごめんごめん」
”本当はこんなに詳しく教えるつもりなかったからね
でも今は状況が変わった”
「じゃあ続けようか」
『はい‼︎』
教えてもらった事を意識しながら訓練を続ける
悟との訓練でこんなにガッツリ指導して貰ったのは初めてだ
いつもより少し厳しい、でも私は嬉しかった
「ほら、もう終わり?僕にまだ触れられてもないよ?」
『・・・はぁ・・・・はぁ・・はぁ』
わかってはいたけど、悟と私には天と地の差がある
最後の力を振り絞って悟に向かっていく
『・・・・・ぁっ‼︎‼︎』
ーーーーーーーードテンっ
「名前‼︎大丈夫!?」
『いたぁ〜・・・・大丈夫。擦り傷だよ』
「今日はこれで終わりにしようか。」
”名前は自分を治せない・・・・”
「名前、その傷治して見てよ」
『・・・・え?』
「反転術式は自分の事も治せるはずなんだ」
『うん・・・・』
他の人を治す時みたいに自身の傷に触れてみる
『・・・うーん
ダメみたい。ごめんね』
「謝る事ないよ、硝子んとこ行こうか」
『こんな傷大丈夫だよ、悟は心配しすぎ』
「ごめん、少し厳しくしすぎたね。傷痕残らないといいな・・・」
『私嬉しかったよ、今日は本当にありがとう‼︎
もっと強くなるから、ちゃんと見ててね』
「わかった、好きだよ名前」
『私も、、、大好き』
名前が自分を治せない以上
少しでも強くなって自分を守ってほしい
もちろん僕が絶対守るけど
僕が傍にいてやれない事もザラにあるから